カイロを忍ばせられる厳冬期用のフルフィンガーグローブ　カブト WPG-2

2015/09/14(月) - 09:57

ヘルメットからサイクルアクセサリーまで幅広い製品を展開しているカブトより、いち早く冬用グローブの新モデル「WPG-2」が登場した。カイロ用ポケットを設け、指先までしっかりと暖められるという厳冬期にピッタリなフルフィンガーグローブを紹介しよう。

手の甲のポケットにカイロを忍ばせることができるカブト WPG-2 (c)カブト
オーソドックスなレーシングモデルから、チェックやスウェードをあしらった街乗り用のグラフィカルなモデルまで、幅広いラインナップを持つカブトのグローブ。今回紹介する「WPG-2」は、ダブルレイヤー構造を採用することで、冷気の侵入を防ぎ保温性能を確保した厳冬期用フルフィンガーグローブだ。単体での使用時には、0℃にまで対応する。

その最大の特徴は、手の甲部分に市販のカイロ（小さめのサイズ）を入れることができるポケットが設けられていること。ポケット外側のレイヤーは、耐摩耗ポリエステルとメッシュ生地の間にアルミ箔フィルム生地がインサートされており、カイロから発生した熱を効率よく指先まで伝えることができるという。

さらに、肌面側のレイヤーにはホットカプセルと呼ばれる、保温性と蓄熱性に優れる起毛加工が施された特殊な生地を配している。また、指先を包みこむような生地の作りとすることで、縫い目から侵入する冷気をシャットアウト。隙間風を防ぎ熱を逃さない構造によって、WPG-2はカイロと併用することで－5℃という雪が積もるような気温にも対応可能となっている。

カブト WPG-2（ブラック、レッド、ホワイト） (c)カブト

ダブルレイヤー構造の断面イメージ (c)カブト手のひらの生地にグリップ力と耐摩耗性に優れる合成皮革を使用しているため、シフトやブレーキの細かな操作が可能になっている。また、汗ふき用のスウェットパッドも備えられているため、通常のグローブのように使用することができる。

そして、グローブの開口部が広いため、アウターの種類問わず袖口をグローブの内側に忍び込ませることが可能だ。カイロを入れた時にフィッティングに関しては、ギャザーをあしらうことで手を握った時の突っ張り感を軽減しているという。また、手の甲にはリフレクターが設けられているため、日が暮れてからも安心して走行できるはずだ。

WPG-2はサイクリング時はもちろんのこと、日常生活でも指先が冷えてしまうようなシチュエーションならば活躍するだろう。サイズはS、M、L、XLという4種類の展開で、カラーはホワイト、ブラック、レッドという3種類が揃う。販売は数量限定で行われるため、本格的なシーズンが到来する前に準備しておくとよいだろう。価格は8,900円（税抜）。