2017/04/04(火) - 09:08
「四国一周1,000kmサイクリングルート」を発表した愛媛県の企画により結成されたPR隊が、4日間の駆け足で巡った四国一周の旅を4編に渡り紹介する。4県で主な見どころを走り、サイクリング事情を視察し、県庁などを表敬訪問するなどのデモ旅だ。
3月14日、愛媛県庁において盛大に発表された四国一周1,000kmサイクリングルート。その発表会を終えたPR隊のメンバーたちは、県庁前で盛大に行われた出発式の後、実際に四国4県を駆け足で巡る旅に出発した。
メンバーは門田基志選手(チームジャイアント/サイクリングアイランド四国プロジェクトパートナー)を隊長に、PR大使に任命された女優・エッセイストの一青妙(ひととたえ)さん、愛媛県関係者、そしてこの旅の模様の発信を担うメディア関係者たち。シクロワイアード編集部の綾野もこれに加わり、旅を共にした。
愛媛県庁では愛媛のゆるキャラ「みきゃん」に手を振られ、右回りに四国を一周する旅に出発。ただし今回の旅はあくまで各県へのPRや発信を目的としたものなので、基本はバスで移動しつつ、要所要所を自転車で走行するデモンストレーションの色が強い旅だ。我々メディアもまずは四国4県のそれぞれの特色を体験し、一周1,000kmサイクルルートがどういうものか学ぶためものだ。
地域振興を絡めたサイクリング事業に6年前から取り組んできた愛媛県。しまなみ海道をサイクリングの聖地と宣言して以来、自転車環境の整備に取り組み、2年おきにサイクリング大会も開催。現在しまなみ海道には36万人を越える県外サイクリストが訪れるまでの大成功を収めてきた。これは道後温泉の年間訪問者数の半数に迫る数字だという。
県各地には「愛媛マルゴト自転車道」と呼ぶ26のサイクリングルートも設定し、県各地の観光地や温泉、グルメ等を絡めたサイクリング事業を展開してきたが、今回発表した四国一周1,000kmルートは愛媛県内だけにとどまらず、香川、徳島、高知にも範囲を広げた、四国全体をフィールドとするサイクリング振興事業となる。
四国遍路の出発地は徳島だが、「四国一周サイクリングのスタートは愛媛から」と県は呼びかける。広島・尾道からもしまなみ海道を渡ってアクセスできること、松山空港ではサイクリストサポート施設を用意し、更衣室や輪行箱預かりサービスが有ること、そしてサイクリング事業先進県として整備された環境が、訪れるサイクリストに多くのメリットをもたらす。基本的に海沿いのルートを辿る一周ルート。海に近い左車線を走るにも右回りは理にかなっている。
PR隊の旅はまず今治までバスでスキップしたが、まず最初に走る松山〜今治間のルートは瀬戸内海の静かな海の風景が味わえる素晴らしいルートだ。別日に行った独自の実走取材によりその様子をお届けしよう。
松山市街を抜けると、海がすぐそばにある国道196号線へ。穏やかな海のさざなみと瀬戸内独特の潮の香りを間近に感じるこのルートは、温和で静かな瀬戸内海の愛媛らしい表情を感じさせてくれる道だ。ちなみに筆者はこの辺りで少年時代を過ごし、四国一周サイクリングの経験もあるので懐かしさ人一倍である。
このルート沿いを走るJR予讃本線は、松山〜今治間でサイクルトレインも運行されており、道沿いの各駅から電車に乗り込むこともできるので安心だ。大動脈からは外れているため国道のクルマの交通量も少なく、休憩所「サイクルオアシス」に指定されたお店が点在するためサイクリングには絶好のルートだ。
今治につくと、一行はしまなみ海道に向かうべくサイクリングターミナル「サンライズ糸山」を訪問。ここから来島海峡大橋を渡り、馬島までの橋の上サイクリングを体験した。今治側の造船所を見下ろしながら、ループ橋によって高度を上げ、海上高さ178mの橋へと上る。眼下に広がる瀬戸内海と島々の風景を楽しみながら走れる。
橋のなかほどにある馬島では、橋梁のなかを通るエレベーターに乗り、約30人ほどが暮らすという島へと降り立った。橋の底を見上げれば、その人工物の巨大さと技術にため息をつくばかり。
ちなみにこのしまなみ海道の区間は一周1,000kmルートには含まれていない。しかしやはりサイクリストの聖地だけに立ち寄りたいというのは本音だ。さっそく「一周モデルルートは個人の都合でアレンジ可能」ということが良く分かる。
一行はその後、モデルルート2日目にあたる今治から西条、新居浜、四国中央市を経て、香川県は善通寺へ。真言宗の総本山であり弘法大師生誕の地である。四国を旅してすぐ気づくのは、お遍路さんの存在だ。ゆくゆくはお遍路体験やサイクリングも走ってほしいと考える門田さんらが、そのとりかかりとして善通寺訪問を選んだのだ。
四国を旅していると、サイクリストは四国に住む人達からお遍路さん同様にもてなされることがある。これは「お接待」という文化で、通りがかりの人にお金や食べ物をいただくことが頻繁にあるのだ。これは「空海さんの生まれ変わり」として、あるいは求道の旅人として、お遍路さんを支援したいという気持ちからだ。お遍路と自転車旅行者は似たものとして四国の人の目には映るのだろう。お接待を受けること自体が不思議な体験となって心に刻まれる。
善通寺には宿坊が備わっており、旅人なら誰でも泊まることができる。精進料理を食べ、お坊さんの説法を聞き、お寺の朝のお勤めに参加すると心洗われることだろう。料金も一泊2食付きで6,100円と民宿並みだ。善通寺はサイクリストの旅人の受け入れにとくに積極的で、お遍路や「空海さん」の世界について知る絶好の機会をくれることだろう。
一行はその後、特徴のある海岸線の五色台へと向かった。ちょうど夕暮れの頃。黄金色に輝く瀬戸内海の、その向こうに瀬戸大橋のシルエットが浮かぶ。香川県の海岸線は半島が多く、複雑で、そのひとつひとつを回ると距離がかさんでしまい、現実的でない。そこでモデルルートには四国一周に組み入れるべき道を選んで設定したと門田さんは話す。五色台から海へ沈む夕陽を眺めて海岸線を走り、一行は高松市内へ。
高松市内では高松駅前の「JRホテルクレメント高松」に泊まった。高松市随一の高級ホテルだが、サイクリスト受け入れに積極的なJR四国の経営であるためホテル室内に自転車を持ち込みが可能で、かつ松山の市街観光にこの上ない便利な立地。そしてこの1階にはジャイアントストア高松がオープンしたばかり。サイクリング振興を推し進めるジャイアントストアなら、旅の途中のバイクのトラブル対応にもしっかり応えてくれることだろう。
旅のTIPS
四国一周サイクリングは「愛媛発着」が便利
〜松山空港がサイクリングの拠点となる各種のサービス〜
・サイクルステーションの設置
松山空港ターミナルビル1階東端の観光バス乗り場前に、空輸した自転車を組み立てられるようサイクルスタンド2基と空気入れが常備されたサイクルステーションが設置されている。また、同ビル内のインフォメーションカウンターでは整備工具を借りられる。
・更衣室の設置
ターミナルビル1階に、お遍路さんと供用で更衣室があり、男女各部屋に畳2枚が敷かれ、壁には縦約2メートル、横約90センチの姿見が設置されている。
・自転車用段ボールの預り
自転車の梱包用段ボールや輪行袋を、帰りの出発まで一時預かりするサービスを行っている。利用は7日以内だが、それ以上の日数の場合は相談して欲しいとのことだ。
受付・引受時間 8:10〜21:00
預り期間 預り日を含めて7日以内
問い合わせ先 松山空港インフォメーション TEL 089-972-5600
愛媛マルゴト自転車道
愛媛県は「サイクリングパラダイス愛媛」を目指して、「愛媛マルゴト自転車道構想」を推進しており、県と市町が連携して、サイクリストの聖地 「しまなみ海道」をはじめとするサイクリング26コースを設定し、 ブルーライン、コース案内板、マナー喚起看板等を整備して、 安全で快適なサイクリング環境の整備を行っている。また26コース中、19コースのサイクリングマップを作製・配布している。
・サイクルオアシスの整備
サイクリストのために、空気入れ、水、トイレ、ベンチ(休憩設 備)及び情報を無償提供し、地域と交流できる施設を県内260か所に 整備している。
・サイクルレスキュー体制
しまなみ地域では、自転車のパンクや故障などのトラブルに対応するための体制が構築されている。また、松山市をはじめ自転車店による出張修理が受けられる地区がある。
○しまなみ島走レスキュー
○しまなみサイクルセーバー
・愛媛マルゴト自転車道サイトによる情報発信
26のサイクリングコース(中・上級者向け11コース、ファミリー向け15コース)を地図や動画等で紹介するほか、おすすめスポットやコメント、写真などを自由に投稿できる参加型の情報サービスにより、県内でサイクリングを楽しむサイクリスト向けの情報提供を行っている。またスマホアプリも有るので活用したい。
愛媛マルゴト自転車道ホームページ
・手ぶらでサイクリング
しまなみ地域や松山空港、駅、港では、ホテル宿泊者のチェックアウト後の手荷物を当日配送するサービスが実施されている。
しまなみ海道手ぶら サイクリング
・愛媛県今治市内と広島県尾道市内の提携先ホテル間: http://www.sagawa-exp.co.jp/stc/
・松山空港: http://www2.sagawa-exp.co.jp/newsrelease/detail/2016/0812_1136.html
・松山観光港: http://setonaikaikisen.co.jp/information/archives/97
・JR松山駅: http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/osirase/tenimotutakuhai.pdf
・サイクリストのための列車やバスのサービス
サイクリストの利便性向上のため、県内では、自転車を解体して輪行袋に入れることなく、そのまま持ち込んで乗車することができる列車やバスが運行されている。
・サイクルトレイン
<伊予鉄道と連携>
自転車を電車に直接持ち込むことができるサイクルトレインを運行
伊予鉄道サイクルトレイン インフォメーション
サイクルトレインのご利用に関するお問い合わせ:伊予鉄道株式会社 運輸課・松山市駅 TEL:089-948-3323
他にサイクルトレインしまなみ号(JR予讃線 松山駅〜今治駅) や、JR予讃線特急「宇和海」(松山駅〜宇和島駅)にサイクルルームを設置するなど、JR四国とも連携を進めている。利用に関しての詳細や注意事項等はJR四国のホームページ等で確認して欲しい。
JR四国ホームページ
次編は香川から高知へと向かう。
photo&text:Makoto.AYANO
photo:Tetsuhiko.Komi/Ehime pref
3月14日、愛媛県庁において盛大に発表された四国一周1,000kmサイクリングルート。その発表会を終えたPR隊のメンバーたちは、県庁前で盛大に行われた出発式の後、実際に四国4県を駆け足で巡る旅に出発した。
メンバーは門田基志選手(チームジャイアント/サイクリングアイランド四国プロジェクトパートナー)を隊長に、PR大使に任命された女優・エッセイストの一青妙(ひととたえ)さん、愛媛県関係者、そしてこの旅の模様の発信を担うメディア関係者たち。シクロワイアード編集部の綾野もこれに加わり、旅を共にした。
愛媛県庁では愛媛のゆるキャラ「みきゃん」に手を振られ、右回りに四国を一周する旅に出発。ただし今回の旅はあくまで各県へのPRや発信を目的としたものなので、基本はバスで移動しつつ、要所要所を自転車で走行するデモンストレーションの色が強い旅だ。我々メディアもまずは四国4県のそれぞれの特色を体験し、一周1,000kmサイクルルートがどういうものか学ぶためものだ。
地域振興を絡めたサイクリング事業に6年前から取り組んできた愛媛県。しまなみ海道をサイクリングの聖地と宣言して以来、自転車環境の整備に取り組み、2年おきにサイクリング大会も開催。現在しまなみ海道には36万人を越える県外サイクリストが訪れるまでの大成功を収めてきた。これは道後温泉の年間訪問者数の半数に迫る数字だという。
県各地には「愛媛マルゴト自転車道」と呼ぶ26のサイクリングルートも設定し、県各地の観光地や温泉、グルメ等を絡めたサイクリング事業を展開してきたが、今回発表した四国一周1,000kmルートは愛媛県内だけにとどまらず、香川、徳島、高知にも範囲を広げた、四国全体をフィールドとするサイクリング振興事業となる。
四国遍路の出発地は徳島だが、「四国一周サイクリングのスタートは愛媛から」と県は呼びかける。広島・尾道からもしまなみ海道を渡ってアクセスできること、松山空港ではサイクリストサポート施設を用意し、更衣室や輪行箱預かりサービスが有ること、そしてサイクリング事業先進県として整備された環境が、訪れるサイクリストに多くのメリットをもたらす。基本的に海沿いのルートを辿る一周ルート。海に近い左車線を走るにも右回りは理にかなっている。
PR隊の旅はまず今治までバスでスキップしたが、まず最初に走る松山〜今治間のルートは瀬戸内海の静かな海の風景が味わえる素晴らしいルートだ。別日に行った独自の実走取材によりその様子をお届けしよう。
松山市街を抜けると、海がすぐそばにある国道196号線へ。穏やかな海のさざなみと瀬戸内独特の潮の香りを間近に感じるこのルートは、温和で静かな瀬戸内海の愛媛らしい表情を感じさせてくれる道だ。ちなみに筆者はこの辺りで少年時代を過ごし、四国一周サイクリングの経験もあるので懐かしさ人一倍である。
このルート沿いを走るJR予讃本線は、松山〜今治間でサイクルトレインも運行されており、道沿いの各駅から電車に乗り込むこともできるので安心だ。大動脈からは外れているため国道のクルマの交通量も少なく、休憩所「サイクルオアシス」に指定されたお店が点在するためサイクリングには絶好のルートだ。
今治につくと、一行はしまなみ海道に向かうべくサイクリングターミナル「サンライズ糸山」を訪問。ここから来島海峡大橋を渡り、馬島までの橋の上サイクリングを体験した。今治側の造船所を見下ろしながら、ループ橋によって高度を上げ、海上高さ178mの橋へと上る。眼下に広がる瀬戸内海と島々の風景を楽しみながら走れる。
橋のなかほどにある馬島では、橋梁のなかを通るエレベーターに乗り、約30人ほどが暮らすという島へと降り立った。橋の底を見上げれば、その人工物の巨大さと技術にため息をつくばかり。
ちなみにこのしまなみ海道の区間は一周1,000kmルートには含まれていない。しかしやはりサイクリストの聖地だけに立ち寄りたいというのは本音だ。さっそく「一周モデルルートは個人の都合でアレンジ可能」ということが良く分かる。
一行はその後、モデルルート2日目にあたる今治から西条、新居浜、四国中央市を経て、香川県は善通寺へ。真言宗の総本山であり弘法大師生誕の地である。四国を旅してすぐ気づくのは、お遍路さんの存在だ。ゆくゆくはお遍路体験やサイクリングも走ってほしいと考える門田さんらが、そのとりかかりとして善通寺訪問を選んだのだ。
四国を旅していると、サイクリストは四国に住む人達からお遍路さん同様にもてなされることがある。これは「お接待」という文化で、通りがかりの人にお金や食べ物をいただくことが頻繁にあるのだ。これは「空海さんの生まれ変わり」として、あるいは求道の旅人として、お遍路さんを支援したいという気持ちからだ。お遍路と自転車旅行者は似たものとして四国の人の目には映るのだろう。お接待を受けること自体が不思議な体験となって心に刻まれる。
善通寺には宿坊が備わっており、旅人なら誰でも泊まることができる。精進料理を食べ、お坊さんの説法を聞き、お寺の朝のお勤めに参加すると心洗われることだろう。料金も一泊2食付きで6,100円と民宿並みだ。善通寺はサイクリストの旅人の受け入れにとくに積極的で、お遍路や「空海さん」の世界について知る絶好の機会をくれることだろう。
一行はその後、特徴のある海岸線の五色台へと向かった。ちょうど夕暮れの頃。黄金色に輝く瀬戸内海の、その向こうに瀬戸大橋のシルエットが浮かぶ。香川県の海岸線は半島が多く、複雑で、そのひとつひとつを回ると距離がかさんでしまい、現実的でない。そこでモデルルートには四国一周に組み入れるべき道を選んで設定したと門田さんは話す。五色台から海へ沈む夕陽を眺めて海岸線を走り、一行は高松市内へ。
高松市内では高松駅前の「JRホテルクレメント高松」に泊まった。高松市随一の高級ホテルだが、サイクリスト受け入れに積極的なJR四国の経営であるためホテル室内に自転車を持ち込みが可能で、かつ松山の市街観光にこの上ない便利な立地。そしてこの1階にはジャイアントストア高松がオープンしたばかり。サイクリング振興を推し進めるジャイアントストアなら、旅の途中のバイクのトラブル対応にもしっかり応えてくれることだろう。
旅のTIPS
四国一周サイクリングは「愛媛発着」が便利
〜松山空港がサイクリングの拠点となる各種のサービス〜
・サイクルステーションの設置
松山空港ターミナルビル1階東端の観光バス乗り場前に、空輸した自転車を組み立てられるようサイクルスタンド2基と空気入れが常備されたサイクルステーションが設置されている。また、同ビル内のインフォメーションカウンターでは整備工具を借りられる。
・更衣室の設置
ターミナルビル1階に、お遍路さんと供用で更衣室があり、男女各部屋に畳2枚が敷かれ、壁には縦約2メートル、横約90センチの姿見が設置されている。
・自転車用段ボールの預り
自転車の梱包用段ボールや輪行袋を、帰りの出発まで一時預かりするサービスを行っている。利用は7日以内だが、それ以上の日数の場合は相談して欲しいとのことだ。
受付・引受時間 8:10〜21:00
預り期間 預り日を含めて7日以内
問い合わせ先 松山空港インフォメーション TEL 089-972-5600
愛媛マルゴト自転車道
愛媛県は「サイクリングパラダイス愛媛」を目指して、「愛媛マルゴト自転車道構想」を推進しており、県と市町が連携して、サイクリストの聖地 「しまなみ海道」をはじめとするサイクリング26コースを設定し、 ブルーライン、コース案内板、マナー喚起看板等を整備して、 安全で快適なサイクリング環境の整備を行っている。また26コース中、19コースのサイクリングマップを作製・配布している。
・サイクルオアシスの整備
サイクリストのために、空気入れ、水、トイレ、ベンチ(休憩設 備)及び情報を無償提供し、地域と交流できる施設を県内260か所に 整備している。
・サイクルレスキュー体制
しまなみ地域では、自転車のパンクや故障などのトラブルに対応するための体制が構築されている。また、松山市をはじめ自転車店による出張修理が受けられる地区がある。
○しまなみ島走レスキュー
○しまなみサイクルセーバー
・愛媛マルゴト自転車道サイトによる情報発信
26のサイクリングコース(中・上級者向け11コース、ファミリー向け15コース)を地図や動画等で紹介するほか、おすすめスポットやコメント、写真などを自由に投稿できる参加型の情報サービスにより、県内でサイクリングを楽しむサイクリスト向けの情報提供を行っている。またスマホアプリも有るので活用したい。
愛媛マルゴト自転車道ホームページ
・手ぶらでサイクリング
しまなみ地域や松山空港、駅、港では、ホテル宿泊者のチェックアウト後の手荷物を当日配送するサービスが実施されている。
しまなみ海道手ぶら サイクリング
・愛媛県今治市内と広島県尾道市内の提携先ホテル間: http://www.sagawa-exp.co.jp/stc/
・松山空港: http://www2.sagawa-exp.co.jp/newsrelease/detail/2016/0812_1136.html
・松山観光港: http://setonaikaikisen.co.jp/information/archives/97
・JR松山駅: http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/osirase/tenimotutakuhai.pdf
・サイクリストのための列車やバスのサービス
サイクリストの利便性向上のため、県内では、自転車を解体して輪行袋に入れることなく、そのまま持ち込んで乗車することができる列車やバスが運行されている。
・サイクルトレイン
<伊予鉄道と連携>
自転車を電車に直接持ち込むことができるサイクルトレインを運行
伊予鉄道サイクルトレイン インフォメーション
サイクルトレインのご利用に関するお問い合わせ:伊予鉄道株式会社 運輸課・松山市駅 TEL:089-948-3323
他にサイクルトレインしまなみ号(JR予讃線 松山駅〜今治駅) や、JR予讃線特急「宇和海」(松山駅〜宇和島駅)にサイクルルームを設置するなど、JR四国とも連携を進めている。利用に関しての詳細や注意事項等はJR四国のホームページ等で確認して欲しい。
JR四国ホームページ
次編は香川から高知へと向かう。
photo&text:Makoto.AYANO
photo:Tetsuhiko.Komi/Ehime pref
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