今年で7年目を迎えた美ら島オキナワセンチュリーラン。日本でもっとも早い時期に開催されるロングライドイベントの様子をサイクリングインストラクターの平野由香里さんによるレポートでお届けします。



サイクリングインストラクターの平野由香里です。今回は、一番早い桜が咲き、エメラルドグリーンの海を眺めながらライドを楽しめるというテーマの「第7回美ら島オキナワセンチュリーラン」に参加させて頂くことになりました。

美ら島おきなわセンチュリーランにやってきました!美ら島おきなわセンチュリーランにやってきました!
ソーキそばに舌鼓を打った金曜日

さあ!沖縄に着きました。伊丹空港からANA の飛行機に乗って2時間ちょっとで到着です。気温は20 度!大阪で着込んでいた上着をさっそく脱ぐことが出来て身体が軽やか!人によっては半袖の方もいらっしゃられるくらいの気候です。大阪でいうと大体4月の気温ですね。

迎えに来てくださったスタッフさんの車に乗って、早速リクエストをしてソーキそばを食べに行きました(笑)。沖縄に来たらソーキでしょ。那覇市の中にある地元の方が通う絶品ソーキそば。しかも390 円!今回お邪魔したのは、「田舎 公設市場南店」さん。出汁がすごく美味しくて、食べている間はみんな無言でした。サイズ大にすれば良かった……なんて、ちょっと後悔してみたり。

田舎 公設市場南店のソーキそばは絶品でした!田舎 公設市場南店のソーキそばは絶品でした! おきなわと言えばシーサーですね!?おきなわと言えばシーサーですね!?


食べ終わった後、お店の近くをぶらぶらしたのですが、ここの商店街が面白いんです。基本的には昭和な感じのお店がまだ続いている感じですが、ところどころに若者向けのオシャレなお店があったり、斬新なユニークなデザインの雑貨屋さんがあると思ったら、隣では昔ながらの床屋さんが営業していたり。旧いものと新しいもの、色んなものが混在する商店街でした。

観光客は私たちだけで、歩いているとその異空間に飲み込まれるような感覚がしました。お腹も満たしたら、大会のスタート/ゴール地点となる恩納村コミュニティーセンターへ。途中のパーキングエリアで、BLUE SEALの紅イモアイスクリームを食後のデザートに頂いた後は、大阪からシクロエクスプレスで届いている自分のバイクを準備し明日からの打ち合わせを行いました。

大会前日は50kmコースで足慣らし!

大会前日は、当日走られるライダーの皆さんがゼッケンを取りにいらっしゃったり、沢山出ているブースを見たり体験したりお買い物したりと楽しそうです。うーん!いい天気ですね!私は、朝一番に出演者の方と打ち合わせをして、次の予定がお昼の3時からのトークショーだったので結構な空き時間があります(笑)

大会前日のトークショーではコースの見どころをご案内しました!大会前日のトークショーではコースの見どころをご案内しました!
さて、空き時間をどう過ごそう……。しばし考えていたところ「よし!自転車も届いて準備出来ているし、明日の大会のコースを試走しちゃおう!」と思いつきました。美ら島オキナワセンチュリーランのコースは、3つあります。

・沖縄の歴史やリゾートホテル、スイーツを楽しむ初心者には嬉しい「めんそーれコース50km」
・大部分がフラットでワルミ大橋や古宇利大橋の2大スポットを目指す「シーサイドコース100km」
・沖縄本島8市町村を走り抜ける絶景ロングライドを楽しもう「センチュリーコース150km」

私は、明日は沖縄の北エリアを走る100kmのシーサイドコースを走るので、南エリアの50kmのめんそーれコースを走ることにしました。50kmなら、今から出て打ち合わせまでには帰ってこれる! いざ出発!沖縄では走りながらこんな風景を見られるんですよ~。思わず「最高~!」なんて声が漏れるほど。

Facebook でお客さんがオススメと教えてくれたパンケーキ屋さん 南国らしい色遣い!Facebook でお客さんがオススメと教えてくれたパンケーキ屋さん 南国らしい色遣い! ホテルムーンビーチの素敵な中庭ホテルムーンビーチの素敵な中庭 座喜味城跡公園の石垣はびっちりと組み合わされていました座喜味城跡公園の石垣はびっちりと組み合わされていました

明治に建てられた家を使った沖縄戦前後生活文化館明治に建てられた家を使った沖縄戦前後生活文化館 沖縄の古い暮らしが味わえる沖縄の古い暮らしが味わえる 昔ながらの生活を垣間見ることができる沖縄戦前後生活文化館昔ながらの生活を垣間見ることができる沖縄戦前後生活文化館


座喜味城跡公園は世界遺産として認定されているグスク(城跡のこと)。標高120m の所に立地するので城壁に上ると遠く本部半島や伊江島も眺められます。

沖縄に来て、楽しい!キレイ!だけではなく、沖縄の歴史や文化を知ってもらうことで「この土地を大事に思ってもらいたい」という気持ちがこのルートから伝わってきました。その後、東に抜けて海側に来るとサトウキビ畑が広がります。白い灯台が立つ残波岬白い灯台が立つ残波岬
MC 二人がステージ上で、前後並んで走る人の芝居をするの図(笑)MC 二人がステージ上で、前後並んで走る人の芝居をするの図(笑) 私のトークショーでは、初め明日皆さんが走る3つのコースの見所や特徴をご案内。シーサイドコース100km は去年走ったし、めんそーれコース50km は先ほど走ってきましたのでフレッシュな情報をお話することが出来ました。そして話題は、明日の天気へ。

この日は、快晴でしたが大会当日の天気は80パーセントの降水確率。雨対策を得意のフリップを使ってお話しました。いくつか雨の中出来るだけ快適に走れる方法をお伝えさせて頂きましたが、1番のオススメは〝泥除け〟。雨は空からだけでなく、地面からも攻めてきますからね。後ろを走る方への気遣いにもなりますよ。

最後は、ロングライドで走行中腕や肩周りが凝ってきた時のストレッチをご紹介。さあ!これで準備万端!皆さん、明日頑張りましょう!



[img_assist|nid=190382|title=平野由香里さん|desc=|link=node|align=left|width=280|height=]平野由香里さんプロフィール
生年月日:1985 年6 月25 日
星座:かに座
血液型:AB 型
出身:大阪府箕面市
主な活動内容:インドアバイクインストラクター/アウトドア サイクリングインストラクター/パーソナルトレーナー/親子体操
教室講師/サイクリングイベントのリポーターやMC/野外でのトレーニング教室

インドア&アウトドアバイクインストラクター。幼稚園教諭を経て、人に伝えることの面白さや体を動かすことの楽しさに興味を持つ。フィットネスクラブでインドアバイクと出会い、フリーインストラクターへのきっかけを掴む。またこの時期にロードバイクの楽しさを知り、SCC (Saturday Cycling Club)アウトドアサイクリングツアーを立ち上げる。現在ではサイクリングイベントなどにも積極的に参加、自転車に関するインドアトレーニングとアウトドアスポーツの相互関係を追求し、またその楽しさを伝えることを活動の中心としている。