四国の南半分を占める高知県、その東側に位置する室戸岬を巡るサイクリングイベント「安芸・室戸パシフィックライド」が12月3日(日)に開催される。太平洋の雄大な景色に抱かれ走るロングライドイベントは、11月15日(水)まで参加者を募集中だ。



太平洋の雄大な景色を眺めて走る安芸・室戸パシフィックライド2017太平洋の雄大な景色を眺めて走る安芸・室戸パシフィックライド2017 (c)安芸・室戸パシフィックライド
四国の太平洋側に位置する高知県。東西に伸びる長大な海岸線を持つ海の国でありつつ、その海岸線の近くまで山が迫る山国としての顔を持つエリアでもある。ダイナミックで変化に富む自然は、多くの観光資源を生み出しているが、その中でも最も有名なエリアの一つが、県東部に位置する室戸岬だろう。

日本で最も明るい灯台の立つ室戸岬とその1周辺を巡るロングライドイベントが、今回紹介する「安芸・室戸パシフィックライド2017」だ。四国東部の安芸市と室戸岬を中心とした145.6kmの走り応えあるコースが用意され、海と山と川、魅力的な高知の大自然を隅から隅まで味わえるイベントとなっている。

お遍路さんの応援もお遍路さんの応援も (c)安芸・室戸パシフィックライド
美しい水を湛える奈半利川美しい水を湛える奈半利川 (c)安芸・室戸パシフィックライド太平洋沿いを走っていく太平洋沿いを走っていく (c)安芸・室戸パシフィックライド


スタートとなるのは、阪神タイガースの春・秋季キャンプ地としても知られる高知東部の主要都市、安芸市。安芸タイガース球場前をメイン会場とし、一路南西へ海岸線沿いに走っていく。豊富な水量を誇る奈半利川に出会ったら、左折。目を潤してくれる川沿いの景色や、豊かな水を湛えるダムの風景を楽しみながら、最高標高地点ととなる四郎ヶ野峠を目指してのヒルクライム区間に。ここは魚梁瀬森林鉄道の遺構と、ゆず畑が点在する「ゆずロード」として日本遺産にも登録された歴史ある道行きでもある。

峠を超えれば、待っているのは太平洋へと飛び込むような爽快ダウンヒル区間だ。爽やかな下りを楽しんだ後は、室戸岬へと海沿いをひたすら走る快走路が待っている。南へ南へと駒を進め、室戸岬を通過した後は、北東へと舵を切る。ここからはフィニッシュ地点まで再び太平洋を眺めながら走るフラット区間を楽しみ、145kmの旅路を締めくくる。



コース上には4つのエイドステーションが用意され、土佐の味覚がふんだんに用意される。例年人気を集めるのが、室戸沖で漁獲されたキンメダイを贅沢に使用した「キンメ汁」なんだとか。他にも山の幸がふんだんに使われた田舎寿司や、多彩な具材で華やかに彩られた「こけら寿司」など地元の名産品が各エイドに用意され、グルメライダーも大満足のイベントになっている。

また、今年は「志国高知 幕末維新博」とのコラボレーション企画も開催するという。この安芸・室戸パシフィックライドの他、来年三月に開催される四万十・足摺無限大チャレンジライド、そしてもう一つ開催予定の新イベントの3つの大会の参加者を対象に、プレゼントが当たる抽選会を開催するという。

山の幸が詰まった田舎寿司が振舞われる山の幸が詰まった田舎寿司が振舞われる (c)安芸・室戸パシフィックライド
押し寿司の一種であるこけら寿司押し寿司の一種であるこけら寿司 (c)安芸・室戸パシフィックライドキンメダイをふんだんにつかったキンメ汁が振舞われるキンメダイをふんだんにつかったキンメ汁が振舞われる


各大会それぞれの参加はもちろん、2つ、3つと制覇した方には、ホテルの宿泊券や幕末維新博のオリジナルサイクリンググッズなど豪華景品が当たるWチャンスも用意されている。安芸市の岩崎弥太郎像、室戸岬の中岡慎太郎像を巡る、この安芸・室戸パシフィックライド、歴史好きのサイクリストにもおすすめだ。

現在参加者募集中 エントリーは11月15日(水)まで

さて、そんな安芸・室戸パシフィックライド2017は現在参加者を募集中だ。エントリーはインターネットから行うことが出来る。スポーツエントリー内申込みページより参加申し込みを受け付け中だ。11月15日(水)までのエントリー期限となっており、直近の締め切りとなるため、気になる方は急いで申し込まれた方がいいだろう。



安芸・室戸パシフィックライド2017
開催日:平成29年12月3日(日)
開催場所:高知県 安芸タイガース球場前(安芸ドーム前)駐車場
エントリー期間:~11月15日(水)
エントリー費:8,000円
定員:500名


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