2019/09/12(木) - 12:45
今年オープンした「IKIDANE HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」が主催のライドイベントが8月4日に開催されました。そのイベントのレポートと、サイクリストをターゲットに作られた新しい形のホステル。その全貌をご紹介します。
こんにちは!最近お洒落なサイクルカフェや、ロードバイクで絶景スポットを巡って、インスタ映えする写真を撮るのにはまっている休日サイクリスト林檎蜜紀です。今回は、サイクリストの聖地として知られるしまなみ海道へとやってまいりました。
この度の目的は、しまなみ海道で最も大きな大三島にこの夏出来た注目の新スポット「IKIDANE HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」へ伺うこと。しまなみ海道のちょうど中間地点に位置するサイクリスト向けの宿泊施設で、バリアフリーかつ自転車を持ち込むのも楽ちん、そしてサイクリストの心をくすぐる仕掛けが沢山ありました。
部屋のタイプは3種類あり、シングルタイプ、ツインタイプ(2段ベッド)、相部屋となるドミトリータイプがあります。シングルとツインは部屋の中に自転車を持ち込む事ができ、なんとそれを専用ラックで壁に掛ける事ができるのです。おしゃれな空間に自分の愛車が溶け込み、ベッドからそれを眺める。そんな特別な自転車旅を演出してくれます。やはりこのタイプのお部屋が人気の様です。ご予約はお早めに!
「ドミトリータイプの場合、自転車は外に?」と、ご心配のあなた。安心してください。専用のガレージがあり沢山のサイクルラックが完備されています。夜間はしっかり施錠されており宿泊者専用のカードキーでしか中に入る事はできません。
次に食事です。海外を思わせるお洒落な空間にうっとりしてしまいましたが、このホテルの最大の目玉は地元の名産品をふんだんに使ったおいしい料理なのではないかと思います。宿泊の場合、夕食はコース料理。「SHIMAコース」と「NAMIコース」から選ぶことができ、どちらも鯛をメインとした彩り豊かな食材を使用した料理。盛り付けもお洒落で、目でも楽しめて、勿論食べてもおいしいので大満足です。
朝食はパンバイキング。4種類のパンが食べ放題で、メイン料理を1品選ぶシステムになっています。沢山パンを食べて1日のライドに備えましょう。柑橘類の名産地である愛媛県らしく、はっさくやオレンジのジャムが沢山揃えられていて、どれにしようか朝から楽しい気持ちになりますよ!
宿泊をしなくても、カフェやレストランとしての利用も可能です。「伯方のねぎ塩とんかつ定食」や「宇和島ごまだれ鯛めし丼定食」など5種類もある定食は、どれもおいしそうで目移りしてしまいます。私のおススメはねぎ塩とんかつ。衣がザクザクでがっつりなメニューなのに塩だれがさっぱりしていて、あっという間に食べてしまいました。
カフェメニューも充実していて、伯方の塩ホイップのパンケーキや、レモネード。特に柑橘類を使った地元ならではの食材が多く使用されています。インスタ映えもばっちりなので素敵な写真を撮って、たくさんアップしてほしいですね!
大三島という場所は、今治~尾道間のしまなみ海道の中間地点にあります。この場所に拠点ができると行動範囲が格段に広がり、しまなみ海道をさらに深く楽しめます。私もしまなみ海道で2泊3日のツーリングをしたことがあるのですが、宿は四国側の今治と本州側の尾道に取りました。この2点間ですと片道70km程で、観光しながらだと往復するのがやっとでした。
大三島はしまなみ海道の中では大きい島なのですが、推奨サイクリングコースである「ブルーライン」上では少ししか通りません。魅力的なスポットがたくさんあるのは分かっていたのですが、立ち寄る事ができませんでした。このホテルを拠点とすれば、大三島を一周してその魅力に触れる事もできるはず。更にしまなみ海道をディープに楽しむ想像が膨らみます。
さて、そんな大三島を満喫するイベント「OMISHIMA RIDE 2019」が「IKIDANE HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」主催にて8月4日に開催されました。ゲストライダーは安田大サーカスの安田団長、フリーライターの篠さん、ファッションモデルの石垣美帆さんと豪華。そんな中に私、林檎蜜紀もまぜていただきました!
前日の8月3日には、前夜祭も行われました。今治市の菅市長も交えてのトークショー。参加者の皆さんとも交流でき、とても楽しい時間を過ごすことができました。
そして、ライドイベント当日。私は初心者向きの大三島北半周コースに参加させていただきました。最初の立ち寄りポイントはホテルから程近い多々羅しまなみ公園。有名なサイクリストの聖地の石碑の前で愛車と記念写真を撮りながら和気藹藹団らんタイムを過ごしました。しまなみ海道で2番目に大きな多々羅大橋を入れるとよりしまなみ海道感がアップして素敵な写真になりますよ!
夏のライドなので暑いのかなと思いきや、走りはじめると風があたり心地よく感じます。都会とは違って海岸線が美しく、緑も多くとても爽やかな気持ちになります。こちらのコースは24kmと短いこともあり、参加者の皆さんも家族連れの方でしたり年齢層も小学生からおじいちゃんまでと幅広く、ほっとできる感じでした。
さて元気いっぱいなうちに本格的に大三島の北側外周を走ります。のどかな自然やきれいな海が広がり開放的な気分。しまなみはいつ来ても良いところだなぁ……と改めて実感しました。
最初に立ち寄ったのは、伯方塩業大三島工場。かの有名なCMの「伯方の塩」を製造している工場です。ここでは伯方の塩ソフトクリームをいただきました。ほのかな塩味がバニラの甘味を引き立たせ、とても美味しかったです。汗をかきがちなサイクリストには追い塩もおすすめなのです(笑)。暑い中走った身体には塩分が染み渡ります。
続いての立ち寄りスポットは大山祇神社です。38本のクスノキが「大山祇神社クスノキ群」として国の天然記念物に指定されている(マメ知識)由緒正しい場所。サイクリスト歓迎の神社で境内にはサイクルラックが屋根付きでずらりと並んでいました。しっかりとお参りをしてこれからも安全に自転車ライフが送れるようにと祈願しました!
そこから少し歩いて、生樹の御門(いききのごもん)へ行きました。樹齢3000年と言われるクスノキの幹の根元に開いた空洞を門に見立てた事からついた名前(マメ知識)だそうです。ここは知る人ぞ知るパワースポット。圧倒的な迫力の大樹の下をくぐると、えも言われぬ感動が!神々しくてご利益がありそうです。
神社からすぐそばには和菓子屋さんが!スイーツの気配に吸い寄せられてお邪魔したのは、大正13年創業、大三島イチの老舗である村上井盛堂。名物の神島(みしま)まんじゅうをおススメされたので頂きました。大山祇神社の紋入りのありがたいおまんじゅうは、甘酒や白あんの甘さが絶妙で、長年続いているのも納得の美味しさ。
最後に立ち寄ったのはホテルにも近いボッコ製菓さん。すてきな笑顔でお出迎えくださいました。ここでは、はっさくぼっこ大福をいただきました。しまなみ海道といえばこのはっさく大福!果汁が口の中にあふれてきます。甘酸っぱくて冷たくて、走ってきた後に食べるとおいしさも倍増です。
いよいよゴールです。ゆっくり時間をかけて観光&グルメを楽しめたのも、大三島に新たな拠点が出来たから。せわしく走ることのないポタリングライドで気持ちもリフレッシュ!参加者の皆さんも優しく接してくださり、笑顔の絶えないイベントでした。今度の夏休みやシルバーウィークは是非しまなみ海道の美味しい旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
text&photo:Ringo.Mituki
こんにちは!最近お洒落なサイクルカフェや、ロードバイクで絶景スポットを巡って、インスタ映えする写真を撮るのにはまっている休日サイクリスト林檎蜜紀です。今回は、サイクリストの聖地として知られるしまなみ海道へとやってまいりました。
この度の目的は、しまなみ海道で最も大きな大三島にこの夏出来た注目の新スポット「IKIDANE HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」へ伺うこと。しまなみ海道のちょうど中間地点に位置するサイクリスト向けの宿泊施設で、バリアフリーかつ自転車を持ち込むのも楽ちん、そしてサイクリストの心をくすぐる仕掛けが沢山ありました。
部屋のタイプは3種類あり、シングルタイプ、ツインタイプ(2段ベッド)、相部屋となるドミトリータイプがあります。シングルとツインは部屋の中に自転車を持ち込む事ができ、なんとそれを専用ラックで壁に掛ける事ができるのです。おしゃれな空間に自分の愛車が溶け込み、ベッドからそれを眺める。そんな特別な自転車旅を演出してくれます。やはりこのタイプのお部屋が人気の様です。ご予約はお早めに!
「ドミトリータイプの場合、自転車は外に?」と、ご心配のあなた。安心してください。専用のガレージがあり沢山のサイクルラックが完備されています。夜間はしっかり施錠されており宿泊者専用のカードキーでしか中に入る事はできません。
次に食事です。海外を思わせるお洒落な空間にうっとりしてしまいましたが、このホテルの最大の目玉は地元の名産品をふんだんに使ったおいしい料理なのではないかと思います。宿泊の場合、夕食はコース料理。「SHIMAコース」と「NAMIコース」から選ぶことができ、どちらも鯛をメインとした彩り豊かな食材を使用した料理。盛り付けもお洒落で、目でも楽しめて、勿論食べてもおいしいので大満足です。
朝食はパンバイキング。4種類のパンが食べ放題で、メイン料理を1品選ぶシステムになっています。沢山パンを食べて1日のライドに備えましょう。柑橘類の名産地である愛媛県らしく、はっさくやオレンジのジャムが沢山揃えられていて、どれにしようか朝から楽しい気持ちになりますよ!
宿泊をしなくても、カフェやレストランとしての利用も可能です。「伯方のねぎ塩とんかつ定食」や「宇和島ごまだれ鯛めし丼定食」など5種類もある定食は、どれもおいしそうで目移りしてしまいます。私のおススメはねぎ塩とんかつ。衣がザクザクでがっつりなメニューなのに塩だれがさっぱりしていて、あっという間に食べてしまいました。
カフェメニューも充実していて、伯方の塩ホイップのパンケーキや、レモネード。特に柑橘類を使った地元ならではの食材が多く使用されています。インスタ映えもばっちりなので素敵な写真を撮って、たくさんアップしてほしいですね!
大三島という場所は、今治~尾道間のしまなみ海道の中間地点にあります。この場所に拠点ができると行動範囲が格段に広がり、しまなみ海道をさらに深く楽しめます。私もしまなみ海道で2泊3日のツーリングをしたことがあるのですが、宿は四国側の今治と本州側の尾道に取りました。この2点間ですと片道70km程で、観光しながらだと往復するのがやっとでした。
大三島はしまなみ海道の中では大きい島なのですが、推奨サイクリングコースである「ブルーライン」上では少ししか通りません。魅力的なスポットがたくさんあるのは分かっていたのですが、立ち寄る事ができませんでした。このホテルを拠点とすれば、大三島を一周してその魅力に触れる事もできるはず。更にしまなみ海道をディープに楽しむ想像が膨らみます。
さて、そんな大三島を満喫するイベント「OMISHIMA RIDE 2019」が「IKIDANE HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」主催にて8月4日に開催されました。ゲストライダーは安田大サーカスの安田団長、フリーライターの篠さん、ファッションモデルの石垣美帆さんと豪華。そんな中に私、林檎蜜紀もまぜていただきました!
前日の8月3日には、前夜祭も行われました。今治市の菅市長も交えてのトークショー。参加者の皆さんとも交流でき、とても楽しい時間を過ごすことができました。
そして、ライドイベント当日。私は初心者向きの大三島北半周コースに参加させていただきました。最初の立ち寄りポイントはホテルから程近い多々羅しまなみ公園。有名なサイクリストの聖地の石碑の前で愛車と記念写真を撮りながら和気藹藹団らんタイムを過ごしました。しまなみ海道で2番目に大きな多々羅大橋を入れるとよりしまなみ海道感がアップして素敵な写真になりますよ!
夏のライドなので暑いのかなと思いきや、走りはじめると風があたり心地よく感じます。都会とは違って海岸線が美しく、緑も多くとても爽やかな気持ちになります。こちらのコースは24kmと短いこともあり、参加者の皆さんも家族連れの方でしたり年齢層も小学生からおじいちゃんまでと幅広く、ほっとできる感じでした。
さて元気いっぱいなうちに本格的に大三島の北側外周を走ります。のどかな自然やきれいな海が広がり開放的な気分。しまなみはいつ来ても良いところだなぁ……と改めて実感しました。
最初に立ち寄ったのは、伯方塩業大三島工場。かの有名なCMの「伯方の塩」を製造している工場です。ここでは伯方の塩ソフトクリームをいただきました。ほのかな塩味がバニラの甘味を引き立たせ、とても美味しかったです。汗をかきがちなサイクリストには追い塩もおすすめなのです(笑)。暑い中走った身体には塩分が染み渡ります。
続いての立ち寄りスポットは大山祇神社です。38本のクスノキが「大山祇神社クスノキ群」として国の天然記念物に指定されている(マメ知識)由緒正しい場所。サイクリスト歓迎の神社で境内にはサイクルラックが屋根付きでずらりと並んでいました。しっかりとお参りをしてこれからも安全に自転車ライフが送れるようにと祈願しました!
そこから少し歩いて、生樹の御門(いききのごもん)へ行きました。樹齢3000年と言われるクスノキの幹の根元に開いた空洞を門に見立てた事からついた名前(マメ知識)だそうです。ここは知る人ぞ知るパワースポット。圧倒的な迫力の大樹の下をくぐると、えも言われぬ感動が!神々しくてご利益がありそうです。
神社からすぐそばには和菓子屋さんが!スイーツの気配に吸い寄せられてお邪魔したのは、大正13年創業、大三島イチの老舗である村上井盛堂。名物の神島(みしま)まんじゅうをおススメされたので頂きました。大山祇神社の紋入りのありがたいおまんじゅうは、甘酒や白あんの甘さが絶妙で、長年続いているのも納得の美味しさ。
最後に立ち寄ったのはホテルにも近いボッコ製菓さん。すてきな笑顔でお出迎えくださいました。ここでは、はっさくぼっこ大福をいただきました。しまなみ海道といえばこのはっさく大福!果汁が口の中にあふれてきます。甘酸っぱくて冷たくて、走ってきた後に食べるとおいしさも倍増です。
いよいよゴールです。ゆっくり時間をかけて観光&グルメを楽しめたのも、大三島に新たな拠点が出来たから。せわしく走ることのないポタリングライドで気持ちもリフレッシュ!参加者の皆さんも優しく接してくださり、笑顔の絶えないイベントでした。今度の夏休みやシルバーウィークは是非しまなみ海道の美味しい旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
text&photo:Ringo.Mituki
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