2019/10/15(火) - 15:28
10月6日、山梨県北杜市でグランフォンド八ヶ岳が開催された。記念すべき10回目となる今回からイタリアの「グランフォンドピナレロ」の正式な姉妹大会となり、「グランフォンドピナレロ八ヶ岳」が名称となった。1日目のイベントと上りいっぱいグルメいっぱいのグルメフォンドの模様についてレポートします。
昨年は台風のため中止となり、誰も走ることができなかったこの大会。中止の翌年は集客に苦戦するイベントが多いなか、今年も1,250人ものサイクリストが集まったのはさすがの人気だ。前日から快晴に恵まれ、清里の森のメイン会場は大いに盛り上がった。
初日の土曜日は午後からイベントが盛りだくさんに企画された。音楽堂の屋内ステージでは今中大介さんとエース栗原さんによるコース攻略の説明があり、好評。イタリアのピナレロ本社からは今年もセールスマネージャーのルチアーノ・フサポーリさんが来日。「今まで見てきたグランフォンド大会の中でももっとも良くオーガナイズされた大会がグランフォンド・ピナレロのひとつとなることは本当に嬉しく、誇りに思います」と挨拶。ルチアーノ氏は毎年のように走っているが、他にもピナレロ・タイの皆さん、ちゃりん娘の太郎田水桜さんと詰田朱梨さんらが招かれ、参加者と一緒に走ることに。
トークショーのゲストとしてサイクルショップ・ポジティーボの永井孝樹さんとシクロワイアードより私・綾野がステージに登壇。永井さんは御存知の通りピナレロを駆ったファッサボルトロのメカニックとして活躍した経歴の持ち主。私・綾野も欧州トップレース取材を同年にスタートした同期生のため、話題のドグマF12が登場した今年、過去のジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスにおける初代ドグマの誕生(2003年)から現在に至るまでの活躍の歴史や現場裏話をテーマにした対談を披露させていただいた。
会場のブースではドグマF12を始めたとした数多くの展示車や試乗車のピナレロ2020モデルのバイクが並び、参加者たちの目を楽しませた。本国と同じDOTOUT製の大会公式アパレルのジャージも発売され、好評だった。
コースはグルメフォンド、グランフォンド、メディオフォンドの3種類のコースがあり、グルメフォンドは初日・土曜の開催。日曜は走力に応じてフルかメディオの2つからコースを選ぶことができる。山麓の常として上りと下りがコースのほとんどを占める厳しさは、距離以上のものがある。そして大会の魅力は充実したホスピタリティ。エイドステーションは全部で8か所もあり、八ヶ岳エリアの食材等を使ったグルメが充実しているのが特徴だ。
土曜はグルメフォンド開催 短くても充実感たっぷりのグルメライド
前日の土曜はグルメフォンドが開催。25名ほどの参加者が3つのグループに分かれ、約30kmほどを走る。この日の最高気温は29°と、下界と変わらない夏日となった。この日のグルメのメインはなんと清里の名店ROCK(ロック)のベーコンエッグカレー。イベントの行き帰りに立ち寄りたくてもあまりに人気店のため諦めざるを得ないこともあるROCKのカレーが、ライドイベント中に味わえるのは嬉しい。
カレーのあとは鉄道最高標高地点の野辺山駅前の記念碑や、野辺山シクロクロスの会場にもなっている滝沢牧場を目指して走った。グルメフォンドといえど、このライドも基調は前半が下りで後半が上りの厳しめなコース。30kmとはいえ充実感たっぷり。そして太陽さんさん、青空クッキリの晴天で八ヶ岳のパノラマが楽しめた1日になった。
この日の最年少参加者は小学校4年生。女性参加者や日曜日とのダブル参加の方も多く、距離以上に濃くて美味しいライドを楽しんだようだ。
- 2日目のグランフォンド編レポートへ続く。
photo&text:Makoto.AYANO
昨年は台風のため中止となり、誰も走ることができなかったこの大会。中止の翌年は集客に苦戦するイベントが多いなか、今年も1,250人ものサイクリストが集まったのはさすがの人気だ。前日から快晴に恵まれ、清里の森のメイン会場は大いに盛り上がった。
初日の土曜日は午後からイベントが盛りだくさんに企画された。音楽堂の屋内ステージでは今中大介さんとエース栗原さんによるコース攻略の説明があり、好評。イタリアのピナレロ本社からは今年もセールスマネージャーのルチアーノ・フサポーリさんが来日。「今まで見てきたグランフォンド大会の中でももっとも良くオーガナイズされた大会がグランフォンド・ピナレロのひとつとなることは本当に嬉しく、誇りに思います」と挨拶。ルチアーノ氏は毎年のように走っているが、他にもピナレロ・タイの皆さん、ちゃりん娘の太郎田水桜さんと詰田朱梨さんらが招かれ、参加者と一緒に走ることに。
トークショーのゲストとしてサイクルショップ・ポジティーボの永井孝樹さんとシクロワイアードより私・綾野がステージに登壇。永井さんは御存知の通りピナレロを駆ったファッサボルトロのメカニックとして活躍した経歴の持ち主。私・綾野も欧州トップレース取材を同年にスタートした同期生のため、話題のドグマF12が登場した今年、過去のジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスにおける初代ドグマの誕生(2003年)から現在に至るまでの活躍の歴史や現場裏話をテーマにした対談を披露させていただいた。
会場のブースではドグマF12を始めたとした数多くの展示車や試乗車のピナレロ2020モデルのバイクが並び、参加者たちの目を楽しませた。本国と同じDOTOUT製の大会公式アパレルのジャージも発売され、好評だった。
コースはグルメフォンド、グランフォンド、メディオフォンドの3種類のコースがあり、グルメフォンドは初日・土曜の開催。日曜は走力に応じてフルかメディオの2つからコースを選ぶことができる。山麓の常として上りと下りがコースのほとんどを占める厳しさは、距離以上のものがある。そして大会の魅力は充実したホスピタリティ。エイドステーションは全部で8か所もあり、八ヶ岳エリアの食材等を使ったグルメが充実しているのが特徴だ。
土曜はグルメフォンド開催 短くても充実感たっぷりのグルメライド
前日の土曜はグルメフォンドが開催。25名ほどの参加者が3つのグループに分かれ、約30kmほどを走る。この日の最高気温は29°と、下界と変わらない夏日となった。この日のグルメのメインはなんと清里の名店ROCK(ロック)のベーコンエッグカレー。イベントの行き帰りに立ち寄りたくてもあまりに人気店のため諦めざるを得ないこともあるROCKのカレーが、ライドイベント中に味わえるのは嬉しい。
カレーのあとは鉄道最高標高地点の野辺山駅前の記念碑や、野辺山シクロクロスの会場にもなっている滝沢牧場を目指して走った。グルメフォンドといえど、このライドも基調は前半が下りで後半が上りの厳しめなコース。30kmとはいえ充実感たっぷり。そして太陽さんさん、青空クッキリの晴天で八ヶ岳のパノラマが楽しめた1日になった。
この日の最年少参加者は小学校4年生。女性参加者や日曜日とのダブル参加の方も多く、距離以上に濃くて美味しいライドを楽しんだようだ。
- 2日目のグランフォンド編レポートへ続く。
photo&text:Makoto.AYANO
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