2020/03/10(火) - 14:57
「今年はE-BIKEにも力を入れていきますので、E-BIKEの魅力を皆さんにお届けするアイデア出しをお願いします。」年初の編集会議で編集長から方針が告げられたが、今の私には何のアイデアもない。なぜなら編集部にはE-BIKEが1台も無いからだ。
まるで現況が把握できていない編集長の無茶振りに応えるべく、私が選択したお手軽案は「メタボ会長のプライベートライドに同伴する」という見事な手抜き案だ。あれほど坂嫌いだった会長が、セラフを手に入れてからは様々な峠を走破している事は小耳に挟んではいた。
会長のセラフと一緒に走れば、よりE-BIKEの良さや魅力が理解できることは間違いない。E-BIKEならではのメリットや不満点を皆さんにお伝えするには、これほどお手軽な方法はない。と云う事で、メタボ会長のプライベートライドに同行してきました。
武蔵五日市駅前から出発だ
今日のサイクリングの舞台は、東京都で最もメジャーなヒルクライムポイント”都民の森”。関東のロードバイク乗りであれば知らぬ者はいないとさえ言われる素敵なコースだ。都民の森は初心者でも頑張ればクリアできる程度の斜度で、距離はあるもののキツ過ぎないレイアウトとなっている。
私自身、ここ最近はとんとご無沙汰しているものの、走り込んでいた時期は毎週のように訪れタイムを計測していたコースである。スタート地点の橘橋交差点は親の顔より見たことが多いし、今は亡き奥多摩周遊道路のゲートは編集部のドアよりくぐった回数が多い。どこの区間がキツく、どこで脚を溜めるべきか、全て知り尽くしたホームコースだ。
都民の森の入り口となる橘橋の交差点
そういう意味では妙である。平坦区間も多い序盤から中盤区間は、お世辞にもE-BIKE向きとは言えないのだから。これは何か裏があるに違いない。訝しんだ私は保険を掛けることに。つまり、もう一人編集部員を連れていくことにしたのだ。白羽の矢が立ったのは、編集会議で気配を消していたヘタレことフジワラだ。
スタートしたのは武蔵五日市駅横の駐車場から。アップダウンを繰り返しつつ、徐々に標高を上げていく。黒茶屋のY字路を右へ進み、最終コンビニとなる戸倉のセブンイレブンを過ぎたら、一気に景色が森の中へと切り替わる。マイナスイオンたっぷりの景色の中を、セラフにまたがる会長を先頭に、長年の愛車であるリドレーに乗るフジワラ、そして私と続く。
橘橋から秋川渓谷を望む
橘橋の交差点 この周辺には滝が沢山あるのだ
”檜原村役場”を通り過ぎ”橘橋”の交差点を左折すると、昨年の台風19号の爪痕がまだまだ残っているようで、所々道が崩落して付け替えられている箇所や工事中の箇所が散見される。自然の力強さに畏怖を抱きつつ、サイクリングは土木作業に従事する皆さんに支えられた趣味なのだと実感する。
斜度が緩くなると、後ろからジャーッという大きなラチェット音が聞こえてくる。25km/hが近づくとアシストが少なくなるE-BIKEのペースに痺れを切らしたフジワラだ。まごうことなきあおり運転である。幸いなことに自分が間にいるため、会長の耳には入っていないようで一安心。
土砂崩れで完全に通れなくなった側道も
奥多摩と上野原方面の分かれ道となる上川乗の交差点
しかし、こういった場合は適度に足を回してラチェット音を鳴らさないよう努めるのが”接待ライド”の基本であることはサイクリングマナー講師として彼を再教育しなければいけないようだ。
ヒヤヒヤしつつ、奥多摩方面と上野原方面への分岐となる”上川乗”の交差点へ到着。ここからが本格的な登りとなるが、ここまでのペースで不満を募らせていたのかフジワラが先頭へ出る。なかなか軽やかなペダリングで進んでいくが、後ろから「もうちょっとペース上げられないか?」という声が飛んでくる。
すいとん、って食べたことないんですよね。あります?
山小屋の前を通り過ぎていく いつの間にやら休業中
「チッ!、わかりましたぁ~」と、とあるスノボ選手のような何か聞こえてはいけない音が混じった返事を吐きつつ、会長の業務命令に応えて一段ギアを上げるフジワラ。だが、もともとかなりいいペースだったところへ更に鞭を入れたことによって、一気に疲労が溜まってしまったようだ。
春になれば枝垂れ桜が美しく咲く”人里(へんぼり)”のバス停を過ぎる頃には、息も絶え絶えといった様子だ。見るに見かねて私が先頭を代わる。「もっと早く出てきてくださいよ……」と恨みがましい目線を送られるが、あえて気づかないフリをする。
人里の三段坂をクリアしていく これぐらいのペースでどうだ?とばかりに会長が前に出るシーンも
力尽きてきたフジワラに代わり先頭を引く
そのまま千切れてラクになろうとしたフジワラだが、後ろに控えていた会長によって二番手へと押し戻されている。「大丈夫か?押してやろうか?」と自分が出した業務命令で部下を一人瀕死に追いやった負い目があるのだろうか、それともE-BIKEのパワーのおかげか(おそらく後者だが)、勾配のキツイ区間でオヤジがフジワラをプッシュしている。この世の何よりも登坂が苦手だった以前のメタボ会長を知るものには信じられない光景だ。
しかし、その心遣いによってフジワラは千切れることも許されず、限界ギリギリのペースをキープして走り続けざるを得ない”無間地獄”のような状況へ叩き込まれていることに、当の会長は気づいていないようだ。
大きなこけしが見守ってくれるかんづくり荘の前を通過
「これだから、誰かと一緒に走るのは嫌なんだよ…。好きなペースで走らせてくれよ…。」とナチュラルボーンピュアぼっちサイクリストことフジワラが毒づく。一方、彼を千切らないようにとペースを合わせることで、余裕が出来た私としては最高の状況だ。「大丈夫?」と弾除けとなったフジワラを気遣う素振りを見せつつ、内心でほくそ笑むのであった。
その後も快調に登坂をこなし、間もなく数馬の湯に差し掛かろうという時、急に後ろから「お~い!ちょっと、ストップー!」という声が。なんの変哲もない区間なので、すわトラブルか?と思いつつ停車する。「パンクですか?」と心配し声を掛けると、「せっかくだから龍神の滝に寄ってこうぜぇ!」と返ってくる。
途中の数馬にはヘリポートがある
このヘリポートでお世話になることが無いように安全に走るんだぞ!とメタボ会長
滝?龍神?トラブル?何の事か全く理解できない私が「コース変更ですか?今日は都民の森には行かないんですか?」と尋ねると、怪訝な表情を浮かべたオヤジから「何言ってるんだよ?ここの駐車場の下が龍神の滝だよ!まさか知らなかったのか?」と何故か怒られてしまうのであった。
そこはかとなく不条理なものを感じるが、知らないことは事実。なんなら通勤ルートよりも通った回数が多い可能性のあるホームコースであるが、こんなところに滝があるとは露知らず。記憶を掘り返してもサイコンの画面と前走者のハブのロゴくらいしか思い出がないことに気づく。
結構厳しい斜度の階段を下りる「滑らないかな?」と先輩を期待の目で見るフジワラ
自分の記憶の殺風景さに衝撃を受けつつ「し、知らない子ですね……」と意味不明な応えを返すと「全て知り尽くしたホームコースじゃないの?今まで何してたんだい?これなら俺の方が詳しいんじゃね?」と嫌味が飛んでくる。うるせえ!こちとら遊びで都民の森に来てたんじゃないんだよ!景色よりタイム、名所よりも斜度の変化が重要なんだよ!
内心で毒づきながら自転車を止め、すたこらと階段を下りていくメタボ会長の後を追う。ロード用シューズを履いてきたことを後悔するような斜度の階段を降りると、澄んだ流れの川とそこに流れ込む滝が見えてきた。
綺麗な川にかかる橋を渡ると
結構な迫力の滝が登場 これが龍神の滝です
「どうだ!素敵な場所だろ?本当に知らなかったのか?」ともはや純粋な疑問といった風に何度もメタボ会長は聞いてくるが、知らなかったものは知らなかったのである。こっそりフジワラに「ここに滝があるって知ってた?」と尋ねてみると「いえ、知りませんでした。こんな素敵な風景を素通りしてたなんて情けなくなりますね。」と軟弱なことを言い始める始末だ。
どうしたフジワラ!俺たちのポリシーを忘れちまったのか!景色を見てる暇があるならサイコンを見るべし!ロードバイクに乗る以上、楽しいなどという感情は邪道であり、苦しさの中にある達成感こそが正義!サイクリングこそはストイックであるべき事を忘れちまったのか!一時的な悦楽に溺れるダメな後輩を見ていると、ただただ情けない限りである。見損なったぞ!
都民の森に登ったことのあるサイクリストにはなじみ深い数馬の湯
ブツクサ言いつつ会長の後ろに続き、九頭竜神社へ。確かにこれまでこの階段を登ることは無かった。
ひとしきりマイナスイオンを堪能した私たちは、再び自転車にまたがって都民の森を目指す。数馬の湯から先は終点の”都民の森”まで平坦区間は現れず、ずっと8%を超える斜度が続く。ここまでにどれだけの脚を残しておけたが勝負の分かれ目だ。気合を入れて走り出す。するとまた「お~い!ちょっと、ストップー!」という気の抜けた声が聞こえてくる。なんなんだよ、もう!!
再びのストップに苛立ちを隠せず「今度は何ですか?」と尋ねると「せっかくだから九頭竜神社にお参りしていこうよ!」とのたまうメタボ会長。雇用主の言うことを聞かざるを得ないのが労働階級の辛いところである。瀕死のフジワラは休憩を挟めて助かったと感じているようだが、ヒルクライムにはリズムというものがあるのだ、そこを崩すのはいかがなものか。
手水舎で手を清める
結構立派な九頭竜神社 ここも初めてです
いつも通り過ぎていた九頭竜神社だが、改めて境内に上がってみると意外な広さ。手水舎で手を清め、参拝。これ以上メタボ会長がわけのわからないことを言い出さないようにと願いつつ、3度自転車にまたがるのであった。
次回も都民の森を目指してサイクリングは続きます。
まるで現況が把握できていない編集長の無茶振りに応えるべく、私が選択したお手軽案は「メタボ会長のプライベートライドに同伴する」という見事な手抜き案だ。あれほど坂嫌いだった会長が、セラフを手に入れてからは様々な峠を走破している事は小耳に挟んではいた。
会長のセラフと一緒に走れば、よりE-BIKEの良さや魅力が理解できることは間違いない。E-BIKEならではのメリットや不満点を皆さんにお伝えするには、これほどお手軽な方法はない。と云う事で、メタボ会長のプライベートライドに同行してきました。
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私自身、ここ最近はとんとご無沙汰しているものの、走り込んでいた時期は毎週のように訪れタイムを計測していたコースである。スタート地点の橘橋交差点は親の顔より見たことが多いし、今は亡き奥多摩周遊道路のゲートは編集部のドアよりくぐった回数が多い。どこの区間がキツく、どこで脚を溜めるべきか、全て知り尽くしたホームコースだ。
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そういう意味では妙である。平坦区間も多い序盤から中盤区間は、お世辞にもE-BIKE向きとは言えないのだから。これは何か裏があるに違いない。訝しんだ私は保険を掛けることに。つまり、もう一人編集部員を連れていくことにしたのだ。白羽の矢が立ったのは、編集会議で気配を消していたヘタレことフジワラだ。
スタートしたのは武蔵五日市駅横の駐車場から。アップダウンを繰り返しつつ、徐々に標高を上げていく。黒茶屋のY字路を右へ進み、最終コンビニとなる戸倉のセブンイレブンを過ぎたら、一気に景色が森の中へと切り替わる。マイナスイオンたっぷりの景色の中を、セラフにまたがる会長を先頭に、長年の愛車であるリドレーに乗るフジワラ、そして私と続く。
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”檜原村役場”を通り過ぎ”橘橋”の交差点を左折すると、昨年の台風19号の爪痕がまだまだ残っているようで、所々道が崩落して付け替えられている箇所や工事中の箇所が散見される。自然の力強さに畏怖を抱きつつ、サイクリングは土木作業に従事する皆さんに支えられた趣味なのだと実感する。
斜度が緩くなると、後ろからジャーッという大きなラチェット音が聞こえてくる。25km/hが近づくとアシストが少なくなるE-BIKEのペースに痺れを切らしたフジワラだ。まごうことなきあおり運転である。幸いなことに自分が間にいるため、会長の耳には入っていないようで一安心。
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ヒヤヒヤしつつ、奥多摩方面と上野原方面への分岐となる”上川乗”の交差点へ到着。ここからが本格的な登りとなるが、ここまでのペースで不満を募らせていたのかフジワラが先頭へ出る。なかなか軽やかなペダリングで進んでいくが、後ろから「もうちょっとペース上げられないか?」という声が飛んでくる。
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春になれば枝垂れ桜が美しく咲く”人里(へんぼり)”のバス停を過ぎる頃には、息も絶え絶えといった様子だ。見るに見かねて私が先頭を代わる。「もっと早く出てきてくださいよ……」と恨みがましい目線を送られるが、あえて気づかないフリをする。
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しかし、その心遣いによってフジワラは千切れることも許されず、限界ギリギリのペースをキープして走り続けざるを得ない”無間地獄”のような状況へ叩き込まれていることに、当の会長は気づいていないようだ。
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その後も快調に登坂をこなし、間もなく数馬の湯に差し掛かろうという時、急に後ろから「お~い!ちょっと、ストップー!」という声が。なんの変哲もない区間なので、すわトラブルか?と思いつつ停車する。「パンクですか?」と心配し声を掛けると、「せっかくだから龍神の滝に寄ってこうぜぇ!」と返ってくる。
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滝?龍神?トラブル?何の事か全く理解できない私が「コース変更ですか?今日は都民の森には行かないんですか?」と尋ねると、怪訝な表情を浮かべたオヤジから「何言ってるんだよ?ここの駐車場の下が龍神の滝だよ!まさか知らなかったのか?」と何故か怒られてしまうのであった。
そこはかとなく不条理なものを感じるが、知らないことは事実。なんなら通勤ルートよりも通った回数が多い可能性のあるホームコースであるが、こんなところに滝があるとは露知らず。記憶を掘り返してもサイコンの画面と前走者のハブのロゴくらいしか思い出がないことに気づく。
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内心で毒づきながら自転車を止め、すたこらと階段を下りていくメタボ会長の後を追う。ロード用シューズを履いてきたことを後悔するような斜度の階段を降りると、澄んだ流れの川とそこに流れ込む滝が見えてきた。
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どうしたフジワラ!俺たちのポリシーを忘れちまったのか!景色を見てる暇があるならサイコンを見るべし!ロードバイクに乗る以上、楽しいなどという感情は邪道であり、苦しさの中にある達成感こそが正義!サイクリングこそはストイックであるべき事を忘れちまったのか!一時的な悦楽に溺れるダメな後輩を見ていると、ただただ情けない限りである。見損なったぞ!
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再びのストップに苛立ちを隠せず「今度は何ですか?」と尋ねると「せっかくだから九頭竜神社にお参りしていこうよ!」とのたまうメタボ会長。雇用主の言うことを聞かざるを得ないのが労働階級の辛いところである。瀕死のフジワラは休憩を挟めて助かったと感じているようだが、ヒルクライムにはリズムというものがあるのだ、そこを崩すのはいかがなものか。
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次回も都民の森を目指してサイクリングは続きます。
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