2017/11/08(水) - 09:06
サイクルイベントで見つけたこだわりのバイクを紹介する「あなたの自転車を見せてください」。今回はブリヂストン×日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルに集まった7台のバイクをピックアップします。
杉浦弘明さん(MIVRO)アンカー RIS9
杉浦弘明さん(MIVRO)アンカー RIS9
ツール・ド・おきなわやニセコクラシックなど長距離のロードレースを主戦場として走るMIVROの杉浦弘明さん。普段はタバタプロトコルなどハードにトレーニングを積むというレース派の杉浦さんが選んだバイクはアンカーのRIS9だ。
かつてブリヂストンアンカー・サイクリングチームを牽引した清水都貴選手のファンだということから選んだのだとか。清水選手が乗っていたものと同じモデルということが一番のこだわりのポイントだという。
清水都貴選手のファンだということから選んだアンカーRIS9
ハンドル周りはPROでかためる
コンポーネントはシマノDURA-ACE R9100でまとめる
ホイールもDURA-ACE。まるでブリヂストンアンカーのチームバイクのようなパーツアッセンブルだ
レースで使用することを考え、安定した品質と定評のあるパーツでまとめるという堅実なアッセンブルが特徴だ。シマノDURA-ACE R9100をコンポーネントに据え、DURA-ACEのホイール、PROのハンドル、ステム、シートピラー、フィジークのサドルという組み合わせは、まるで2015年のブリヂストンアンカーのチームバイクのよう。
フレームメーカーのナカガワサイクルワークスが開発したエンドワッシャーを使用することもポイント。エンドワッシャー導入前は、練習用として使用しているマヴィックのエグザリットリムでブレーキ鳴りが発生していたが、導入後は鳴りが収まったのだとか。エンスージアストに人気のエンドワッシャーの効果を体感した1人でした。
伊東拓実さん(GROVE 鎌倉)スペシャライズド Roubaix Elite
伊東拓実さん(GROVE 鎌倉)スペシャライズド Roubaix Elite
「バイクのルックスとFuture Shockに惹かれて」とスペシャライズドのRoubaix Eliteを選んだ理由を説明してくれるのはGROVE 鎌倉の伊東拓実さん。クロスバイクからロードバイクに乗り換えたのは3ヶ月ほど前。何台か試乗して決めたのがRoubaix Eliteだ。
「いい意味でヌメッとした滑らかな乗り味が他のバイクとは違いますよね。凸凹した道ではダメージが少ない分、疲れがたまりにくいと感じています」とインプレッション。ボトムブラケット上に装備されるSWATも活躍しているという。SWATは自転車購入時点でアーレンキーや予備チューブなどが入っていて、Co2ボンベだけを買い足しただけで、運用しているとか。非常に便利だと伊東さんは語ってくれた。
キャットアイのサイクルコンピューターを使用する
Future Shockに惹かれてRoubaixを選んだという
SWATは非常に重宝しているという
ディスクブレーキは安心感があるという
佐藤賢治さん デローザ TITANIO 3/2.5
佐藤賢治さん デローザ TITANIO 3/2.5
集団のなかでひときわ存在感を放つデローザのTITANIO 3/2.5を駆っていたのは佐藤賢治さん。熟練した職人の手により1本1本丁寧に作られるハイラグジュアリーモデルを選んだ理由は、元々チューブの線が細い金属フレームのバイクが好みで、長く乗れるバイクだと思ったからだそう。
「ロードバイクを購入する時クロモリ素材かチタンか迷ったんですが、クロモリ製のミニベロを持っていたので、チタンを選びました」と佐藤さんは言う。このTITANIOが初めてのロードバイクで、購入から1年ほどというニューバイクで今回のイベントに参加した。
アッセンブルするパーツはシンプルな見た目を重視したという
ホイールもカンパニョーロとしている
TITANIO 3/2.5のロゴが光る
カンパニョーロというブランドが好きだったので統一しました
アッセンブルされるパーツは全てイタリアンブランド。コンポーネントとホイールはカンパニョーロでまとめ、ハンドルやステムはデダ。「元々カンパニョーロというブランドが好きだったのもあり、パーツをまとめてみました。シュッとした見た目のフレームなので、パーツは主張しすぎないものを選んでいます」とこだわりのパーツアッセンブルを教えてくれた。
松村亮さん(吉田セドアル一誠)スペシャライズド ALLEZ SPRINT
松村亮さん(吉田セドアル一誠)スペシャライズド ALLEZ SPRINT
なんともユニークなチーム名の「吉田セドアル一誠」の一員としてブリヂストン×日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルに参加した松村亮さん。レース初参加ということもあり、落車の心配をしながら走ったというフレッシュなサイクリストだ。
松村さんが選んだ自転車はスペシャライズドのALLEZ SPRINT。ご自身がペテル・サガンの大ファンということもあり、スペシャライズドの自転車に乗ろうと元々決めていたのだとか。数あるラインアップの中からALLEZ SPRINTを選んだのは、アルミながらエアロフォルムという格好良さに惚れたから。
ヘルメットとウェアもサガンをインスパイアしている
サガンが使用していたことから購入したというプロロゴのサドル
空手をやっているという松村さんのパワーを受け止めるPRO VIVEハンドル
ルックのペダルもサガンに影響を受けた
筋金入りのサガンファンであり、ティンコフ時代のサガンに近づけるためにサドルはプロロゴ、ウェアはスポーツフル、ヘルメットはスペシャライズドのEVADE、ペダルはルックKEOとしている。ハンドルは剛性が高いことから数多くのスプリンターが愛用するPRO VIVE。元々空手家だという松村さんのパワーを受け止めるためには丁度よいアッセンブルとなっている。ブレーキのみ安全性を考えシマノULTEGRAを使用する。
上島健さん(風魔横浜)ピナレロ F100
上島健さん(風魔横浜)ピナレロ F100
ジロ・デ・イタリアの100回大会を記念し、ピナレロより数量限定でリリースされたプレミアモデル「F100」を駆るのは風魔横浜の上島健さん。チームの仲間がピナレロのF10ユーザーで気になっていた時に、F100が登場したので購入を決めたのだとか。ピナレロのGAN Sから乗り換えたという。
こだわりのポイントはクランクだけシマノDURA-ACE R9100を使い、変速機をスラムRED eTapとしていることと言う。バイクを新しくする際に、パワーメーターもショップやチームの仲間からオススメされていたというパイオニアを導入したこともポイントの1つ。メーターだけは間に合わず、取材時はガーミンEdge520を使用していたが、近々パイオニアとなる予定だという。
エンヴィのパーツがこだわりのポイントだ
eeブレーキを使用する
スラム RED eTapとセラミックスピードのビッグプーリーを組み合わせる
シマノDURA-ACEのチェーンリングを採用する
ハンドル、ステム、ホイール、ボトルケージ、サイクルコンピューターマウントをエンヴィに統一していることもこだわりだ。他にも「ボルトがチタンになっているところもカッコイイ」というeeブレーキや、フィジークのArione00、セラミックスピードのビッグプーリーなどハイエンドモデルがアッセンブルされている。「乗ることも大好きなのですが、バイクを見ているのも好きなので、ルックスも重視してパーツを決めています」と上島さんは語る。
納車されたのはイベントの1ヶ月前というが、既に1000km以上乗り込んでいるという。「GAN Sと比べると非常に剛性感が高いです。乗りにくいバイクかと思っていましたが、実際は乗りやすいですね」とインプレッションしてくれた。
伊藤博之さん(SPICE)タイム ZXRS
伊藤博之さん(SPICE)タイム ZXRS
今年に入ってからクックペイントワークスで再塗装を行ったというタイム ZXRSに乗るのは伊藤博之さん(SPICE)。こだわりはもちろん塗り直したメタリックな真紅のカラーリング。加えて、バイクのルックスをシンプルにまとめること。黒と赤のツートンカラーでわかりやすいコーディネートにしていると伊藤さんは言う。
イベント当日の朝は雨天だったため、伊藤さんが選んだホイールはカンパニョーロのSHAMAL MILLE。プラズマ電解酸化されたリムのブレーキ面には溝が切られており、通常リムよりも雨天時の制動力が高いことから、カーボンホイールではなくあえてアルミホイールを装着してきたという。
綺麗にカラーコーディネートがされている手元
天候を考えカンパニョーロのSHAMAL MILLEをアッセンブル
コンポーネントはカンパニョーロのSUPERRECORDだ
クックペイントワークスで再塗装を行ったという
コンポーネントはカンパニョーロのSUPER RECORD。「本当はDURA-ACEが良かったんですが…」という伊藤さんがカンパニョーロとしたのは、知人が熱狂的なカンパニョーロファンであり強く勧められたからだとか。
小倉貴彦さん(MIVRO)スペシャライズド S-WORKS TARMAC SL3
小倉貴彦さん(MIVRO)スペシャライズド S-WORKS TARMAC SL3
スペシャライズドのフラッグシップモデルS-WORKS TARMAC SL3を駆るのは、MIVROの小倉貴彦さん。アルベルト・コンタドール全盛期の走りに貢献した名作を小倉さんが選んだ理由は、朱色のカラーリングが気に入ったから。元々この色に特別な思い入れがあったわけではなく、このバイクを見た時にビビっと来てしまったとのこと。今ではこの朱色が好きになっているという。
アクセントとなっているライトブルーはMIVROのチームカラー。バーテープはマシンとチームカラー両方に合わせていることがこだわりのポイント。また、小倉さんのカラーコーディネートはシフトケーブルにまで手が届いており、オレンジと黄色となっている。
MIVROのチームカラーをアクセントとしている
シフトケーブルもカラーコーディネートしている
7900系DURA-ACEをメインとし、チェーンリングだけをストロングライトを採用する
レイノルズのホイールはコーディネートのためステッカーを剥がしたという
S-WORKS TARMAC SL3については「他のレーシングバイクよりも軽いというわけではありませんが、自転車のバランスが良いですよね。ヒルクライムよりクリテリウムやアップダウンのあるロードレースがあっていると思います」とインプレッション。
コンポーネントはシマノ7900系のDURA-ACE。もちろんペダルもその世代のもので、安心感があるということから金属製だった時代のモデルを使用しているのだとか。アウターチェーンリングはストロングライトのCT-2として高剛性化を狙ったという。
text&photo:Gakuto.Fujiwara
杉浦弘明さん(MIVRO)アンカー RIS9
![杉浦弘明さん(MIVRO)アンカー RIS9](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_011.jpg)
ツール・ド・おきなわやニセコクラシックなど長距離のロードレースを主戦場として走るMIVROの杉浦弘明さん。普段はタバタプロトコルなどハードにトレーニングを積むというレース派の杉浦さんが選んだバイクはアンカーのRIS9だ。
かつてブリヂストンアンカー・サイクリングチームを牽引した清水都貴選手のファンだということから選んだのだとか。清水選手が乗っていたものと同じモデルということが一番のこだわりのポイントだという。
![清水都貴選手のファンだということから選んだアンカーRIS9](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/7D3_6640.jpg)
![ハンドル周りはPROでかためる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_014.jpg)
![コンポーネントはシマノDURA-ACE R9100でまとめる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_012.jpg)
![ホイールもDURA-ACE。まるでブリヂストンアンカーのチームバイクのようなパーツアッセンブルだ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_013.jpg)
レースで使用することを考え、安定した品質と定評のあるパーツでまとめるという堅実なアッセンブルが特徴だ。シマノDURA-ACE R9100をコンポーネントに据え、DURA-ACEのホイール、PROのハンドル、ステム、シートピラー、フィジークのサドルという組み合わせは、まるで2015年のブリヂストンアンカーのチームバイクのよう。
フレームメーカーのナカガワサイクルワークスが開発したエンドワッシャーを使用することもポイント。エンドワッシャー導入前は、練習用として使用しているマヴィックのエグザリットリムでブレーキ鳴りが発生していたが、導入後は鳴りが収まったのだとか。エンスージアストに人気のエンドワッシャーの効果を体感した1人でした。
伊東拓実さん(GROVE 鎌倉)スペシャライズド Roubaix Elite
![伊東拓実さん(GROVE 鎌倉)スペシャライズド Roubaix Elite](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_001.jpg)
「バイクのルックスとFuture Shockに惹かれて」とスペシャライズドのRoubaix Eliteを選んだ理由を説明してくれるのはGROVE 鎌倉の伊東拓実さん。クロスバイクからロードバイクに乗り換えたのは3ヶ月ほど前。何台か試乗して決めたのがRoubaix Eliteだ。
「いい意味でヌメッとした滑らかな乗り味が他のバイクとは違いますよね。凸凹した道ではダメージが少ない分、疲れがたまりにくいと感じています」とインプレッション。ボトムブラケット上に装備されるSWATも活躍しているという。SWATは自転車購入時点でアーレンキーや予備チューブなどが入っていて、Co2ボンベだけを買い足しただけで、運用しているとか。非常に便利だと伊東さんは語ってくれた。
![キャットアイのサイクルコンピューターを使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_004.jpg)
![Future Shockに惹かれてRoubaixを選んだという](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_003.jpg)
![SWATは非常に重宝しているという](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_002.jpg)
![ディスクブレーキは安心感があるという](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_005.jpg)
佐藤賢治さん デローザ TITANIO 3/2.5
![佐藤賢治さん デローザ TITANIO 3/2.5](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_006.jpg)
集団のなかでひときわ存在感を放つデローザのTITANIO 3/2.5を駆っていたのは佐藤賢治さん。熟練した職人の手により1本1本丁寧に作られるハイラグジュアリーモデルを選んだ理由は、元々チューブの線が細い金属フレームのバイクが好みで、長く乗れるバイクだと思ったからだそう。
「ロードバイクを購入する時クロモリ素材かチタンか迷ったんですが、クロモリ製のミニベロを持っていたので、チタンを選びました」と佐藤さんは言う。このTITANIOが初めてのロードバイクで、購入から1年ほどというニューバイクで今回のイベントに参加した。
![アッセンブルするパーツはシンプルな見た目を重視したという](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_008.jpg)
![ホイールもカンパニョーロとしている](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_009.jpg)
![TITANIO 3/2.5のロゴが光る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_010.jpg)
![カンパニョーロというブランドが好きだったので統一しました](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_007.jpg)
アッセンブルされるパーツは全てイタリアンブランド。コンポーネントとホイールはカンパニョーロでまとめ、ハンドルやステムはデダ。「元々カンパニョーロというブランドが好きだったのもあり、パーツをまとめてみました。シュッとした見た目のフレームなので、パーツは主張しすぎないものを選んでいます」とこだわりのパーツアッセンブルを教えてくれた。
松村亮さん(吉田セドアル一誠)スペシャライズド ALLEZ SPRINT
![松村亮さん(吉田セドアル一誠)スペシャライズド ALLEZ SPRINT](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_030.jpg)
なんともユニークなチーム名の「吉田セドアル一誠」の一員としてブリヂストン×日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルに参加した松村亮さん。レース初参加ということもあり、落車の心配をしながら走ったというフレッシュなサイクリストだ。
松村さんが選んだ自転車はスペシャライズドのALLEZ SPRINT。ご自身がペテル・サガンの大ファンということもあり、スペシャライズドの自転車に乗ろうと元々決めていたのだとか。数あるラインアップの中からALLEZ SPRINTを選んだのは、アルミながらエアロフォルムという格好良さに惚れたから。
![ヘルメットとウェアもサガンをインスパイアしている](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_033.jpg)
![サガンが使用していたことから購入したというプロロゴのサドル](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_031.jpg)
![空手をやっているという松村さんのパワーを受け止めるPRO VIVEハンドル](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_034.jpg)
![ルックのペダルもサガンに影響を受けた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_032.jpg)
筋金入りのサガンファンであり、ティンコフ時代のサガンに近づけるためにサドルはプロロゴ、ウェアはスポーツフル、ヘルメットはスペシャライズドのEVADE、ペダルはルックKEOとしている。ハンドルは剛性が高いことから数多くのスプリンターが愛用するPRO VIVE。元々空手家だという松村さんのパワーを受け止めるためには丁度よいアッセンブルとなっている。ブレーキのみ安全性を考えシマノULTEGRAを使用する。
上島健さん(風魔横浜)ピナレロ F100
![上島健さん(風魔横浜)ピナレロ F100](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/AYA_3761-ret.jpg)
ジロ・デ・イタリアの100回大会を記念し、ピナレロより数量限定でリリースされたプレミアモデル「F100」を駆るのは風魔横浜の上島健さん。チームの仲間がピナレロのF10ユーザーで気になっていた時に、F100が登場したので購入を決めたのだとか。ピナレロのGAN Sから乗り換えたという。
こだわりのポイントはクランクだけシマノDURA-ACE R9100を使い、変速機をスラムRED eTapとしていることと言う。バイクを新しくする際に、パワーメーターもショップやチームの仲間からオススメされていたというパイオニアを導入したこともポイントの1つ。メーターだけは間に合わず、取材時はガーミンEdge520を使用していたが、近々パイオニアとなる予定だという。
![エンヴィのパーツがこだわりのポイントだ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_028.jpg)
![eeブレーキを使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_029.jpg)
![スラム RED eTapとセラミックスピードのビッグプーリーを組み合わせる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_026.jpg)
![シマノDURA-ACEのチェーンリングを採用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_027.jpg)
ハンドル、ステム、ホイール、ボトルケージ、サイクルコンピューターマウントをエンヴィに統一していることもこだわりだ。他にも「ボルトがチタンになっているところもカッコイイ」というeeブレーキや、フィジークのArione00、セラミックスピードのビッグプーリーなどハイエンドモデルがアッセンブルされている。「乗ることも大好きなのですが、バイクを見ているのも好きなので、ルックスも重視してパーツを決めています」と上島さんは語る。
納車されたのはイベントの1ヶ月前というが、既に1000km以上乗り込んでいるという。「GAN Sと比べると非常に剛性感が高いです。乗りにくいバイクかと思っていましたが、実際は乗りやすいですね」とインプレッションしてくれた。
伊藤博之さん(SPICE)タイム ZXRS
![伊藤博之さん(SPICE)タイム ZXRS](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_024.jpg)
今年に入ってからクックペイントワークスで再塗装を行ったというタイム ZXRSに乗るのは伊藤博之さん(SPICE)。こだわりはもちろん塗り直したメタリックな真紅のカラーリング。加えて、バイクのルックスをシンプルにまとめること。黒と赤のツートンカラーでわかりやすいコーディネートにしていると伊藤さんは言う。
イベント当日の朝は雨天だったため、伊藤さんが選んだホイールはカンパニョーロのSHAMAL MILLE。プラズマ電解酸化されたリムのブレーキ面には溝が切られており、通常リムよりも雨天時の制動力が高いことから、カーボンホイールではなくあえてアルミホイールを装着してきたという。
![綺麗にカラーコーディネートがされている手元](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_022.jpg)
![天候を考えカンパニョーロのSHAMAL MILLEをアッセンブル](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_023.jpg)
![コンポーネントはカンパニョーロのSUPERRECORDだ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_021.jpg)
![クックペイントワークスで再塗装を行ったという](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_020.jpg)
コンポーネントはカンパニョーロのSUPER RECORD。「本当はDURA-ACEが良かったんですが…」という伊藤さんがカンパニョーロとしたのは、知人が熱狂的なカンパニョーロファンであり強く勧められたからだとか。
小倉貴彦さん(MIVRO)スペシャライズド S-WORKS TARMAC SL3
![小倉貴彦さん(MIVRO)スペシャライズド S-WORKS TARMAC SL3](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_015.jpg)
スペシャライズドのフラッグシップモデルS-WORKS TARMAC SL3を駆るのは、MIVROの小倉貴彦さん。アルベルト・コンタドール全盛期の走りに貢献した名作を小倉さんが選んだ理由は、朱色のカラーリングが気に入ったから。元々この色に特別な思い入れがあったわけではなく、このバイクを見た時にビビっと来てしまったとのこと。今ではこの朱色が好きになっているという。
アクセントとなっているライトブルーはMIVROのチームカラー。バーテープはマシンとチームカラー両方に合わせていることがこだわりのポイント。また、小倉さんのカラーコーディネートはシフトケーブルにまで手が届いており、オレンジと黄色となっている。
![MIVROのチームカラーをアクセントとしている](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_017.jpg)
![シフトケーブルもカラーコーディネートしている](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_019.jpg)
![7900系DURA-ACEをメインとし、チェーンリングだけをストロングライトを採用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_016.jpg)
![レイノルズのホイールはコーディネートのためステッカーを剥がしたという](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/10/10/BxN_CPF_mybike_018.jpg)
S-WORKS TARMAC SL3については「他のレーシングバイクよりも軽いというわけではありませんが、自転車のバランスが良いですよね。ヒルクライムよりクリテリウムやアップダウンのあるロードレースがあっていると思います」とインプレッション。
コンポーネントはシマノ7900系のDURA-ACE。もちろんペダルもその世代のもので、安心感があるということから金属製だった時代のモデルを使用しているのだとか。アウターチェーンリングはストロングライトのCT-2として高剛性化を狙ったという。
text&photo:Gakuto.Fujiwara
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