2015/10/08(木) - 09:08
10月3~4日(土~日)にかけて、山梨県北杜市にて開催されたグランフォンド八ヶ岳。日本に”グランフォンド”という呼称を定着させた立役者ともいえるロングライドイベントにシクロワイアード編集部がお邪魔しました。
前日イベント編
今年で7年目を迎えた人気ロングライドがグランフォンド八ヶ岳。多くのイベントが開催される秋という時期にも関わらずコンスタントに2000人を超える申し込みがある、秋の定番イベントとしてサイクリストの間に認知されているイベントだ。
爆弾低気圧が通り過ぎ、雲ひとつないカラッとした秋晴れの下、会場となるキープ協会清泉寮には大会前日となる10月3日から多くの人が集まった。多くのサイクルイベントで一般的となった前日受付をこの大会も採用している。
ただ、他の大会であればゼッケンを受け取った後、直ぐに会場を後にしてしまう参加者が多いものだが、グランフォンド八ヶ岳は一味違う。受付を済ませた参加者も多くとどまり、会場には熱気が充満しているのだ。
出展エリアには、カンパニョーロやフィジークといったブランドが軒を並べ、多くの人が集まっていた。なかでも、大会と緊密な協力関係を持っている、グランフォンドの本場であるイタリアのバイクブランド、ピナレロは大きなブースを展開し、一新した2016年モデルをほぼフルラインアップで展示。
リアサスペンションを搭載するという独創的な構造で話題をさらったグランフォンドバイクである、”DOGMA K8-S”や、ツール優勝バイクである”DOGMA F8”の血を受け継ぐ新シリーズ”GAN”などの試乗車を大量に用意し、最新バイクを試したい人達でブースから人が途絶えることは無かった。
また、ステージではローラー台ブランドのエリートの協賛のもと、会場に集まった脚に覚えのある参加者たちがバーチャルでレースを繰り広げる「ローラー台選手権」や、ピナレロのクロスバイク”TREVISO”が当たるお楽しみ抽選会などが催され、常に人だかりができており非常に華やかな雰囲気に包まれていた。
さて、翌朝。前日と同様に晴れ渡った空の下、サイクルウエアに身を包んだ参加者たちが続々と会場に集まってくる。都内であれば、まだまだウォーマー類は必要ない気温であるが、この日の八ヶ岳の朝の気温はなんと8度。スタート地点に集まったサイクリスト達はレッグウォーマーやウインドブレーカーで防寒装備はバッチリ決めている。前日に出展していたチャンピオンシステムをはじめとしたウエアブランドのブースでも、防寒ウエアは用意されているので、万が一準備を忘れてしまっても安心だ。
俳優の芦田昌太郎さんのMCのもと、開会式が行われる。2000人のサイクリスト達がスタートラインに並んだ。約30人ずつの集団で続々とコース上に飛び出していく参加者たち。少し登りをこなせば、渓谷にかかった真っ赤な東沢大橋を渡る。早速現れた絶景ポイントに、思わず立ち止まる参加者も多数。
その少し先では八ヶ岳高原牧場があり、開けた眺望はまたしても多くの参加者を足止めしている。こんな調子で撮影ポイントが次々に出てくるんじゃ、この先時間は大丈夫なのだろうかと少し不安になってくるほど。少しテクニカルな下りを快調に飛ばしながら、道の駅こぶちざわに到着。ここではまず腹ごしらえにと、おにぎりやクッキー、大福とお腹にたまるものが用意された。
ちなみに、グランフォンド八ヶ岳ではエイドステーションにチケット制を導入しているのが他のロングライドイベントは少し異なるポイント。チケットと引き換えなので、早く着いた参加者が沢山お替りしてしまうこともなく、どんなに遅くにエイドに着いたとしても制限時間内であれば必ず補給が受けられるシステムが採用されているのでビギナーでも安心だ。このシステムは立ち止まって写真を撮ることの多い我々取材班にとってもうれしいところ。
さて、道の駅こぶちざわを出発したら一度東に向かって走っていくことに。リゾナーレ八ヶ岳や平山郁夫美術館といった八ヶ岳を代表する名所を通り過ぎながら緩やかに森の中を登っていく。八ヶ岳大橋の交差点を右折し、しばらく行くと右手に八ヶ岳を望む田んぼに囲まれた平坦路が現れる。すっきりと晴れた空の下で、八ヶ岳の優美な姿を堪能しながら走ることができるコースだ。
平坦コースを終え、少しテクニカルなコーナーを抜けると中央道をくぐり、中央本線の踏切を渡ると正面には南アルプスの雄大な山容が広がる。停車するのにも十分なスペースがあるため、ここでも記念撮影する参加者さんがいっぱい。取材の撮影をしながら、記念写真のお手伝いをひととおり終わらせて再スタートするとほどなくチョコレートやオレンジなどが用意された第2エイドに到着。
第2エイドを出発すると、いきなり住宅街の中に激坂が現れる。ここまで下り基調だったので、ペースを乱されないように、頑張りすぎないように。登り切ったら今度は左手に八ヶ岳を望む眺望豊かなルートを走っていく。途中でメディオフォンドと合流した後、再び勢いよく下っていくと第3エイドの高根体育館はもうすぐそこだ。高根エイドでは、山梨らしくそばと高原レタスが振る舞われる。シャキシャキしたレタスの食感と風味豊かなそばのマリアージュが絶妙で、ついお替りしたくなるけれど残念ながらチケット制だ(笑)
さて、ここからは大会最低標高地点となる須玉ICまで田園地帯を下っていく。約70km地点にて標高460mまで下ることとなる訳だが、スタート/ゴール地点の清泉寮の標高は1,400mということを忘れてはいけない。単純計算で940mを登る必要がある。実際はこの後も下り区間があるのでもっと登ることになるのだけれど。
須玉ICそばを通り抜けると、それまで下ってきた分を取り戻すかのように一気に登り返すことに。第4エイドとなる浅尾原財産区駐車場までは3km、8%の坂を越えなければならない。しかし、ここで折れるわけにはいかないのだ。なぜなら第4エイドには金時芋パイというご褒美が待っているから!!
既に終わりかけている脚をだましだまし登ってどうにか第4エイドに到着すると、やけに参加者が多いことに気付く。大会スタッフに話を聞いてみると、どうやらこの先のコース上で倒木が発生し、電線を引っ掛けてしまったとのことで通行規制がかかってしまったとのこと。しばらく待つこととなったが、これからの登りに向けて良く休むことが出来たと思えば問題ない。ただ、この時点で第4エイドにたどりついていなかった人に関しては、安全を優先して、コースを一部変更したとのことだ。
倒木現場を通り過ぎ、増富ラジウムラインをスイッチバックし北上していく。また勾配のきつい登りが登場するが、多く休憩が取れたため、先ほどよりはキツくない。登りを耐えきれば、第5エイドのおいしい学校は直ぐそこだ。おいしい学校とは明治8年に設立された津金学校の明治・大正・昭和の3世代の校舎が建つ三代校舎ふれあいの里の中で、昭和校舎を利用して作られたレストラン施設。なつかしの給食メニューなどが出されることで人気が高いスポットなのだが、ここではあまーいとうもろこしと、地元の食材をつかったパンなどが振る舞われる。
それらでしっかりとエネルギーを補ったあとは、この大会でもっとも厳しい「海岸寺」の登りへと挑戦することとなる。3kmにわたってコンスタントに8%を超える勾配が登場する難所だ。途中には最大12%を越える激坂区間もあるので押して歩く人もちらほら。ちなみに偶然この区間を今中さんと一緒に走ることとなった私は途中でチギれてしまいました。弱い、弱すぎる……。
そんな自分の登れなさに涙しながら、九十九折れを登っていく。途中には「ピークまであと1km!」という看板も立っている。その看板を見て、「あと1kmしかないのか、よし!」と思う人と、「まだ1kmもあるのか……。」となる人の2種類が混じりながら登っていく様子はまるで人生の縮図である。ちなみに私は後者である。
よろよろしながら登り切った先には第6エイドが現れる。花豆と塩飴が振る舞われ、海岸寺で消耗しきったサイクリストたちのミネラル補給に一役買ってくれる。一服したあとは、最後のエイドとなる丘の公園へと向けて出発。裏道をつなぎながら標高を稼いでいくと、20分ほどで到着だ。
丘の公園では名物の一口ソフトクリームときゅうりが振る舞われる。さっぱりとしたきゅうりを味噌と一緒に戴くと、水分と塩分が身体に沁みわたっていく。ソフトクリームは濃厚な味わいが口いっぱいに広がり、なんとも幸せな気分になる甘さ。最後のエイドに元気をもらい、最後の登りに挑んでいくことに。
リゾート地の雰囲気が漂う清里駅前を通りすぎ、最後の登りへとアプローチ。緩やかに淡々と登っていくので、ペースを守って登れば、100kmを走ってきたあとでもどうにか登ることができるハズ。無心にペダルを回し続けていくと、朝、左に曲がった交差点が見えてくる。ここを曲がればあとはゴールまでは下りだけだ。でも最後に落車しないよう、ゴールまで気を抜かずに!
フィニッシュ後には、豚汁とおにぎりが用意され消費したエネルギーを補充できる。芝生の上で遠くに富士山を眺めながら食べる豚汁とおにぎりは、疲労感と達成感が最高のスパイスになってこの上ないグルメに感じる。ちなみに、食べたりないという人は、会場に食堂もあるのでそちらにお邪魔しても良いだろう。ちなみに私は名物のソフトクリームをいただきました(笑)
振り返ってみれば、チャレンジングなコースながら、程良い間隔で配置されたエイドが自然とペースを作ってくれるので予想よりラクに走り切ることが出来るグランフォンド八ヶ岳。エイドごとのグルメも八ヶ岳らしさに溢れているし、なんといっても素晴らしい景色をほぼ常に味わいながら走ることができたのは最高の一言。アップダウンを楽しめる健脚派にも、グルメが気になるご褒美系ライダーにもおすすめできるイベントだ。
text:Naoki.YASUOKA
photo:Makoto.AYANO,Naoki.YASUOKA
前日イベント編
今年で7年目を迎えた人気ロングライドがグランフォンド八ヶ岳。多くのイベントが開催される秋という時期にも関わらずコンスタントに2000人を超える申し込みがある、秋の定番イベントとしてサイクリストの間に認知されているイベントだ。
爆弾低気圧が通り過ぎ、雲ひとつないカラッとした秋晴れの下、会場となるキープ協会清泉寮には大会前日となる10月3日から多くの人が集まった。多くのサイクルイベントで一般的となった前日受付をこの大会も採用している。
ただ、他の大会であればゼッケンを受け取った後、直ぐに会場を後にしてしまう参加者が多いものだが、グランフォンド八ヶ岳は一味違う。受付を済ませた参加者も多くとどまり、会場には熱気が充満しているのだ。
出展エリアには、カンパニョーロやフィジークといったブランドが軒を並べ、多くの人が集まっていた。なかでも、大会と緊密な協力関係を持っている、グランフォンドの本場であるイタリアのバイクブランド、ピナレロは大きなブースを展開し、一新した2016年モデルをほぼフルラインアップで展示。
リアサスペンションを搭載するという独創的な構造で話題をさらったグランフォンドバイクである、”DOGMA K8-S”や、ツール優勝バイクである”DOGMA F8”の血を受け継ぐ新シリーズ”GAN”などの試乗車を大量に用意し、最新バイクを試したい人達でブースから人が途絶えることは無かった。
また、ステージではローラー台ブランドのエリートの協賛のもと、会場に集まった脚に覚えのある参加者たちがバーチャルでレースを繰り広げる「ローラー台選手権」や、ピナレロのクロスバイク”TREVISO”が当たるお楽しみ抽選会などが催され、常に人だかりができており非常に華やかな雰囲気に包まれていた。
さて、翌朝。前日と同様に晴れ渡った空の下、サイクルウエアに身を包んだ参加者たちが続々と会場に集まってくる。都内であれば、まだまだウォーマー類は必要ない気温であるが、この日の八ヶ岳の朝の気温はなんと8度。スタート地点に集まったサイクリスト達はレッグウォーマーやウインドブレーカーで防寒装備はバッチリ決めている。前日に出展していたチャンピオンシステムをはじめとしたウエアブランドのブースでも、防寒ウエアは用意されているので、万が一準備を忘れてしまっても安心だ。
俳優の芦田昌太郎さんのMCのもと、開会式が行われる。2000人のサイクリスト達がスタートラインに並んだ。約30人ずつの集団で続々とコース上に飛び出していく参加者たち。少し登りをこなせば、渓谷にかかった真っ赤な東沢大橋を渡る。早速現れた絶景ポイントに、思わず立ち止まる参加者も多数。
その少し先では八ヶ岳高原牧場があり、開けた眺望はまたしても多くの参加者を足止めしている。こんな調子で撮影ポイントが次々に出てくるんじゃ、この先時間は大丈夫なのだろうかと少し不安になってくるほど。少しテクニカルな下りを快調に飛ばしながら、道の駅こぶちざわに到着。ここではまず腹ごしらえにと、おにぎりやクッキー、大福とお腹にたまるものが用意された。
ちなみに、グランフォンド八ヶ岳ではエイドステーションにチケット制を導入しているのが他のロングライドイベントは少し異なるポイント。チケットと引き換えなので、早く着いた参加者が沢山お替りしてしまうこともなく、どんなに遅くにエイドに着いたとしても制限時間内であれば必ず補給が受けられるシステムが採用されているのでビギナーでも安心だ。このシステムは立ち止まって写真を撮ることの多い我々取材班にとってもうれしいところ。
さて、道の駅こぶちざわを出発したら一度東に向かって走っていくことに。リゾナーレ八ヶ岳や平山郁夫美術館といった八ヶ岳を代表する名所を通り過ぎながら緩やかに森の中を登っていく。八ヶ岳大橋の交差点を右折し、しばらく行くと右手に八ヶ岳を望む田んぼに囲まれた平坦路が現れる。すっきりと晴れた空の下で、八ヶ岳の優美な姿を堪能しながら走ることができるコースだ。
平坦コースを終え、少しテクニカルなコーナーを抜けると中央道をくぐり、中央本線の踏切を渡ると正面には南アルプスの雄大な山容が広がる。停車するのにも十分なスペースがあるため、ここでも記念撮影する参加者さんがいっぱい。取材の撮影をしながら、記念写真のお手伝いをひととおり終わらせて再スタートするとほどなくチョコレートやオレンジなどが用意された第2エイドに到着。
第2エイドを出発すると、いきなり住宅街の中に激坂が現れる。ここまで下り基調だったので、ペースを乱されないように、頑張りすぎないように。登り切ったら今度は左手に八ヶ岳を望む眺望豊かなルートを走っていく。途中でメディオフォンドと合流した後、再び勢いよく下っていくと第3エイドの高根体育館はもうすぐそこだ。高根エイドでは、山梨らしくそばと高原レタスが振る舞われる。シャキシャキしたレタスの食感と風味豊かなそばのマリアージュが絶妙で、ついお替りしたくなるけれど残念ながらチケット制だ(笑)
さて、ここからは大会最低標高地点となる須玉ICまで田園地帯を下っていく。約70km地点にて標高460mまで下ることとなる訳だが、スタート/ゴール地点の清泉寮の標高は1,400mということを忘れてはいけない。単純計算で940mを登る必要がある。実際はこの後も下り区間があるのでもっと登ることになるのだけれど。
須玉ICそばを通り抜けると、それまで下ってきた分を取り戻すかのように一気に登り返すことに。第4エイドとなる浅尾原財産区駐車場までは3km、8%の坂を越えなければならない。しかし、ここで折れるわけにはいかないのだ。なぜなら第4エイドには金時芋パイというご褒美が待っているから!!
既に終わりかけている脚をだましだまし登ってどうにか第4エイドに到着すると、やけに参加者が多いことに気付く。大会スタッフに話を聞いてみると、どうやらこの先のコース上で倒木が発生し、電線を引っ掛けてしまったとのことで通行規制がかかってしまったとのこと。しばらく待つこととなったが、これからの登りに向けて良く休むことが出来たと思えば問題ない。ただ、この時点で第4エイドにたどりついていなかった人に関しては、安全を優先して、コースを一部変更したとのことだ。
倒木現場を通り過ぎ、増富ラジウムラインをスイッチバックし北上していく。また勾配のきつい登りが登場するが、多く休憩が取れたため、先ほどよりはキツくない。登りを耐えきれば、第5エイドのおいしい学校は直ぐそこだ。おいしい学校とは明治8年に設立された津金学校の明治・大正・昭和の3世代の校舎が建つ三代校舎ふれあいの里の中で、昭和校舎を利用して作られたレストラン施設。なつかしの給食メニューなどが出されることで人気が高いスポットなのだが、ここではあまーいとうもろこしと、地元の食材をつかったパンなどが振る舞われる。
それらでしっかりとエネルギーを補ったあとは、この大会でもっとも厳しい「海岸寺」の登りへと挑戦することとなる。3kmにわたってコンスタントに8%を超える勾配が登場する難所だ。途中には最大12%を越える激坂区間もあるので押して歩く人もちらほら。ちなみに偶然この区間を今中さんと一緒に走ることとなった私は途中でチギれてしまいました。弱い、弱すぎる……。
そんな自分の登れなさに涙しながら、九十九折れを登っていく。途中には「ピークまであと1km!」という看板も立っている。その看板を見て、「あと1kmしかないのか、よし!」と思う人と、「まだ1kmもあるのか……。」となる人の2種類が混じりながら登っていく様子はまるで人生の縮図である。ちなみに私は後者である。
よろよろしながら登り切った先には第6エイドが現れる。花豆と塩飴が振る舞われ、海岸寺で消耗しきったサイクリストたちのミネラル補給に一役買ってくれる。一服したあとは、最後のエイドとなる丘の公園へと向けて出発。裏道をつなぎながら標高を稼いでいくと、20分ほどで到着だ。
丘の公園では名物の一口ソフトクリームときゅうりが振る舞われる。さっぱりとしたきゅうりを味噌と一緒に戴くと、水分と塩分が身体に沁みわたっていく。ソフトクリームは濃厚な味わいが口いっぱいに広がり、なんとも幸せな気分になる甘さ。最後のエイドに元気をもらい、最後の登りに挑んでいくことに。
リゾート地の雰囲気が漂う清里駅前を通りすぎ、最後の登りへとアプローチ。緩やかに淡々と登っていくので、ペースを守って登れば、100kmを走ってきたあとでもどうにか登ることができるハズ。無心にペダルを回し続けていくと、朝、左に曲がった交差点が見えてくる。ここを曲がればあとはゴールまでは下りだけだ。でも最後に落車しないよう、ゴールまで気を抜かずに!
フィニッシュ後には、豚汁とおにぎりが用意され消費したエネルギーを補充できる。芝生の上で遠くに富士山を眺めながら食べる豚汁とおにぎりは、疲労感と達成感が最高のスパイスになってこの上ないグルメに感じる。ちなみに、食べたりないという人は、会場に食堂もあるのでそちらにお邪魔しても良いだろう。ちなみに私は名物のソフトクリームをいただきました(笑)
振り返ってみれば、チャレンジングなコースながら、程良い間隔で配置されたエイドが自然とペースを作ってくれるので予想よりラクに走り切ることが出来るグランフォンド八ヶ岳。エイドごとのグルメも八ヶ岳らしさに溢れているし、なんといっても素晴らしい景色をほぼ常に味わいながら走ることができたのは最高の一言。アップダウンを楽しめる健脚派にも、グルメが気になるご褒美系ライダーにもおすすめできるイベントだ。
text:Naoki.YASUOKA
photo:Makoto.AYANO,Naoki.YASUOKA
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