2016/03/30(水) - 08:57
6月26日(日)に開催されるヒルクライムレース、「ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会」。コースは難易度の高い「激坂」あり、途中には平坦な路面あり、ゴール手前には下りもある、「ツール・ド」と呼ぶにふさわしいヒルクライムレースを紹介しよう。
日本でも有数の山岳地帯を抱える長野県、松本市。日本中のヒルクライマーが覇を競う乗鞍ヒルクライムこと「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」の開催地として、馴染みのある読者も多いのではないだろうか。そんな松本市でもう一つ昔から開催されている老舗ヒルクライムイベントがある。それが今回紹介する「ツール・ド・美ヶ原」だ。
2000年に初開催され今年で17年目を迎える歴史ある同大会は、その名の通りレースでありながら美しい高原独特の眺望を味わうこともできるイベントとして、開催当初から多くのクライマーを集めてきた人気のヒルクライムレースだ。
コースとなるのは、松本市の奥座敷ともよばれる名湯、浅間温泉から美鈴湖、美ヶ原スカイライン、武石峠を経て、美ヶ原高原駐車場へと至る21.6km。標高差は1,270m、平均勾配にすれば6%弱と一般的なヒルクライムレースのコースプロファイルに感じるかもしれないが、実際はより難易度の高いコースとなっている。
その大きな理由はメリハリの効いた攻略しがいのあるコースレイアウトにある。各々のセクションごとに斜度の変化が大きく、状況に応じた走り方、先を見据えたペース配分が重要となるため、猪突猛進で突っ込みすぎるのはもちろんのこと、一定ペースを保つばかりでも良いタイムを出すことは難しい。
松本市野球場前をスタートして直ぐに右折すると、情緒ある浅間温泉街へと入っていく。しかし、その雰囲気を味わっている余裕はすぐに消えてしまうはずだ。なぜなら、1分もたたないうちにツール・ド・美ヶ原名物の「激坂」が待っているから。
最大斜度は20%を超えるこの直登の激坂区間は、レース開始直後から容赦なく参加者の脚を削り取っていく。カテゴリーによっては押し歩く人が半数に迫ろうかとする程の強烈な登り坂は、500mほどでいったん落ち着くものの、3.5km先の美鈴湖までは常に10%を超える勾配が続くのだ。
平坦な美鈴湖畔で一息つく間もなく、武石峠への登り区間が現れる。序盤程ではないにしろ、平均で7%強の登り坂が13kmにわたって続いていく。武石峠を登り切ったら、一気に視界が開け高原の景色が目の前に飛び込んでくる。ここから先はゴールまで下りと登り返しを繰り返していくこととなる。最後まで踏み抜いて、ゴールにたどり着いた時の達成感はどんなヒルクライムイベントでも大きいものだが、このテクニカルなツール・ド・美ヶ原に関してはより一層強く感じるはずだ。
フィニッシュ後には、みずみずしいトマトを頬張りつつ、レンゲツツジが咲き乱れる美ヶ原高原からの雄大な眺望を楽しむこともできるはず。乗鞍岳や槍ヶ岳、奥穂高といった日本を代表する名山が眼前に広がる大パノラマを堪能できるのは、登り切った人たちだけの特権だ。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のコースとゴールを望めるとあって、8月の大会に向け期待も膨らむ!
下山後には、スタート会場にて暖かい豚汁や、松本名産のお菓子や安曇野の天然水などが振る舞われ、グルメを楽しむことができるのもうれしいところ。地元の人たちのおもてなしの心を感じることができるひと時となるだろう。
エントリーを現在募集中 申し込みは5月22日まで
さて、そんなツール・ド・美ヶ原は現在参加者を募集中だ。エントリーはスポーツエントリーおよびJエントリーから行うことができるようになっている。気になっている方は早めの申し込みがよいだろう。ヒルクライム好きにはたまらない、走りがいのあるツール・ド・美ヶ原。坂バカなら、エントリーしない手は無いはずだ。
なお、今年はカテゴリー区分が刷新されている。以前はロードレーサーとMTBのクラスが分けられていたが、今年からは年齢別のみのクラス分けとなった。また、ジュニアクラスは参加できる年齢を中学生に引き上げる一方で、フルコースを走るように変更されている。
また、同じ松本市での開催となる「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」と、協同した取り組みを続けていくという。2つの大会に参加した人には、オリジナルグッズがプレゼントされる予定とのことだ。
ツール・ド・美ヶ原2016
開催日: 2016年6月26日(日)
開催地:長野県松本市浅間温泉~美ヶ原高原
コース:松本市野球場駐車場前-浅間温泉街-美鈴湖-美ヶ原高原駐車場(天狗の露路)
参加費:一般 8,000円
ジュニア(中学生) 4,000円
申込期間:2016年2月29日 ~ 2016年5月22日
申し込み方法:スポーツエントリーおよびJエントリー
日本でも有数の山岳地帯を抱える長野県、松本市。日本中のヒルクライマーが覇を競う乗鞍ヒルクライムこと「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」の開催地として、馴染みのある読者も多いのではないだろうか。そんな松本市でもう一つ昔から開催されている老舗ヒルクライムイベントがある。それが今回紹介する「ツール・ド・美ヶ原」だ。
2000年に初開催され今年で17年目を迎える歴史ある同大会は、その名の通りレースでありながら美しい高原独特の眺望を味わうこともできるイベントとして、開催当初から多くのクライマーを集めてきた人気のヒルクライムレースだ。
コースとなるのは、松本市の奥座敷ともよばれる名湯、浅間温泉から美鈴湖、美ヶ原スカイライン、武石峠を経て、美ヶ原高原駐車場へと至る21.6km。標高差は1,270m、平均勾配にすれば6%弱と一般的なヒルクライムレースのコースプロファイルに感じるかもしれないが、実際はより難易度の高いコースとなっている。
その大きな理由はメリハリの効いた攻略しがいのあるコースレイアウトにある。各々のセクションごとに斜度の変化が大きく、状況に応じた走り方、先を見据えたペース配分が重要となるため、猪突猛進で突っ込みすぎるのはもちろんのこと、一定ペースを保つばかりでも良いタイムを出すことは難しい。
松本市野球場前をスタートして直ぐに右折すると、情緒ある浅間温泉街へと入っていく。しかし、その雰囲気を味わっている余裕はすぐに消えてしまうはずだ。なぜなら、1分もたたないうちにツール・ド・美ヶ原名物の「激坂」が待っているから。
最大斜度は20%を超えるこの直登の激坂区間は、レース開始直後から容赦なく参加者の脚を削り取っていく。カテゴリーによっては押し歩く人が半数に迫ろうかとする程の強烈な登り坂は、500mほどでいったん落ち着くものの、3.5km先の美鈴湖までは常に10%を超える勾配が続くのだ。
平坦な美鈴湖畔で一息つく間もなく、武石峠への登り区間が現れる。序盤程ではないにしろ、平均で7%強の登り坂が13kmにわたって続いていく。武石峠を登り切ったら、一気に視界が開け高原の景色が目の前に飛び込んでくる。ここから先はゴールまで下りと登り返しを繰り返していくこととなる。最後まで踏み抜いて、ゴールにたどり着いた時の達成感はどんなヒルクライムイベントでも大きいものだが、このテクニカルなツール・ド・美ヶ原に関してはより一層強く感じるはずだ。
フィニッシュ後には、みずみずしいトマトを頬張りつつ、レンゲツツジが咲き乱れる美ヶ原高原からの雄大な眺望を楽しむこともできるはず。乗鞍岳や槍ヶ岳、奥穂高といった日本を代表する名山が眼前に広がる大パノラマを堪能できるのは、登り切った人たちだけの特権だ。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のコースとゴールを望めるとあって、8月の大会に向け期待も膨らむ!
下山後には、スタート会場にて暖かい豚汁や、松本名産のお菓子や安曇野の天然水などが振る舞われ、グルメを楽しむことができるのもうれしいところ。地元の人たちのおもてなしの心を感じることができるひと時となるだろう。
エントリーを現在募集中 申し込みは5月22日まで
さて、そんなツール・ド・美ヶ原は現在参加者を募集中だ。エントリーはスポーツエントリーおよびJエントリーから行うことができるようになっている。気になっている方は早めの申し込みがよいだろう。ヒルクライム好きにはたまらない、走りがいのあるツール・ド・美ヶ原。坂バカなら、エントリーしない手は無いはずだ。
なお、今年はカテゴリー区分が刷新されている。以前はロードレーサーとMTBのクラスが分けられていたが、今年からは年齢別のみのクラス分けとなった。また、ジュニアクラスは参加できる年齢を中学生に引き上げる一方で、フルコースを走るように変更されている。
また、同じ松本市での開催となる「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」と、協同した取り組みを続けていくという。2つの大会に参加した人には、オリジナルグッズがプレゼントされる予定とのことだ。
ツール・ド・美ヶ原2016
開催日: 2016年6月26日(日)
開催地:長野県松本市浅間温泉~美ヶ原高原
コース:松本市野球場駐車場前-浅間温泉街-美鈴湖-美ヶ原高原駐車場(天狗の露路)
参加費:一般 8,000円
ジュニア(中学生) 4,000円
申込期間:2016年2月29日 ~ 2016年5月22日
申し込み方法:スポーツエントリーおよびJエントリー
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