奈良県サイクリング協会が主催イベントを対象に、参加者の走行距離に応じた金額を震災の義援金として寄付するチャリティー「Ride-Aid Japan 」を開始する。寄付金はおもに参加費のなかから拠出される。
布目サイクルフェスタやグランフォント吉野などをはじめ、今後開催されるイベントが対象になる。また、各種自転車ツアーを企画するサイクリングツアーズジャパンの全ツアーもこのプロジェクトの対象となる。

また、奈良県サイクリング協会では、この運動を全国に広めたいとして、各イベント主催者に向けてプロジェクトへの参加も呼びかけている。

以下奈良県サイクリング協会からの案内で紹介する。


Ride-Aid Japan 2011

ふみだそう!ペダル。支援の輪
自転車に乗って、東北を応援しよう!


ごく普通の毎日を失っている人たちが、たくさんいます。
走って走って、少しでも、彼らの力になることができれば……。
Ride-Aid Japan 2011。奈良から、日本中へ、そして世界中へ。


NCA主催の各種イベントにご参加いただいた、みなさまの参加費の中から、走行キロ数に応じた一定金額を、東北地方太平洋沖地震の被災者の義援金として、日本赤十字社を通じて寄付させていただくことにいたしました。
参加者のみなさまに追加のご負担をお願いするものではなく、みなさまからいただいた参加費の中から拠出する義援金です。みなさまの走行距離が増えれば、義援金がアップする仕組みです。

※同時に募金活動も実施しております。みなさまのご協力をお願いいたします。


各イベント主催者の皆様へ
Ride-Aid Japan 2011 プロジェクト 参加のお誘い


日本中、世界中のさまざまな自転車団体のみなさま、このプロジェクトに参加しませんか?

■コンセプト
「自転車に乗ることで、何らかの形で募金をして、東北を元気にする」
ただ被災者の方々に遠慮してじっと自粛するのではなく、青空のもと、自転車に乗るという行動を伴って、それをすることで、募金する側の人間も、被災者も元気になろう!!
■募金の方法
距離ごとの金額は、各イベントの主催者が自由にお決めください。
■手段
各イベントの主催者が供出する方法、または参加者が直接募金をする方法をお選びください。
■募金先
日本赤十字社や各種団体は、各イベントの主催者が自由にお決めください。


奈良県サイクリング協会副理事長 杉野耕造さんのコメント

「ご存知のような東日本大震災により、被災地の方は大変な事になっています。何か出来ることはないか?すべての人が考えています。
阪神淡路地震の体験者として、自転車にかかわる人間として、サイクリストが自転車に乗る事によって、東北を応援する方法がないか?と考え、Ride-Aid Japan 2011という運動を始めました。

まだまだ不完全なもので、走りながら体制を整えるしかありません。とにかく、出来るだけ多くの自転車にかかわる人々が、自転車を楽しむことを「後ろめたい」と感じないで、自粛するのではなく積極的にイベントに参加することで、少しでも貢献できる仕組みづくりを目指します。

出来るだけ多くの人に、この運動を知っていただき、参加していただきたいと存じますので、ご協力をよろしくお願いいたします」。

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