2017/08/30(水) - 08:55
東京都科学技術館にて開催されたインターマックス展示会。ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)の活躍を支えたアルゴン18や、クォータ、チームスカイの着用するカステリなど、豊富な取り扱い製品が一堂に会した展示会のレポートをお届けします。
数多くの魅力的なブランドを取り扱うインターマックスの2018年モデル展示会が、東京都千代田区の科学技術館にて開催された。ハイシーズンには毎週毎に様々な代理店が入れ代わり立ち代わり展示会を開いているこの会場に、インターマックスの取り扱う幅広い製品たちが集められた。
最も入り口に近い一等地に展示されたのはインターマックスの主力ブランドの一つであるクォータ、そして今年のツールでファビオ・アルの躍進を支えたカナディアンブランド、アルゴン18の二つのバイクブランド。それぞれに新作が追加され、早速国内初公開となった。
イタリアのクォータのラインアップの中でも特に目を引くのは、カラフルな迷彩パターンにペイントされた新型KRYON。エアロロードとして前作から更に洗練されたフォルムを得て、フルモデルチェンジを果たすこととなった。アルテグラ仕様の完成車で30万円少しと、抑えめの価格ながら昨今主流のエアロロードのキーデザインを取り込み、よりレーシーなバイクへと進化を果たしている。
全モデルでは、緩く湾曲していたトップチューブやフロントフォークはストレート形状にされるとともに、シートステーとシートチューブの交点を下げることによって、リアトライアングルをコンパクトなデザインとすることで前面投影面積と剛性を向上させている。
また、シートチューブとシートピラーの間には、衝撃を吸収するエラストマーを挟むことによって、エアロ形状のピラーながら前後方向への柔軟性を持たせている。エラストマーを交換することによって、しなり具合を調整できるので、体重や好みに合わせて乗り味をチューニングすることも出来る。このテクノロジーは、2018年モデルのクォータの多くの車種に採用され、従来モデルにもピラーを交換することで装着することが出来る。
KRYONの他にも、グラベルロードのKOBBLE、シクロクロスのKROSS2.0が新たに発表された。上下から力を加えられたような楕円形状のダウンチューブが特徴的なこの2台は、そのフレーム形状によって高い快適性と路面への追従性が期待できそうだ。
一方の、アルゴン18はフラッグシップモデルであるGalliumProがモデルチェンジとなった。ツールでファビオ・アルが駆ったメタリックレッドのGalliumProは印象的だったはず。今回の展示会では残念ながらGalliumProの実車は間に合わなかったものの、ディスクブレーキ仕様のGalliumProDiscのフレームの展示が行われた。
また、ブランド史上最軽量の一台として登場した新型GalliumProの登場に伴い、前作のGalliumProがその設計をそのままに、フロントフォークなどをデグレードし、新型Galliumとして販売される。グランツールを戦った実績のあるレーシングフレームが、よりリーズナブルなプライスで用意されるというのはユーザーとしては嬉しいことだ。
さて、インターマックスはバイクブランド以外にも、多くの製品を取り扱う総合代理店であり、今回の展示会ももちろん幅広いブランドが用意されている。その中でも大きく場所を割かれていたのが、チームスカイの着用するイタリアのアパレルブランド、カステリだ。
2018モデルで、カステリはジャージからビブショーツ、キャップやグローブといったアクセサリーに至るまで、統一したデザインコンセプトでまとめるコーディネートを提案。同じラインのプロダクトを合わせることで、外さないコーディネートとなっている。他にも、柄物のアンダーなども人気を集めているそうだ。
他にも、新モデルの発表を控えたヘルメットブランドのMETや、新型DURA-ACEの対応モデルが展示されたステージスパワー、色とりどりのグリップやバーテープに見慣れないボトルケージまでが展示されたスパカズ、多種多様な形状のハンドルやステム、ホイールが揃うジップ、市場で唯一の無線電動コンポーネントとして人気を集めるRED eTapようするスラムなど、様々なパーツブランドが勢ぞろい。
ユニークなところでいえば、身体の調子を整えてくれるというSEVや、駆動効率を高めるというビッグプーリ―やブロンプトンのカスタムパーツを取り扱うカーボンドライジャパンなどもそれぞれブースを置き、体験型の展示を行っていたようだ。メジャーなバイクブランドからマニアックなブランドまで多くの製品を取り扱うインターマックス。2018モデルの動きから目が離せなさそうだ。
text&photo:Naoki.Yasuoka
photo:Gakuto.Fujiwara
数多くの魅力的なブランドを取り扱うインターマックスの2018年モデル展示会が、東京都千代田区の科学技術館にて開催された。ハイシーズンには毎週毎に様々な代理店が入れ代わり立ち代わり展示会を開いているこの会場に、インターマックスの取り扱う幅広い製品たちが集められた。
最も入り口に近い一等地に展示されたのはインターマックスの主力ブランドの一つであるクォータ、そして今年のツールでファビオ・アルの躍進を支えたカナディアンブランド、アルゴン18の二つのバイクブランド。それぞれに新作が追加され、早速国内初公開となった。
イタリアのクォータのラインアップの中でも特に目を引くのは、カラフルな迷彩パターンにペイントされた新型KRYON。エアロロードとして前作から更に洗練されたフォルムを得て、フルモデルチェンジを果たすこととなった。アルテグラ仕様の完成車で30万円少しと、抑えめの価格ながら昨今主流のエアロロードのキーデザインを取り込み、よりレーシーなバイクへと進化を果たしている。
全モデルでは、緩く湾曲していたトップチューブやフロントフォークはストレート形状にされるとともに、シートステーとシートチューブの交点を下げることによって、リアトライアングルをコンパクトなデザインとすることで前面投影面積と剛性を向上させている。
また、シートチューブとシートピラーの間には、衝撃を吸収するエラストマーを挟むことによって、エアロ形状のピラーながら前後方向への柔軟性を持たせている。エラストマーを交換することによって、しなり具合を調整できるので、体重や好みに合わせて乗り味をチューニングすることも出来る。このテクノロジーは、2018年モデルのクォータの多くの車種に採用され、従来モデルにもピラーを交換することで装着することが出来る。
KRYONの他にも、グラベルロードのKOBBLE、シクロクロスのKROSS2.0が新たに発表された。上下から力を加えられたような楕円形状のダウンチューブが特徴的なこの2台は、そのフレーム形状によって高い快適性と路面への追従性が期待できそうだ。
一方の、アルゴン18はフラッグシップモデルであるGalliumProがモデルチェンジとなった。ツールでファビオ・アルが駆ったメタリックレッドのGalliumProは印象的だったはず。今回の展示会では残念ながらGalliumProの実車は間に合わなかったものの、ディスクブレーキ仕様のGalliumProDiscのフレームの展示が行われた。
また、ブランド史上最軽量の一台として登場した新型GalliumProの登場に伴い、前作のGalliumProがその設計をそのままに、フロントフォークなどをデグレードし、新型Galliumとして販売される。グランツールを戦った実績のあるレーシングフレームが、よりリーズナブルなプライスで用意されるというのはユーザーとしては嬉しいことだ。
さて、インターマックスはバイクブランド以外にも、多くの製品を取り扱う総合代理店であり、今回の展示会ももちろん幅広いブランドが用意されている。その中でも大きく場所を割かれていたのが、チームスカイの着用するイタリアのアパレルブランド、カステリだ。
2018モデルで、カステリはジャージからビブショーツ、キャップやグローブといったアクセサリーに至るまで、統一したデザインコンセプトでまとめるコーディネートを提案。同じラインのプロダクトを合わせることで、外さないコーディネートとなっている。他にも、柄物のアンダーなども人気を集めているそうだ。
他にも、新モデルの発表を控えたヘルメットブランドのMETや、新型DURA-ACEの対応モデルが展示されたステージスパワー、色とりどりのグリップやバーテープに見慣れないボトルケージまでが展示されたスパカズ、多種多様な形状のハンドルやステム、ホイールが揃うジップ、市場で唯一の無線電動コンポーネントとして人気を集めるRED eTapようするスラムなど、様々なパーツブランドが勢ぞろい。
ユニークなところでいえば、身体の調子を整えてくれるというSEVや、駆動効率を高めるというビッグプーリ―やブロンプトンのカスタムパーツを取り扱うカーボンドライジャパンなどもそれぞれブースを置き、体験型の展示を行っていたようだ。メジャーなバイクブランドからマニアックなブランドまで多くの製品を取り扱うインターマックス。2018モデルの動きから目が離せなさそうだ。
text&photo:Naoki.Yasuoka
photo:Gakuto.Fujiwara
リンク
Amazon.co.jp