2011/12/27(火) - 09:00
日中暖かな太陽に恵まれた12月17日、埼玉県東松山市の武蔵丘陵森林公園内にある専用サイクリングコースにて、「シクロ4hエンデューロ<ソロ>」が開催された。昨年までと変わり、今年はソロ(単独参加)に的を絞った大会となり、180名超の参加者を呼び込むアットホームなイベントとなった。
今大会で3回目の開催を数える「シクロ4hエンデューロ」はアットホームな雰囲気と、ビギナーでも安心して参加できる充実のサポート体制で、毎回人気を博しているエンデューロ(耐久)イベントだ。
チップ計測なども行われるが、基本的に周回数のカウントのみで順位は付けず、どちらかと云うとレースというより、練習会の延長といった雰囲気である。
主催は浅田顕監督率いるシクリズムジャポンで、新城幸也選手や宮澤崇史選手の出身チーム、エキップアサダの育成チーム「エカーズ」や地元クラブチームの選手がセキュリティーライダーとして走るので初心者でも安心して参加できる。加えて今回はスペシャルゲストとして、Jツアー総合優勝を果たしたシマノレーシング所属の畑中祐介選手が参加した。シクロワイアード編集部からは、メタボ会長と編集長そして私の3人が実走取材にお邪魔させていただくこととなった。
今回は4時間の個人ソロのみのシンプルな内容となっているため受付時間は9時、レース出走時間は10:45からと、朝に余裕を持てるゆったりとしたタイムスケジュールとなっているのもホビーレーサーには嬉しい点だ。
会場となるコースは実業団のタイムトライアルが行われることでも有名な、武蔵丘陵森林公園内にある1周約4kmのサイクリング専用道路。コーナーと緩やかなアップダウンがずっと続くテクニカルなコースだが、走り心地抜群の路面状態が維持され、初心者でも安心して走行することができる。
今回の参加人数は200名以下に制限された。もっと大人数でも走れそうな印象を受けたが、安全を最優先して、あえて少人数で開催している点は、やはりサイクリングエキスパート、アキップアサダ主催のイベントである。
当日は晴天となりながらも、気温が上がらず北風も吹きつけて非常に寒い天気。日向は太陽が照らしてくれるのでいくぶんか暖かいが、日陰で休んでいると震えが止まらないほど。しかし一旦スタートしてしまえば、コース全体に立ち並ぶ木々が北風も防いでくれ、寒さを感じることなほとんどなかった。
落車などの危険を回避するため、3つのグループに分けられて順次スタートが切られる。各グループ先頭はセキュリティーライダーがペースコントロールに入ってくれる。私が入った先頭グループは畑中選手とアイカワショウ選手、そしてエカーズの選手がかわるがわる先頭でペースを維持してくれたので、集団が詰まって落車が起きそうな場面も無く、とても安全に(かなり速いですが)走行することができた。
テクニカルコーナーでプロ選手のライン取りもちゃっかり勉強できてしまうのも、豪華ライダーが揃うこの大会ならではであるといえよう。
使用されたコースは、国営の森林公園内とあって非常に整備が行きとどいた印象を受ける。かなり角度のキツいテクニカルなコーナーもコース中に存在するが、路面状態が非常に良いのでバイクの傾きを深くとっても余裕を持つことができる。
私はこのコースを走行するのが初めてだったが、実際に集団で高速コーナーをシュパッと抜けていく感覚はとても爽快な気分を味わうことができ、林間のサイクリングコースというよりもサーキットを走行しているような気分を味わえた。
メイン会場では毎回好評の無料豚汁コーナーが今年も登場し、途中休憩を入れるライダーで大人気。私も一杯頂いたが、寒い中でハフハフしながら食べる、具だくさんの豚汁は身も心も暖まるおいしさだった。
イベント途中にはトークショーも開催された。先日サイクルライフ・ナビゲーター絹代さんとの結婚を発表したばかりで、イベント開催時点では、挙式を6日後に控えていた畑中選手には、知り合った経緯や挙式についてなどアイカワショウさんや参加者からの質問が集中。畑中選手の軽快なノリツッコミを交えてのトークで会場を爆笑の渦に巻き込んでいた。
そんなのんびりした雰囲気の中進んだエンデューロも、あっという間に4時間が経過し、ライダーが続々とゴールゲートをくぐってくる。ガシガシ走った本気ライダーも、マイペースで楽しんだ人も、みなさんの表情にはソロで4時間走りきったという充実感と達成感があらわれていた。
そしてゴール後に開催されるのは、皆さんお待ちかねジャンケン大会。送られるのは畑中選手が「倉庫からたくさん持ってきちゃった」という、シマノレーシングのサコッシュやジャージなど、プレミア感満点の豪華賞品たち。最後には畑中選手へ結婚祝いの花束がプレゼントされるサプライズも行われ、会場は大きく盛り上がりを見せた。
冬場れの中、終始アットホームな雰囲気の中で開催された笑顔がいっぱいのエンデューロイベントだった。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
edit:Kenji.Degawa
今大会で3回目の開催を数える「シクロ4hエンデューロ」はアットホームな雰囲気と、ビギナーでも安心して参加できる充実のサポート体制で、毎回人気を博しているエンデューロ(耐久)イベントだ。
チップ計測なども行われるが、基本的に周回数のカウントのみで順位は付けず、どちらかと云うとレースというより、練習会の延長といった雰囲気である。
主催は浅田顕監督率いるシクリズムジャポンで、新城幸也選手や宮澤崇史選手の出身チーム、エキップアサダの育成チーム「エカーズ」や地元クラブチームの選手がセキュリティーライダーとして走るので初心者でも安心して参加できる。加えて今回はスペシャルゲストとして、Jツアー総合優勝を果たしたシマノレーシング所属の畑中祐介選手が参加した。シクロワイアード編集部からは、メタボ会長と編集長そして私の3人が実走取材にお邪魔させていただくこととなった。
今回は4時間の個人ソロのみのシンプルな内容となっているため受付時間は9時、レース出走時間は10:45からと、朝に余裕を持てるゆったりとしたタイムスケジュールとなっているのもホビーレーサーには嬉しい点だ。
会場となるコースは実業団のタイムトライアルが行われることでも有名な、武蔵丘陵森林公園内にある1周約4kmのサイクリング専用道路。コーナーと緩やかなアップダウンがずっと続くテクニカルなコースだが、走り心地抜群の路面状態が維持され、初心者でも安心して走行することができる。
今回の参加人数は200名以下に制限された。もっと大人数でも走れそうな印象を受けたが、安全を最優先して、あえて少人数で開催している点は、やはりサイクリングエキスパート、アキップアサダ主催のイベントである。
当日は晴天となりながらも、気温が上がらず北風も吹きつけて非常に寒い天気。日向は太陽が照らしてくれるのでいくぶんか暖かいが、日陰で休んでいると震えが止まらないほど。しかし一旦スタートしてしまえば、コース全体に立ち並ぶ木々が北風も防いでくれ、寒さを感じることなほとんどなかった。
落車などの危険を回避するため、3つのグループに分けられて順次スタートが切られる。各グループ先頭はセキュリティーライダーがペースコントロールに入ってくれる。私が入った先頭グループは畑中選手とアイカワショウ選手、そしてエカーズの選手がかわるがわる先頭でペースを維持してくれたので、集団が詰まって落車が起きそうな場面も無く、とても安全に(かなり速いですが)走行することができた。
テクニカルコーナーでプロ選手のライン取りもちゃっかり勉強できてしまうのも、豪華ライダーが揃うこの大会ならではであるといえよう。
使用されたコースは、国営の森林公園内とあって非常に整備が行きとどいた印象を受ける。かなり角度のキツいテクニカルなコーナーもコース中に存在するが、路面状態が非常に良いのでバイクの傾きを深くとっても余裕を持つことができる。
私はこのコースを走行するのが初めてだったが、実際に集団で高速コーナーをシュパッと抜けていく感覚はとても爽快な気分を味わうことができ、林間のサイクリングコースというよりもサーキットを走行しているような気分を味わえた。
メイン会場では毎回好評の無料豚汁コーナーが今年も登場し、途中休憩を入れるライダーで大人気。私も一杯頂いたが、寒い中でハフハフしながら食べる、具だくさんの豚汁は身も心も暖まるおいしさだった。
イベント途中にはトークショーも開催された。先日サイクルライフ・ナビゲーター絹代さんとの結婚を発表したばかりで、イベント開催時点では、挙式を6日後に控えていた畑中選手には、知り合った経緯や挙式についてなどアイカワショウさんや参加者からの質問が集中。畑中選手の軽快なノリツッコミを交えてのトークで会場を爆笑の渦に巻き込んでいた。
そんなのんびりした雰囲気の中進んだエンデューロも、あっという間に4時間が経過し、ライダーが続々とゴールゲートをくぐってくる。ガシガシ走った本気ライダーも、マイペースで楽しんだ人も、みなさんの表情にはソロで4時間走りきったという充実感と達成感があらわれていた。
そしてゴール後に開催されるのは、皆さんお待ちかねジャンケン大会。送られるのは畑中選手が「倉庫からたくさん持ってきちゃった」という、シマノレーシングのサコッシュやジャージなど、プレミア感満点の豪華賞品たち。最後には畑中選手へ結婚祝いの花束がプレゼントされるサプライズも行われ、会場は大きく盛り上がりを見せた。
冬場れの中、終始アットホームな雰囲気の中で開催された笑顔がいっぱいのエンデューロイベントだった。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
edit:Kenji.Degawa
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