2016/05/10(火) - 08:43
10月2日に愛媛県松野町でまた新たな耐久系MTBレース「松野四万十バイクレース」が開催される。上級コースは130kmのうち、ダートはなんと52%!そしてその獲得標高は約3,000mと、データを聞くだけでもその雄大さに期待してしまう。西日本を中心に全国のMTB通が集まったプレ大会の様子をお伝えしよう。
今回のコースを監修、プロデュースした門田基志選手(チームジャイアント)は海外で多くのマウンテンバイクレースの経験も持ち、その楽しみを日本に持ち帰ったと言ってもいい。なによりありがたいのは初級・中級・上級と参加者は自分のレベルに合わせてエントリーすることができる。完走する目標だけでなく、四国の里山を感じることのできるアトラクションを多数用意してくれた。
このレース、ソロエントリーではない。2人〜4人でチームを組み完走を目指すタイムレース。上級コースは130kmという長丁場、どんなトラブルがあるかわからない。そのためチームで緊急時も対応することが条件。チーム員はお互いに見える範囲で走行しなければならない。
なによりチームで走ることで一緒にこのレースの楽しみを共有できる。チームの誰かがリタイアしても走行は可能、ペナルティーを課せられるがチームの完走を目標にすることもできる。チームそれぞれのスタイルでレースを安心して楽しめるのはうれしい設定だ。もしチーム全員で無事フィニッシュできれば、今後のMTBライフとして最強の仲間となることは間違いない。
コースの仕様は上級コースが130km 未舗装率52.5%、中級コースが90km 未舗装率42.3%、初級コースが30km 未舗装率65.3%となっている。愛媛県松野町は高知県四万十川の源流域にもあたり、四国でも奥深い山々が連なる。そんな林業盛んな松野町のダブルトラックの林道をそのまま使い、舗装区間でつなぐことによりこの壮大な距離をつくりあげている。
走りやすい林道の中には岩が多いセクションもあり、マシンを守りながらチームのために走る使命感もまたいい。様々なトラブルも奥深い山中では、考え抜いた装備品で対応。いかに軽量に装備するかも勝負どころで、チーム員で分散するなどの作戦も有効だ。
舗装セクションも最長では18.1kmあり、MTBでのトレイン走行でチーム全体で体力消耗を防ぐ。コース全体でのペース配分をチームで考える、今までにない面白さがある。そしてチームで乗り越えて見ることのできる風景は四国の深山特徴の、深い木々の合間から一気に広がる山並みだ。この風景はぜひ味わってもらいたい。
コマ地図をもつことなく迷わずコースを進むために、分岐の全てにわかりやすい目印を設置している。もちろんプレ大会でも迷うことなく全員進むことができるたので安心だ。
スタート時間は朝5時30分。各クラス制限時間があるが、上級クラスの場合フィニッシュの制限時間は午後6時。この12時間半の長丁場を乗り切るために途中2箇所の関門にも制限時間が設定されている。時間配分を考えつつもコース上に突然現れるチェックポイント(以下CP)での充実したフィード(以下FD)は松野町ならでは。
ご当地サプライズ演出がたくさんあり、そんな地元の方の応援に触れられるこのレース。上位を狙うならストイックに走らなければならないが、それもチームそれぞれの楽しみ方だ。
このコース設定では130kmを安全に走るための工夫として100km地点の最終関門がスタートエリアでもある。そのためにこの最終関門でリタイアまたは制限時間となっても、メイン会場に同時に戻っているという。ここで完走できなかったとしても安全に会場に戻っていることにもなり、次回完走への目標も楽しく立てられる。完走しても時間制限であっても、この冒険を十分に満喫できるしかけに脱帽だ!
10月2日開催のこのレース、7月ごろからエントリー受付が始まる予定だ。松野町公式ホームページの情報発信を常にチェックしたいところ。それでは、今回行われたプレ大会のレポートに移ろう。
今回取材班に同行していただいたチームはNo.109 チーム名「ひよこ隊」!地元愛媛で精力的にサイクリング活動をしてるすーさん・藤井さん、そして私タロー岡本の3名。サイクリングやシクロクロスでもいつも一緒に楽しませていただいているメンバー。
今回のプレ大会は、早朝からの暴風警報でどうなるのかと思わせた。待ち時間の合間、参加者それぞれ補給品などの装備を見せ合いうのもこのレースならでは。安全のために開催時間を1時間遅らせ、警報解除を待っての雨のスタートとなった。」
午前中には晴れになることはわかっていたので、この時点でレインウエアの組み合わせをどうするか悩むライダーは多かった。1時間遅れのスタートではあったが日没時間の関係で制限時間に変更はなく関門制限時間が1時間短くなるレースとなった。
スタートは松野町の目黒南小学校。スタート直後は顔面に跳ね上がる雨水と共にアスファルトを6.7km走行しいよいよ最初の滑床林道へ。前後左右に散らばる参加者の足はまだまだ元気。
そして現れるダート、ダブルトラックのためチームとして走りやすい9.79kmの登りへ。全開で抜いていくチーム、途中止まって装備品のフィッティングをするライダーなどロングへの緊張感が伝わってくる。最初の林道ではまだ他のチームも団子状態のため和やかに話も聞こえてきた。私たちひよこ隊も話しながら徐々に標高を上げていく。
そして頂上付近、霧の中から突如現れるFDが現れる。ここで普通の補給品があるのかと思ったら、FDのテーブルではなんと本格的にお茶をたてている。そう、表千家の本格的なお茶と和菓子が出迎えてくれた。まさかアドベンチャーレースでこんなに心落ち着かせてくれるおもてなし。そのギャップが楽しい。座って飲むお茶のおかげで根が生えそうになる。ここでチームひよこ隊も休憩をとりつつ全体の息を整えた。
ここから一気に黒尊スーパー林道アスファルトを18km下る。すでに雨は止んでいたがまだ早朝、寒いダウンヒルだ。しかし一転空模様も快晴に!チームだからこそ、全員でテンション上げてトレイン走行にも力が入る。
今回は機材を背負う私タローは一番後ろにつき、前ですーさん・藤井さんの2人のローテーションを眺めることとなった。そして突入する西谷林道。ここは15kmの大ループコース。約7kmをひたすら登っていく。つづらを切り返していき足も疲れてきたころに突如FDに到着。
テントを目視した時点で普通のFDではないことは明らか。テントではなにかを鉄板で焼いている、ソーセージだ!それも普段あまりみることのない濃い色の鹿肉ソーセージ。一口食べると、なんとも香ばしい。こんな山中で鹿肉ソーセージバーベキューが食べられるなんて。何個も食べる参加者も。もうこのフィードゾーンはグルメゾーン、松野町のもてなしに完敗です!
ここでほとんどの参加者はレインウエアを脱ぎ、西谷林道ループのダウンヒルへ向かう。この後の約7kmダートダウンヒルは、これぞMTBダート乗りにとって最高に楽しい下り!テクニックと機材の実力が試されるシーンでもある。ふたたび黒尊スーパー林道アスファルトを進む。この間9.8kmは田畑を横に黒尊川沿いを下っていく。チームはトレイン編成を入れ替えながら川のきらめきと村の風景に心和む瞬間だ。
続いて現れる玖木南林道10km。ここからは今までの林道と違い勾配が激しくなる。チーム内も個々のペースに合わせて隊列で進む。例えバラついても、声を掛け合い走るので安心だ。どんどんキツくなる勾配に根負けし歩いたり、そしてとうとう斜面に座りチームで休憩。
そう、休んでいる場所は15%はあるだろう勾配の途中。とりあえずチームが揃い補給タイムだ。そうしているうちに後続のチームも押しながら登ってくる。意地になり乗車して登るもよし、とにかくこの勾配をどう楽しむかも大きなポイントだ。
そして続く日見須林道13.3km。ここにこの大会でアドベンチャー性の高い箇所がある。とにかくひたすら登っていくが、その勾配が徐々に激しくなる。気づくとまるで壁のような信じられないような勾配が待っているのだ!
勾配は15%から18%とは聞いていたが、それどころではない。20%は超えているのではないかと思わせる勾配が延々と続く。どうにか乗って走りたいがリアはグリップを失い乗車は不可だ。ここをトップクラスの選手たちは乗って走るのだからすごい。
このハードな林道出口のCPは沈下橋を通過する。テントをふと見るとそこには甲冑姿の野武士が。各チームメンバーと野武士と沈下橋の撮影タイムだ。法螺貝と太鼓の音に見送られ次のCPに向かう。
すでに85kmを走行し体力はかなり奪われている。この時点でアスファルトの14km先のCPまで制限時間25分だった。チームの2人はまだまだ元気だったが自分は全く脚が回らない状態。しかしここからがチーム制の本領発揮!
すーさん・藤井さんの2人がローテーションで先頭を引き、重い機材を背負う自分を引っ張ってくれる。チームのためにもなんとか制限時間内でCPを通過しなければと思うと脚は回る、さすがチームで走るパワーを感じた。
残念ながら取材チームは最後の関門7分オーバーでクリアできず100km走破で終了した。それでもこのMTB100kmを走りきった満足感を得て、チーム皆で喜びあった。常にチームで動く安心感、遅れ気味についていく自分はポイントごとに待ってもらい足を引っ張ってしまったが、そんな自分を笑顔で許してくれるチームのみんなに感謝し、これからの絆を深めた。
他のチームも8時間近くをアトラクションや山を満喫しながら走破!制限時間オーバーにもかかわらず参加者たちは十分満足した様子だった。
そして今回最終関門の先にあった最終の目黒林道20km。ここにたどり着いた5チームの勇者たちを迎えた素敵なアトラクションがあったとか。完走者に聞くと、松野音頭とともに浴衣美人の歓迎に出迎えられたそうだ。次回はぜひ浴衣美人と共に音頭をとってみたいものだ。
1時間早めの制限時間だったため上級16チーム中11チームはここで終了。しかし優勝した門田基志選手と西山靖晃選手のチームを含む5チームは完走を果たし、プレ大会としてよい結果を残したのだった。
今後広がりを見せる耐久系MTBレース。この大会は間違いなく日本最長最強の冒険を体験できるコース。10/2の本大会でもみなさんにぜひ体験してもらいたい!
text:Taro.OKAMOTO
今回のコースを監修、プロデュースした門田基志選手(チームジャイアント)は海外で多くのマウンテンバイクレースの経験も持ち、その楽しみを日本に持ち帰ったと言ってもいい。なによりありがたいのは初級・中級・上級と参加者は自分のレベルに合わせてエントリーすることができる。完走する目標だけでなく、四国の里山を感じることのできるアトラクションを多数用意してくれた。
このレース、ソロエントリーではない。2人〜4人でチームを組み完走を目指すタイムレース。上級コースは130kmという長丁場、どんなトラブルがあるかわからない。そのためチームで緊急時も対応することが条件。チーム員はお互いに見える範囲で走行しなければならない。
なによりチームで走ることで一緒にこのレースの楽しみを共有できる。チームの誰かがリタイアしても走行は可能、ペナルティーを課せられるがチームの完走を目標にすることもできる。チームそれぞれのスタイルでレースを安心して楽しめるのはうれしい設定だ。もしチーム全員で無事フィニッシュできれば、今後のMTBライフとして最強の仲間となることは間違いない。
コースの仕様は上級コースが130km 未舗装率52.5%、中級コースが90km 未舗装率42.3%、初級コースが30km 未舗装率65.3%となっている。愛媛県松野町は高知県四万十川の源流域にもあたり、四国でも奥深い山々が連なる。そんな林業盛んな松野町のダブルトラックの林道をそのまま使い、舗装区間でつなぐことによりこの壮大な距離をつくりあげている。
走りやすい林道の中には岩が多いセクションもあり、マシンを守りながらチームのために走る使命感もまたいい。様々なトラブルも奥深い山中では、考え抜いた装備品で対応。いかに軽量に装備するかも勝負どころで、チーム員で分散するなどの作戦も有効だ。
舗装セクションも最長では18.1kmあり、MTBでのトレイン走行でチーム全体で体力消耗を防ぐ。コース全体でのペース配分をチームで考える、今までにない面白さがある。そしてチームで乗り越えて見ることのできる風景は四国の深山特徴の、深い木々の合間から一気に広がる山並みだ。この風景はぜひ味わってもらいたい。
コマ地図をもつことなく迷わずコースを進むために、分岐の全てにわかりやすい目印を設置している。もちろんプレ大会でも迷うことなく全員進むことができるたので安心だ。
スタート時間は朝5時30分。各クラス制限時間があるが、上級クラスの場合フィニッシュの制限時間は午後6時。この12時間半の長丁場を乗り切るために途中2箇所の関門にも制限時間が設定されている。時間配分を考えつつもコース上に突然現れるチェックポイント(以下CP)での充実したフィード(以下FD)は松野町ならでは。
ご当地サプライズ演出がたくさんあり、そんな地元の方の応援に触れられるこのレース。上位を狙うならストイックに走らなければならないが、それもチームそれぞれの楽しみ方だ。
このコース設定では130kmを安全に走るための工夫として100km地点の最終関門がスタートエリアでもある。そのためにこの最終関門でリタイアまたは制限時間となっても、メイン会場に同時に戻っているという。ここで完走できなかったとしても安全に会場に戻っていることにもなり、次回完走への目標も楽しく立てられる。完走しても時間制限であっても、この冒険を十分に満喫できるしかけに脱帽だ!
10月2日開催のこのレース、7月ごろからエントリー受付が始まる予定だ。松野町公式ホームページの情報発信を常にチェックしたいところ。それでは、今回行われたプレ大会のレポートに移ろう。
今回取材班に同行していただいたチームはNo.109 チーム名「ひよこ隊」!地元愛媛で精力的にサイクリング活動をしてるすーさん・藤井さん、そして私タロー岡本の3名。サイクリングやシクロクロスでもいつも一緒に楽しませていただいているメンバー。
今回のプレ大会は、早朝からの暴風警報でどうなるのかと思わせた。待ち時間の合間、参加者それぞれ補給品などの装備を見せ合いうのもこのレースならでは。安全のために開催時間を1時間遅らせ、警報解除を待っての雨のスタートとなった。」
午前中には晴れになることはわかっていたので、この時点でレインウエアの組み合わせをどうするか悩むライダーは多かった。1時間遅れのスタートではあったが日没時間の関係で制限時間に変更はなく関門制限時間が1時間短くなるレースとなった。
スタートは松野町の目黒南小学校。スタート直後は顔面に跳ね上がる雨水と共にアスファルトを6.7km走行しいよいよ最初の滑床林道へ。前後左右に散らばる参加者の足はまだまだ元気。
そして現れるダート、ダブルトラックのためチームとして走りやすい9.79kmの登りへ。全開で抜いていくチーム、途中止まって装備品のフィッティングをするライダーなどロングへの緊張感が伝わってくる。最初の林道ではまだ他のチームも団子状態のため和やかに話も聞こえてきた。私たちひよこ隊も話しながら徐々に標高を上げていく。
そして頂上付近、霧の中から突如現れるFDが現れる。ここで普通の補給品があるのかと思ったら、FDのテーブルではなんと本格的にお茶をたてている。そう、表千家の本格的なお茶と和菓子が出迎えてくれた。まさかアドベンチャーレースでこんなに心落ち着かせてくれるおもてなし。そのギャップが楽しい。座って飲むお茶のおかげで根が生えそうになる。ここでチームひよこ隊も休憩をとりつつ全体の息を整えた。
ここから一気に黒尊スーパー林道アスファルトを18km下る。すでに雨は止んでいたがまだ早朝、寒いダウンヒルだ。しかし一転空模様も快晴に!チームだからこそ、全員でテンション上げてトレイン走行にも力が入る。
今回は機材を背負う私タローは一番後ろにつき、前ですーさん・藤井さんの2人のローテーションを眺めることとなった。そして突入する西谷林道。ここは15kmの大ループコース。約7kmをひたすら登っていく。つづらを切り返していき足も疲れてきたころに突如FDに到着。
テントを目視した時点で普通のFDではないことは明らか。テントではなにかを鉄板で焼いている、ソーセージだ!それも普段あまりみることのない濃い色の鹿肉ソーセージ。一口食べると、なんとも香ばしい。こんな山中で鹿肉ソーセージバーベキューが食べられるなんて。何個も食べる参加者も。もうこのフィードゾーンはグルメゾーン、松野町のもてなしに完敗です!
ここでほとんどの参加者はレインウエアを脱ぎ、西谷林道ループのダウンヒルへ向かう。この後の約7kmダートダウンヒルは、これぞMTBダート乗りにとって最高に楽しい下り!テクニックと機材の実力が試されるシーンでもある。ふたたび黒尊スーパー林道アスファルトを進む。この間9.8kmは田畑を横に黒尊川沿いを下っていく。チームはトレイン編成を入れ替えながら川のきらめきと村の風景に心和む瞬間だ。
続いて現れる玖木南林道10km。ここからは今までの林道と違い勾配が激しくなる。チーム内も個々のペースに合わせて隊列で進む。例えバラついても、声を掛け合い走るので安心だ。どんどんキツくなる勾配に根負けし歩いたり、そしてとうとう斜面に座りチームで休憩。
そう、休んでいる場所は15%はあるだろう勾配の途中。とりあえずチームが揃い補給タイムだ。そうしているうちに後続のチームも押しながら登ってくる。意地になり乗車して登るもよし、とにかくこの勾配をどう楽しむかも大きなポイントだ。
そして続く日見須林道13.3km。ここにこの大会でアドベンチャー性の高い箇所がある。とにかくひたすら登っていくが、その勾配が徐々に激しくなる。気づくとまるで壁のような信じられないような勾配が待っているのだ!
勾配は15%から18%とは聞いていたが、それどころではない。20%は超えているのではないかと思わせる勾配が延々と続く。どうにか乗って走りたいがリアはグリップを失い乗車は不可だ。ここをトップクラスの選手たちは乗って走るのだからすごい。
このハードな林道出口のCPは沈下橋を通過する。テントをふと見るとそこには甲冑姿の野武士が。各チームメンバーと野武士と沈下橋の撮影タイムだ。法螺貝と太鼓の音に見送られ次のCPに向かう。
すでに85kmを走行し体力はかなり奪われている。この時点でアスファルトの14km先のCPまで制限時間25分だった。チームの2人はまだまだ元気だったが自分は全く脚が回らない状態。しかしここからがチーム制の本領発揮!
すーさん・藤井さんの2人がローテーションで先頭を引き、重い機材を背負う自分を引っ張ってくれる。チームのためにもなんとか制限時間内でCPを通過しなければと思うと脚は回る、さすがチームで走るパワーを感じた。
残念ながら取材チームは最後の関門7分オーバーでクリアできず100km走破で終了した。それでもこのMTB100kmを走りきった満足感を得て、チーム皆で喜びあった。常にチームで動く安心感、遅れ気味についていく自分はポイントごとに待ってもらい足を引っ張ってしまったが、そんな自分を笑顔で許してくれるチームのみんなに感謝し、これからの絆を深めた。
他のチームも8時間近くをアトラクションや山を満喫しながら走破!制限時間オーバーにもかかわらず参加者たちは十分満足した様子だった。
そして今回最終関門の先にあった最終の目黒林道20km。ここにたどり着いた5チームの勇者たちを迎えた素敵なアトラクションがあったとか。完走者に聞くと、松野音頭とともに浴衣美人の歓迎に出迎えられたそうだ。次回はぜひ浴衣美人と共に音頭をとってみたいものだ。
1時間早めの制限時間だったため上級16チーム中11チームはここで終了。しかし優勝した門田基志選手と西山靖晃選手のチームを含む5チームは完走を果たし、プレ大会としてよい結果を残したのだった。
今後広がりを見せる耐久系MTBレース。この大会は間違いなく日本最長最強の冒険を体験できるコース。10/2の本大会でもみなさんにぜひ体験してもらいたい!
text:Taro.OKAMOTO
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月刊MdN 2016年 4月号(特集:おそ松さん)[雑誌]
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