2016/09/22(木) - 08:50
レースにおいて輝かしい戦歴を持つピナレロが、ツール・ド・フランス真っ最中の7月に自らのホームグラウンドで開催するグランフォンド大会が「ラ・ピナ サイクリングマラソン」です。この大会に、CMや雑誌で活躍するモデルにして、本格派サイクリストとしても知られる日向涼子さんが挑戦しました!
日向さん、ラ・ピナ サイクリングマラソンに挑戦!
シクロワイアードでも紹介していますが、ご存じないという方のために「ラ・ピナ サイクリングマラソン(以下、ラ・ピナ)」についてご説明しましょう。ピナレロの創業者ジョバンニ・ピナレロ氏の75歳のバースデーを記念して生まれたこの大会は、イタリア国内はもとより、世界各国から約5,000人のサイクリストがエントリーする大人気のグランフォンドイベント。今年、めでたく20周年を迎えました(日本からのオフィシャルツアーも11回目)!
人気の秘密はおいおいお話ししていくとして、日向さんがこの大会に参加することになったきっかけは……昨年のサイクルモードの会場で出会ったファウスト・ピナレロ社長に「イタリアに来ないか?」と口説かれた(!?)から。「コースには見たこともないような峠もあるというし、これは坂バカとして受けて立たないわけにはいきません!」とワクワク顔の日向さん。というわけで、挑戦が決定!
その後は、愛車となるDOGMA F8を手に入れ、練習や予定していたレースに参戦して走りを磨く日々。
そして、いよいよ7月。「成田空港 深夜00:30発」という、仕事をしている人にはうれしい(!?)便で、イタリアへ出発!
ドバイ乗り継ぎを経て、ヴェネツィア国際空港に着くと、「わっ、蒸し暑い……」。地中海性気候=乾燥、というイメージとはちょっと違うみたい。さっそく、ヴェネツィアから北に約30kmに位置する今回の大会の舞台・トレヴィーゾに移動しました。
……となるはずですが、すんなり事が運ばないのはさすがイタリア。レンタカーを借りるのに1時間かかり、しかも、ようやく借りたクルマが故障して高速道路でレッカーされるという事態に。到着早々イタリアの洗礼を受けた日向さんですが、「厄落としになったかも♪」となぜか前向き(笑)。トラブルも楽しめる心の余裕がイタリアの旅には欠かせないようです。(オフィシャルツアーでは、貸切バスでの移動になりますのでご安心を)
日向さん、ピナレロの生まれ故郷トレヴィーゾを堪能!
さて、日本ではあまり知られていませんが、ピナレロの生まれ故郷であるここトレヴィーゾは「陸のヴェネツィア」とも呼ばれる美しい都市。世界的なアパレルメーカー・ベネトンや電機メーカー・デロンギの創業の地でもあり、美しい製品を生み出す地としてイタリア国内では有名なのです! さらに、アルプス伏流水の恵みを受けた山の幸、アドリア海の海の幸、名産のプロセッコワインと、グルメの宝庫としてもよく知られています。おいしいものに目のない日向さんはうれしそう♪
まずは聖地巡礼ともいうべきピナレロ本店詣でに向かった日向さん。2日後に大会を控えたピナレロ本店内は、世界各国からの参加者で大にぎわい♪
ピナレロの本店というので、スタイリッシュで広々とした空間を想像していた日向さん。意外なほど狭い間口にビックリ! しかし、「なかに入ると奥に長い!」。そうなのです。大通りに面したウェアとグッズを扱うショップだけでなく、裏通りを挟んで、ピナレロの自転車ショップとスポーツ用品店もあるので、みなさん寄るのをお忘れなく!
「自転車ショップでは、ロードバイクと並んで、ピナレロ製の実用車や子ども用自転車が売られていました。ピナレロは、世界的ブランドでありながら、トレヴィーゾの人たちにとっては“街の自転車屋さん”であり続けているんですね。なんだかグッときちゃいました!」と日向さん。
さらに「私が行った日はピナレロ家の女性陣がお店番(!?)でした。みんな笑顔がとってもフレンドリー! 『イタリアはファミリービジネス大国』と聞いたことがありますが、ピナレロに乗っている私たちのこともファミリーの一員として迎えてくれるような、アットホームな雰囲気がありましたよ」。
その後、日向さんはトレヴィーゾの街を散策。15~16世紀の建物が今も残る古い街並みは中世の騎士が現れても不思議がないようなロマンチックな雰囲気。そぞろ歩くだけでも楽しい♪
街では、使い込まれたピナレロの自転車を数多く見かけました。
さらに、ラ・ピナを記念して、街にはピナレロの旗で装飾されたお店もたくさん。
「自転車イベントの会場というと、郊外の公園をイメージしますが、ピナレロは街中、というより自分たちのお店の前からスタートさせるんですね。詰め込みすぎ感がないこともないですが(笑)、街全体がこのお祭り騒ぎを楽しんでいること、ピナレロが街のみんなに愛されていることが伝わってきました!」
日向さん、インデュラインと走る!
さて、大会前日はピナレロが主催する“イタリアの道路とレンタルバイクに慣れるための試走会”に参加しました(日向さんは自分の愛車ピナ太(DOGMA F8)を持ってきましたが、「飛行機輪行が心配!」なオフィシャルツアー参加者にはピナレロのレンタルバイク(有料)がありますのでご安心を)。宿泊しているホテルまで、ピナレロ社のスタッフやピナレロ率いる地元グランフォンドチームのおじさまたちがお迎えに来てくださるという至れり尽くせりぶりです。
「イタリアの道路は右側通行」や「ロータリーの走り方(横断歩道はほぼない)」を頭のなかにインプットしながらゆっくり走っていると、他のホテルからも各国のサイクリストが合流してきて、集団はどんどんスピードアップ! 「楽しくなるにつれスピードが上がっていっちゃうのは万国共通なんですね(笑)」。
と、そんな日向さんが一緒に走ったのは、なんとツール・ド・フランスV5など、ピナレロに乗って大活躍したミゲール・インデュライン氏! じつはインデュライン、ラ・ピナのゲストライダーの常連なのです。とはいえ、大会ではトップ集団にいないと一緒には走れないので……試走会で会えた日向さんはラッキー?
試走会の休憩場所はピナレロ本社工場に設けられていました。ここで世界各国からやってきたサイクリストたちと異文化交流♪ 言葉は片言でも、グランフォンド好き・ピナレロ好きの共通点があれば、気持ちが通じましたよ!
日向さん、新作発表会でハンドルに萌え!
試走会の後は、ピナレロ社の主催するホテルでのランチパーティに参加(※パーティへの招待はサプライズ。毎年必ず招待されるわけではありません)。しかし、日向さんがより楽しみにしていたのは、同ホテルで開催される2017年モデルの新作発表会でした。
「買う余裕もないし、乗る機会もほとんどないだろうに」日向さんの心にピンと来てしまったのは、TTバイク BOLIDE。「TTバイクは無理でも、ハンドルなら!……ポジションはほぼ決まっているし、ステム一体型ハンドルにしちゃおうかなぁ」と日向さん。「数年前までパーツに熱くなっている男性を理解できなかったけれど、最近わかりかけている自分が怖いです(笑)」。
ピナレロの生まれ故郷に来たことで、ますますピナレロを身近に感じ始めた日向さん。さぁ、明日はいよいよラ・ピナ サイクリングマラソン大会当日です!
日向さん、ラ・ピナ サイクリングマラソンに挑戦!
シクロワイアードでも紹介していますが、ご存じないという方のために「ラ・ピナ サイクリングマラソン(以下、ラ・ピナ)」についてご説明しましょう。ピナレロの創業者ジョバンニ・ピナレロ氏の75歳のバースデーを記念して生まれたこの大会は、イタリア国内はもとより、世界各国から約5,000人のサイクリストがエントリーする大人気のグランフォンドイベント。今年、めでたく20周年を迎えました(日本からのオフィシャルツアーも11回目)!
人気の秘密はおいおいお話ししていくとして、日向さんがこの大会に参加することになったきっかけは……昨年のサイクルモードの会場で出会ったファウスト・ピナレロ社長に「イタリアに来ないか?」と口説かれた(!?)から。「コースには見たこともないような峠もあるというし、これは坂バカとして受けて立たないわけにはいきません!」とワクワク顔の日向さん。というわけで、挑戦が決定!
その後は、愛車となるDOGMA F8を手に入れ、練習や予定していたレースに参戦して走りを磨く日々。
そして、いよいよ7月。「成田空港 深夜00:30発」という、仕事をしている人にはうれしい(!?)便で、イタリアへ出発!
ドバイ乗り継ぎを経て、ヴェネツィア国際空港に着くと、「わっ、蒸し暑い……」。地中海性気候=乾燥、というイメージとはちょっと違うみたい。さっそく、ヴェネツィアから北に約30kmに位置する今回の大会の舞台・トレヴィーゾに移動しました。
……となるはずですが、すんなり事が運ばないのはさすがイタリア。レンタカーを借りるのに1時間かかり、しかも、ようやく借りたクルマが故障して高速道路でレッカーされるという事態に。到着早々イタリアの洗礼を受けた日向さんですが、「厄落としになったかも♪」となぜか前向き(笑)。トラブルも楽しめる心の余裕がイタリアの旅には欠かせないようです。(オフィシャルツアーでは、貸切バスでの移動になりますのでご安心を)
日向さん、ピナレロの生まれ故郷トレヴィーゾを堪能!
さて、日本ではあまり知られていませんが、ピナレロの生まれ故郷であるここトレヴィーゾは「陸のヴェネツィア」とも呼ばれる美しい都市。世界的なアパレルメーカー・ベネトンや電機メーカー・デロンギの創業の地でもあり、美しい製品を生み出す地としてイタリア国内では有名なのです! さらに、アルプス伏流水の恵みを受けた山の幸、アドリア海の海の幸、名産のプロセッコワインと、グルメの宝庫としてもよく知られています。おいしいものに目のない日向さんはうれしそう♪
まずは聖地巡礼ともいうべきピナレロ本店詣でに向かった日向さん。2日後に大会を控えたピナレロ本店内は、世界各国からの参加者で大にぎわい♪
ピナレロの本店というので、スタイリッシュで広々とした空間を想像していた日向さん。意外なほど狭い間口にビックリ! しかし、「なかに入ると奥に長い!」。そうなのです。大通りに面したウェアとグッズを扱うショップだけでなく、裏通りを挟んで、ピナレロの自転車ショップとスポーツ用品店もあるので、みなさん寄るのをお忘れなく!
「自転車ショップでは、ロードバイクと並んで、ピナレロ製の実用車や子ども用自転車が売られていました。ピナレロは、世界的ブランドでありながら、トレヴィーゾの人たちにとっては“街の自転車屋さん”であり続けているんですね。なんだかグッときちゃいました!」と日向さん。
さらに「私が行った日はピナレロ家の女性陣がお店番(!?)でした。みんな笑顔がとってもフレンドリー! 『イタリアはファミリービジネス大国』と聞いたことがありますが、ピナレロに乗っている私たちのこともファミリーの一員として迎えてくれるような、アットホームな雰囲気がありましたよ」。
その後、日向さんはトレヴィーゾの街を散策。15~16世紀の建物が今も残る古い街並みは中世の騎士が現れても不思議がないようなロマンチックな雰囲気。そぞろ歩くだけでも楽しい♪
街では、使い込まれたピナレロの自転車を数多く見かけました。
さらに、ラ・ピナを記念して、街にはピナレロの旗で装飾されたお店もたくさん。
「自転車イベントの会場というと、郊外の公園をイメージしますが、ピナレロは街中、というより自分たちのお店の前からスタートさせるんですね。詰め込みすぎ感がないこともないですが(笑)、街全体がこのお祭り騒ぎを楽しんでいること、ピナレロが街のみんなに愛されていることが伝わってきました!」
日向さん、インデュラインと走る!
さて、大会前日はピナレロが主催する“イタリアの道路とレンタルバイクに慣れるための試走会”に参加しました(日向さんは自分の愛車ピナ太(DOGMA F8)を持ってきましたが、「飛行機輪行が心配!」なオフィシャルツアー参加者にはピナレロのレンタルバイク(有料)がありますのでご安心を)。宿泊しているホテルまで、ピナレロ社のスタッフやピナレロ率いる地元グランフォンドチームのおじさまたちがお迎えに来てくださるという至れり尽くせりぶりです。
「イタリアの道路は右側通行」や「ロータリーの走り方(横断歩道はほぼない)」を頭のなかにインプットしながらゆっくり走っていると、他のホテルからも各国のサイクリストが合流してきて、集団はどんどんスピードアップ! 「楽しくなるにつれスピードが上がっていっちゃうのは万国共通なんですね(笑)」。
と、そんな日向さんが一緒に走ったのは、なんとツール・ド・フランスV5など、ピナレロに乗って大活躍したミゲール・インデュライン氏! じつはインデュライン、ラ・ピナのゲストライダーの常連なのです。とはいえ、大会ではトップ集団にいないと一緒には走れないので……試走会で会えた日向さんはラッキー?
試走会の休憩場所はピナレロ本社工場に設けられていました。ここで世界各国からやってきたサイクリストたちと異文化交流♪ 言葉は片言でも、グランフォンド好き・ピナレロ好きの共通点があれば、気持ちが通じましたよ!
日向さん、新作発表会でハンドルに萌え!
試走会の後は、ピナレロ社の主催するホテルでのランチパーティに参加(※パーティへの招待はサプライズ。毎年必ず招待されるわけではありません)。しかし、日向さんがより楽しみにしていたのは、同ホテルで開催される2017年モデルの新作発表会でした。
「買う余裕もないし、乗る機会もほとんどないだろうに」日向さんの心にピンと来てしまったのは、TTバイク BOLIDE。「TTバイクは無理でも、ハンドルなら!……ポジションはほぼ決まっているし、ステム一体型ハンドルにしちゃおうかなぁ」と日向さん。「数年前までパーツに熱くなっている男性を理解できなかったけれど、最近わかりかけている自分が怖いです(笑)」。
ピナレロの生まれ故郷に来たことで、ますますピナレロを身近に感じ始めた日向さん。さぁ、明日はいよいよラ・ピナ サイクリングマラソン大会当日です!
Amazon.co.jp
野菜の種 チコリー・トレヴィーゾ プレコーチェ
柴田園芸刃物