2012/02/23(木) - 11:00
美ら島オキナワセンチュリーランに新設されたまぁさんスイーツコースを紹介しよう。エイドステーションでは紅いもタルトやちんすこうなど、沖縄の美味しいスイーツが楽しめるという、なんともお気楽&グルメなライドだ。
1月15日に行われた美ら島オキナワセンチュリーラン2012。今年で第3回目を迎え「日本一早い桜と、碧い海を走る」をキャッチフレーズに毎年1000以上の参加者を数え、今年は総勢1540名を迎えた一大人気ロングライドイベントだ。昨年、一昨年は160kmコースと100kmコースが設定されていたが、温暖で走りやすい環境と充実したホスピタリティが人気を呼び、この大会でイベントデビューを果たすロングライド初心者の参加が非常に多いのが特長だ。
そんなエントリー層を反映し、第3回目を迎える今年から60kmの「まぁさんスイーツコース」が設定された。「まぁさん」とは沖縄の言葉で「美味しい」という意味。沖縄を拠点とするお菓子メーカーが中心となってスポンサードをし、サイクリングを楽しみながらエイドステーションでまぁさんなお菓子やスイーツを楽しんでしまおうという、ビギナーさんや家族連れで参加するサイクリストにとって、とってもオイシく、美味しいイベントなのだ。
そんないいことづくめのまぁさんスイーツコースには、すでにおなじみ沖縄在住の「シクロワイアード沖縄現地特派員」を名乗る(笑)中村忍さんが大会スタッフとして参加し、その模様を伝えてくれた。中村さんの大会スタッフとして見た「まぁさんスイーツコース」レポートをお届けしましょう!
はいさぁ~~い、みなさん。シクロワイアード沖縄現地特派員の中村忍やいび~ん(です)。
一年の走り初めといったらもちろん、「美ら島センチュリー」に決まりですよね!寒~い本土からひとっ飛びしたらそこは南国、サイクリストには絶好の環境が揃う沖縄ですよっ!
・・・ここだけの話だけど(小さな声で)、沖縄の年中行事で「ムーチー」というのがあって、旧暦の12月8日がこれにあたります(2012年は元旦がムーチーでした)。
このムーチーの頃が沖縄では最も寒いと言われていて、その寒さのことを「ムーチービーサー」と呼んでいます。
一番寒くなる1月でも平均気温は約17℃と、気温の数字だけ見れば、「えーそれで寒いの~?」という突っこみはごもっともなんですが、この時期、曇り空で日差しが遮られた上に北寄りの風が吹くと、南国沖縄のイメージが一変しかねないほどなんですよー。
私のように内地(愛知県)出身でも、沖縄に移り住んで10年近くになると、身体はすっかり南国仕様になってしまい、冬の間はもっぱらローラー台のお世話になっています。え?1月の平均気温が17℃もあるのに、そんなの冬って言わないって?笑
ま~あそうは言ってもやっぱり、着ぶくれするような内地とは違うので、大抵は薄着で過ごせて、寒い寒い内地からやってきたサイクリストにとっては、そりゃぁもう、天国のような環境が揃っているのが、南国・沖縄なんですね~。さぁ~て、毎年スタッフとして参加している私ですが、今年の美ら島オキナワセンチュリーラン2012では新設された60kmのまぁさんスイーツコースを担当しました。
このまぁさんスイーツコースは、走行距離60kmのうち、お菓子やスイーツが楽しめるエイドステーションが3ヶ所あって、それとは別にお昼も用意され、嬉しいことにバイキング形式なんですね~。こりゃぁ参加しがいがあるってもんですよ!あっ、「まぁさん」というのは沖縄の言葉で、「美味しい」という意味なんですよ。
ところで、私が普段使っている携帯はスライド式の古い型で、しかも限りなく持ってるだけに近い状態。そんな私なのに、スタッフが前日に集まって最終打ち合わせをした際に、無線が届かない場合の各車両間の連絡はこれで!と渡されたのがなんとiPhone。。いわゆるスマートフォンってやつですね。
その場で使い慣れている人から教えてもらい、なんとか最低限のことはできるようになったけど、大丈夫かなぁ・・・。そんな一抹の不安を個人的に感じながら大会当日を迎えるのでした。
迎えた大会当日、スタートラインに並んだ方々を見ると、やはり親子での参加が目立ちます。総勢は大体200人ぐらいでしょうか。ゲストの小島よしおさんもスタートラインに並び、9時10分いよいよスタートの時を迎えました。
第1エイドステーションの農民研修センターまでの距離は約20km。エイド間の走行距離が一番長く、比較的長い上り坂が2か所待ち構えています。少々キツいので子供さんや初心者の方々にはちょっと厳しいかも?と多少の懸念はありましたが、みなさん無事にクリアしました。見ているこちらも一安心です。
がんばったご褒美はまーさんなお菓子。定番のバナナはもちろん、チョコ菓子やマンゴー味のマカロンもあるんですよ~。みんないい笑顔で楽しそうですね。
第1エイドを出て、5kmほど走るとすぐに第2エイド。なんともゆるいですね~。このゆるさがビギナー人気の秘訣なんです。こちらでは特製カップケーキや関東で有名なメーカーのクッキーが振舞われました
第2エイドを出ると、雲行きが怪しくなりポツポツ雨が。。と思ったらいきなり本降りに。いかにも沖縄らしい天気ですが、風も出てきて参加者の皆さんのことも心配になってきます。とりあえずお昼休憩地点の読谷村にある「体験王国むら咲むら」でランチをしましょう。
こちらでは炊き込みご飯やチャンプルー、沖縄すば(そば)、とっても甘いパイナップルがバイキング形式でお腹いっぱい食べることができます。
私はスタッフとして、お昼の時間の関係や皆さんの安全を考慮して、最後尾の回収バス&トラックにリタイアする方のピックアップをお願いして昼食場所にてしばし待機したのち、出発です。
昼食会場からわずか4km地点にある、最終エイド&チェックポイントの残波岬公園には沖縄一大きなシーサーがあり、晴れれば灯台からとってもいい景色が望める(有料です)のだけど、この土砂降り雨ではカメラを出すこともできず、写真が撮れませんでした・・・。
ちなみにこのエイドでは沖縄と言えば、の「ちんすうこう」や「紅いもタルト」が味わえました。
残波岬公園からゴールまでは17kmの道のり。隊列に沿ってゴール地点に到着したけど、指示を受けてコースを逆走し、最後尾の方まで戻り、その方に伴走をしてゴールへと飛びこみました。
ゴール後の会場でも豚汁、豚の丸焼きや、金武町の特産「田いもパイ」、ちんすこうなどを頂き、食べまくりの1日となってしまいました。(笑)ちなみに田いもは、水田で育つサトイモの一種なのです。
結局お昼ごろに荒れた天候はその後曇り空となり、全コース含めて事故が起きることも無く、スタッフとしての役目を果たせてホッとしました。何よりも安全が最優先されるスポーツイベントで、救急車出動がゼロというのは今後も継続していきたいですね。参加者の皆さんが安全で楽しく走ることができるようこれまでの経験を今後に生かしていこうと思ってます。
来年は晴天の下で走れるよう今からテルテル坊主を作っておきましょう。来年の走り初めは是非、美ら島オキナワセンチュリーランにめんそ~れ~。
text&photo:Shinobu.Nakamura
edit:So.Isobe
1月15日に行われた美ら島オキナワセンチュリーラン2012。今年で第3回目を迎え「日本一早い桜と、碧い海を走る」をキャッチフレーズに毎年1000以上の参加者を数え、今年は総勢1540名を迎えた一大人気ロングライドイベントだ。昨年、一昨年は160kmコースと100kmコースが設定されていたが、温暖で走りやすい環境と充実したホスピタリティが人気を呼び、この大会でイベントデビューを果たすロングライド初心者の参加が非常に多いのが特長だ。
そんなエントリー層を反映し、第3回目を迎える今年から60kmの「まぁさんスイーツコース」が設定された。「まぁさん」とは沖縄の言葉で「美味しい」という意味。沖縄を拠点とするお菓子メーカーが中心となってスポンサードをし、サイクリングを楽しみながらエイドステーションでまぁさんなお菓子やスイーツを楽しんでしまおうという、ビギナーさんや家族連れで参加するサイクリストにとって、とってもオイシく、美味しいイベントなのだ。
そんないいことづくめのまぁさんスイーツコースには、すでにおなじみ沖縄在住の「シクロワイアード沖縄現地特派員」を名乗る(笑)中村忍さんが大会スタッフとして参加し、その模様を伝えてくれた。中村さんの大会スタッフとして見た「まぁさんスイーツコース」レポートをお届けしましょう!
はいさぁ~~い、みなさん。シクロワイアード沖縄現地特派員の中村忍やいび~ん(です)。
一年の走り初めといったらもちろん、「美ら島センチュリー」に決まりですよね!寒~い本土からひとっ飛びしたらそこは南国、サイクリストには絶好の環境が揃う沖縄ですよっ!
・・・ここだけの話だけど(小さな声で)、沖縄の年中行事で「ムーチー」というのがあって、旧暦の12月8日がこれにあたります(2012年は元旦がムーチーでした)。
このムーチーの頃が沖縄では最も寒いと言われていて、その寒さのことを「ムーチービーサー」と呼んでいます。
一番寒くなる1月でも平均気温は約17℃と、気温の数字だけ見れば、「えーそれで寒いの~?」という突っこみはごもっともなんですが、この時期、曇り空で日差しが遮られた上に北寄りの風が吹くと、南国沖縄のイメージが一変しかねないほどなんですよー。
私のように内地(愛知県)出身でも、沖縄に移り住んで10年近くになると、身体はすっかり南国仕様になってしまい、冬の間はもっぱらローラー台のお世話になっています。え?1月の平均気温が17℃もあるのに、そんなの冬って言わないって?笑
ま~あそうは言ってもやっぱり、着ぶくれするような内地とは違うので、大抵は薄着で過ごせて、寒い寒い内地からやってきたサイクリストにとっては、そりゃぁもう、天国のような環境が揃っているのが、南国・沖縄なんですね~。さぁ~て、毎年スタッフとして参加している私ですが、今年の美ら島オキナワセンチュリーラン2012では新設された60kmのまぁさんスイーツコースを担当しました。
このまぁさんスイーツコースは、走行距離60kmのうち、お菓子やスイーツが楽しめるエイドステーションが3ヶ所あって、それとは別にお昼も用意され、嬉しいことにバイキング形式なんですね~。こりゃぁ参加しがいがあるってもんですよ!あっ、「まぁさん」というのは沖縄の言葉で、「美味しい」という意味なんですよ。
ところで、私が普段使っている携帯はスライド式の古い型で、しかも限りなく持ってるだけに近い状態。そんな私なのに、スタッフが前日に集まって最終打ち合わせをした際に、無線が届かない場合の各車両間の連絡はこれで!と渡されたのがなんとiPhone。。いわゆるスマートフォンってやつですね。
その場で使い慣れている人から教えてもらい、なんとか最低限のことはできるようになったけど、大丈夫かなぁ・・・。そんな一抹の不安を個人的に感じながら大会当日を迎えるのでした。
迎えた大会当日、スタートラインに並んだ方々を見ると、やはり親子での参加が目立ちます。総勢は大体200人ぐらいでしょうか。ゲストの小島よしおさんもスタートラインに並び、9時10分いよいよスタートの時を迎えました。
第1エイドステーションの農民研修センターまでの距離は約20km。エイド間の走行距離が一番長く、比較的長い上り坂が2か所待ち構えています。少々キツいので子供さんや初心者の方々にはちょっと厳しいかも?と多少の懸念はありましたが、みなさん無事にクリアしました。見ているこちらも一安心です。
がんばったご褒美はまーさんなお菓子。定番のバナナはもちろん、チョコ菓子やマンゴー味のマカロンもあるんですよ~。みんないい笑顔で楽しそうですね。
第1エイドを出て、5kmほど走るとすぐに第2エイド。なんともゆるいですね~。このゆるさがビギナー人気の秘訣なんです。こちらでは特製カップケーキや関東で有名なメーカーのクッキーが振舞われました
第2エイドを出ると、雲行きが怪しくなりポツポツ雨が。。と思ったらいきなり本降りに。いかにも沖縄らしい天気ですが、風も出てきて参加者の皆さんのことも心配になってきます。とりあえずお昼休憩地点の読谷村にある「体験王国むら咲むら」でランチをしましょう。
こちらでは炊き込みご飯やチャンプルー、沖縄すば(そば)、とっても甘いパイナップルがバイキング形式でお腹いっぱい食べることができます。
私はスタッフとして、お昼の時間の関係や皆さんの安全を考慮して、最後尾の回収バス&トラックにリタイアする方のピックアップをお願いして昼食場所にてしばし待機したのち、出発です。
昼食会場からわずか4km地点にある、最終エイド&チェックポイントの残波岬公園には沖縄一大きなシーサーがあり、晴れれば灯台からとってもいい景色が望める(有料です)のだけど、この土砂降り雨ではカメラを出すこともできず、写真が撮れませんでした・・・。
ちなみにこのエイドでは沖縄と言えば、の「ちんすうこう」や「紅いもタルト」が味わえました。
残波岬公園からゴールまでは17kmの道のり。隊列に沿ってゴール地点に到着したけど、指示を受けてコースを逆走し、最後尾の方まで戻り、その方に伴走をしてゴールへと飛びこみました。
ゴール後の会場でも豚汁、豚の丸焼きや、金武町の特産「田いもパイ」、ちんすこうなどを頂き、食べまくりの1日となってしまいました。(笑)ちなみに田いもは、水田で育つサトイモの一種なのです。
結局お昼ごろに荒れた天候はその後曇り空となり、全コース含めて事故が起きることも無く、スタッフとしての役目を果たせてホッとしました。何よりも安全が最優先されるスポーツイベントで、救急車出動がゼロというのは今後も継続していきたいですね。参加者の皆さんが安全で楽しく走ることができるようこれまでの経験を今後に生かしていこうと思ってます。
来年は晴天の下で走れるよう今からテルテル坊主を作っておきましょう。来年の走り初めは是非、美ら島オキナワセンチュリーランにめんそ~れ~。
text&photo:Shinobu.Nakamura
edit:So.Isobe
Amazon.co.jp