2017/03/15(水) - 09:13
3月頭に開催されたライトウェイ展示会。FELTやGTといったバイクブランドを筆頭に、数多くのブランドを取り扱う同社の展示会の様子をレポートします。
東京・浅草橋で行われたライトウェイプロダクツの展示会。1フロアをすべて借り切った展示会場には、同社が取り扱う様々なブランドの製品がずらりと並べられ、多くの人が集まる賑わいを見せていた。
同日には、全国の代理店が集まるサイクルパーツ合同展示会も行われ、そちらにも出展していたライトウェイプロダクツだが、本命となるのはやはりこちらの単独展示会。むしろ合同展示会が行われることで、多くの自転車業界関係者が集まる日に、より深く取り扱い製品を理解してもらおうという心意気が感じられる。
入り口付近にはFELTのロードバイクがずらりと並ぶが、この日のメインは完成車ではなくパーツブランド。エントランスを抜け、メイン会場となるホールに入ると奥行きのあるホールに4列の展示列が設けられ、所狭しと取り扱い製品が展示されていた。
最も目立つところに配置されていたのは、ローラー台ブランドのサイクルオプス。バーチャルサイクリングゲーム、Zwiftに対応するスマートトレーナー「MAGNUS」と「HAMMAER」が並べられ実際に体験することが出来る。全国のショップで体験試乗会を実施中(詳細はこちらの記事より)の最新の注目モデルである。
サイクルオプスもそうなのだが、会場全体を見渡してみても、あちらこちらで実演や体験型の展示が行われていることが印象的。例えば、ライトウェイオリジナルのロックブランドであるクウハクのブースでは、形状記憶合金を使用した全く新たな方式のロックである蔦」(レビュー記事はこちら)の新たな使い方を提案していた。
他にも、チャイルドトレーラーのバーレイでは、折りたたみ方やセッティングの方法について実演していたり、ペドロスブースでは、チェーンウォッシャーの体験が出来たりと実際に来場したショップのスタッフに対して、より深く製品を理解してもらうための取り組みが随所に施されていた。
また、様々な新製品も発表され、多くの来場者の興味を引いていた。台湾のアレックスリムからは、リーズナブルな価格でありつつ、軽量で高い駆動効率を誇るチューブレス対応アルミホイールや、自社で生産するリムを使用したワイドリムのカーボンディープホイールなど、意欲的な新製品が数々登場。
イタリアのシューズブランド、DMTからはリオオリンピックでチームスカイのエリア・ヴィヴィアーニが着用した新型シューズ、RS-1がお披露目された。ソールを貫通する血管のようなカーボンのチューブが目を引くこの新型モデルは、チューブの中を通るBOAのワイヤーがシューズを360度方向から締め付けることでこれまでにないフィット感を生み出しているという。他にも、現行のフラッグシップモデルのR1のアッパーをメッシュ素材に置き換えることで、より高い通気性を持たせたサマーエディションなども発表されている。
レーシーなプロダクトだけでなく、ユニークなアイテムも豊富に取りそろえるのがライトウェイらしいところ。アイディアあふれるアクセサリーをラインアップするスコプレからは、クリートとシューズの間に挟み込むことで、クランク位置に合わせて疑似的にクランク長が可変するゼンスリップクリートシムなるアイテムがデビュー。
今後の自転車の楽しみ方をぐっと広げてくれそうな新機軸のアイテムもお目見え。ヘルメットに装着するタイプのインカム”サイカム B-1”は、Bluetoothによって接続され最大4名が同時に通話ができるというもの。なんと500mまでなら接続が途切れることなく、会話できるという。スピーカー式で耳をふさぐことが無いため法律上も問題なく、グループツーリングなどできっと役に立ってくれるはず。こちらも実際に試すことが出来たが、かなりクリアに音声を拾いつつ、周囲の音も聞こえやすい。これがあれば、より快適なグループライドが楽しめそうだ。
さて、これらの新製品は改めてレビュー記事などで紹介していく予定。レーサー向けのハイエンドなプロダクトから、サイクルライフを豊かにしてくれそうなお役立ちアイテムまで、様々なアイテムを取り扱うライトウェイプロダクツ。今年の取り扱い商品も要注目だ。
text&photo:Naoki.YASUOKA
東京・浅草橋で行われたライトウェイプロダクツの展示会。1フロアをすべて借り切った展示会場には、同社が取り扱う様々なブランドの製品がずらりと並べられ、多くの人が集まる賑わいを見せていた。
同日には、全国の代理店が集まるサイクルパーツ合同展示会も行われ、そちらにも出展していたライトウェイプロダクツだが、本命となるのはやはりこちらの単独展示会。むしろ合同展示会が行われることで、多くの自転車業界関係者が集まる日に、より深く取り扱い製品を理解してもらおうという心意気が感じられる。
入り口付近にはFELTのロードバイクがずらりと並ぶが、この日のメインは完成車ではなくパーツブランド。エントランスを抜け、メイン会場となるホールに入ると奥行きのあるホールに4列の展示列が設けられ、所狭しと取り扱い製品が展示されていた。
最も目立つところに配置されていたのは、ローラー台ブランドのサイクルオプス。バーチャルサイクリングゲーム、Zwiftに対応するスマートトレーナー「MAGNUS」と「HAMMAER」が並べられ実際に体験することが出来る。全国のショップで体験試乗会を実施中(詳細はこちらの記事より)の最新の注目モデルである。
サイクルオプスもそうなのだが、会場全体を見渡してみても、あちらこちらで実演や体験型の展示が行われていることが印象的。例えば、ライトウェイオリジナルのロックブランドであるクウハクのブースでは、形状記憶合金を使用した全く新たな方式のロックである蔦」(レビュー記事はこちら)の新たな使い方を提案していた。
他にも、チャイルドトレーラーのバーレイでは、折りたたみ方やセッティングの方法について実演していたり、ペドロスブースでは、チェーンウォッシャーの体験が出来たりと実際に来場したショップのスタッフに対して、より深く製品を理解してもらうための取り組みが随所に施されていた。
また、様々な新製品も発表され、多くの来場者の興味を引いていた。台湾のアレックスリムからは、リーズナブルな価格でありつつ、軽量で高い駆動効率を誇るチューブレス対応アルミホイールや、自社で生産するリムを使用したワイドリムのカーボンディープホイールなど、意欲的な新製品が数々登場。
イタリアのシューズブランド、DMTからはリオオリンピックでチームスカイのエリア・ヴィヴィアーニが着用した新型シューズ、RS-1がお披露目された。ソールを貫通する血管のようなカーボンのチューブが目を引くこの新型モデルは、チューブの中を通るBOAのワイヤーがシューズを360度方向から締め付けることでこれまでにないフィット感を生み出しているという。他にも、現行のフラッグシップモデルのR1のアッパーをメッシュ素材に置き換えることで、より高い通気性を持たせたサマーエディションなども発表されている。
レーシーなプロダクトだけでなく、ユニークなアイテムも豊富に取りそろえるのがライトウェイらしいところ。アイディアあふれるアクセサリーをラインアップするスコプレからは、クリートとシューズの間に挟み込むことで、クランク位置に合わせて疑似的にクランク長が可変するゼンスリップクリートシムなるアイテムがデビュー。
今後の自転車の楽しみ方をぐっと広げてくれそうな新機軸のアイテムもお目見え。ヘルメットに装着するタイプのインカム”サイカム B-1”は、Bluetoothによって接続され最大4名が同時に通話ができるというもの。なんと500mまでなら接続が途切れることなく、会話できるという。スピーカー式で耳をふさぐことが無いため法律上も問題なく、グループツーリングなどできっと役に立ってくれるはず。こちらも実際に試すことが出来たが、かなりクリアに音声を拾いつつ、周囲の音も聞こえやすい。これがあれば、より快適なグループライドが楽しめそうだ。
さて、これらの新製品は改めてレビュー記事などで紹介していく予定。レーサー向けのハイエンドなプロダクトから、サイクルライフを豊かにしてくれそうなお役立ちアイテムまで、様々なアイテムを取り扱うライトウェイプロダクツ。今年の取り扱い商品も要注目だ。
text&photo:Naoki.YASUOKA
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