2013/10/05(土) - 10:57
「ツール・ド・東北に出る!」と意気込んでみたものの、私には未知の存在であるロードバイク。編集部の方々からは次々とクリアすべき「課題」が…。今回はロングライドの必須アイテム(らしい)ビンディングペダルに挑戦しました。
多摩湖での初ライドから約半月、受け取ったロードバイクにも少しづつ慣れ始めた頃、編集部から私(佐藤真理)の携帯電話に留守番電話が。聞けば「あー佐藤さんこんにちは。今後"ビンディングシューズ"の練習しますから、よろしくお願いします。お時間あけておいてくださいね! ガチャリ。」
いきなりの非常事態発生です! スキーとかスノーボードとかで馴染みはあったものの、自転車でビンディング!?雪上ならまだしも、アスファルトで転んだらどうするの?そう言えば初ライドの時、編集部の人たちやこの企画の発案者・福島さんは、専用のシューズを履いていたような…。
謎は深まるままに迎えた当日、編集部最寄りの駅でピックアップしてもらった刹那「じゃ、これから佐藤さんのシューズとペダルを買いに行きましょう!」といきなりサイクルショップへと連行された。このスピード感はインターネット媒体だから成せる技なのか(苦笑)。しばらくのドライブの後、「なるしまフレンド立川店」へと到着した。
自転車を始めてみたものの、専門ショップ訪問は初めてのこと。バイク、パーツ、アクセサリー、ウェアがずらりと並ぶあたり、何事も「かたち」から入りたがる私にはワクワクする空間だ。
そしてシューズ選び。男前な二戸さんが対応してくれ、「ビンディングシューズとは」から始まり、スキーやスノボのようにペダルとシューズの固定ができること、おおざっぱに2種類のタイプ(ロードとMTB用)があること、金額と性能のことなどを説明して頂いた。
メーカーや使い勝手、好みなど、二戸さんから細かいことまで丁寧にお話を頂いたため、100%初心者の私には難解であろう説明も、スッと頭に入ってきた。ツール・ド・東北当日では(一応)160km完走を目標としているので、おすすめされたロード用モデルとペダル一式を購入した。編集部へと戻り、いざローラー台とやらを使っての練習へ….。
ビンディングの仕組みはスキー経験があったため、なんとなく理解していたつもり。でも、いざ! となると全然ペダルにはまらない! 四苦八苦しながらも、すんなりとはまった時の「カチッ」という音と感覚を掴みはじめた頃には、自転車との一体感がちょっと気持ちイイなんて思い始めていた。
しかし、喜んだのもつかの間。実走となると超怖い!! シクロワイアードの読者さんなら理解して頂けると思うが、ブレーキをかけ、自転車が止まるまでに片足を外さないと自転車ともども転倒してしまう。何メートルくらい手前で外そう?! 急に猫が飛び出してきたらどうしよう?! と、しばらくは恐怖との戦いを強いられる事になる(笑)。
そして追い打ちを掛けるかのように、「最初はみんな絶対転ぶよねー。」「そうですよねー。」という、編集部員のひそひそ話が聞こえてくる…。それ、聞こえてますから! というか、聞こえるようにしゃべってる?(汗)
さて、おっかなびっくりながらも何とか形になり、この日の練習は終了に。以後は仕事の合間に自分で練習したりと、少しずつビンディングでの走行練習を行った。
しばらくつけたり外したりを繰り返し、ビンディングでの街中走行にも慣れ始めた頃、初めての転倒を経験! 「慣れた頃の落とし穴」とはよく言ったもので、ビンディングだったことを忘れてブレーキをかけ、左足が間に合わず。「あー!私今から転ぶー!!」と思いつつ、地面に転がってしまった(汗)
ほとんど停止状態で怪我も無かったのだが、ここで活躍したのが「グローブ」。本格的に自転車を始めるにあたってのこうした基本装備の重要性を実感しました。つけてなかったら手のひらに怪我をしてたなぁ。「指先の日焼けが嫌かも・・・」なんて言ってちゃいけません!
そんな「大人の(自転車乗りの)階段」を一歩ずつ登り、もういちど編集部にお邪魔しての練習を経て、ある程度馴れたことを実感できるくらいにはなった。
今まではペダルを踏み込んで走る! という感覚だったものの、ビンディングで足が固定されたことで、ペダルを回しながら身体全体で走るということも、何となく理解できるようになった。ずっと楽に走れるし、スピードも出せる。
そして体力をセーブして走る事ができるから、景色を見る余裕も、少しずつながら出てきた。身体の使い方を覚えれば、更に余裕が生まれてくるはず。東北の豊かな自然、そして被災地の今をこの目に焼き付けるため、もっと頑張って練習を積んでいこう。
文:佐藤真理
次回はサイクリングイベント チャレンジ編に続きます。
多摩湖での初ライドから約半月、受け取ったロードバイクにも少しづつ慣れ始めた頃、編集部から私(佐藤真理)の携帯電話に留守番電話が。聞けば「あー佐藤さんこんにちは。今後"ビンディングシューズ"の練習しますから、よろしくお願いします。お時間あけておいてくださいね! ガチャリ。」
いきなりの非常事態発生です! スキーとかスノーボードとかで馴染みはあったものの、自転車でビンディング!?雪上ならまだしも、アスファルトで転んだらどうするの?そう言えば初ライドの時、編集部の人たちやこの企画の発案者・福島さんは、専用のシューズを履いていたような…。
謎は深まるままに迎えた当日、編集部最寄りの駅でピックアップしてもらった刹那「じゃ、これから佐藤さんのシューズとペダルを買いに行きましょう!」といきなりサイクルショップへと連行された。このスピード感はインターネット媒体だから成せる技なのか(苦笑)。しばらくのドライブの後、「なるしまフレンド立川店」へと到着した。
自転車を始めてみたものの、専門ショップ訪問は初めてのこと。バイク、パーツ、アクセサリー、ウェアがずらりと並ぶあたり、何事も「かたち」から入りたがる私にはワクワクする空間だ。
そしてシューズ選び。男前な二戸さんが対応してくれ、「ビンディングシューズとは」から始まり、スキーやスノボのようにペダルとシューズの固定ができること、おおざっぱに2種類のタイプ(ロードとMTB用)があること、金額と性能のことなどを説明して頂いた。
メーカーや使い勝手、好みなど、二戸さんから細かいことまで丁寧にお話を頂いたため、100%初心者の私には難解であろう説明も、スッと頭に入ってきた。ツール・ド・東北当日では(一応)160km完走を目標としているので、おすすめされたロード用モデルとペダル一式を購入した。編集部へと戻り、いざローラー台とやらを使っての練習へ….。
ビンディングの仕組みはスキー経験があったため、なんとなく理解していたつもり。でも、いざ! となると全然ペダルにはまらない! 四苦八苦しながらも、すんなりとはまった時の「カチッ」という音と感覚を掴みはじめた頃には、自転車との一体感がちょっと気持ちイイなんて思い始めていた。
しかし、喜んだのもつかの間。実走となると超怖い!! シクロワイアードの読者さんなら理解して頂けると思うが、ブレーキをかけ、自転車が止まるまでに片足を外さないと自転車ともども転倒してしまう。何メートルくらい手前で外そう?! 急に猫が飛び出してきたらどうしよう?! と、しばらくは恐怖との戦いを強いられる事になる(笑)。
そして追い打ちを掛けるかのように、「最初はみんな絶対転ぶよねー。」「そうですよねー。」という、編集部員のひそひそ話が聞こえてくる…。それ、聞こえてますから! というか、聞こえるようにしゃべってる?(汗)
さて、おっかなびっくりながらも何とか形になり、この日の練習は終了に。以後は仕事の合間に自分で練習したりと、少しずつビンディングでの走行練習を行った。
しばらくつけたり外したりを繰り返し、ビンディングでの街中走行にも慣れ始めた頃、初めての転倒を経験! 「慣れた頃の落とし穴」とはよく言ったもので、ビンディングだったことを忘れてブレーキをかけ、左足が間に合わず。「あー!私今から転ぶー!!」と思いつつ、地面に転がってしまった(汗)
ほとんど停止状態で怪我も無かったのだが、ここで活躍したのが「グローブ」。本格的に自転車を始めるにあたってのこうした基本装備の重要性を実感しました。つけてなかったら手のひらに怪我をしてたなぁ。「指先の日焼けが嫌かも・・・」なんて言ってちゃいけません!
そんな「大人の(自転車乗りの)階段」を一歩ずつ登り、もういちど編集部にお邪魔しての練習を経て、ある程度馴れたことを実感できるくらいにはなった。
今まではペダルを踏み込んで走る! という感覚だったものの、ビンディングで足が固定されたことで、ペダルを回しながら身体全体で走るということも、何となく理解できるようになった。ずっと楽に走れるし、スピードも出せる。
そして体力をセーブして走る事ができるから、景色を見る余裕も、少しずつながら出てきた。身体の使い方を覚えれば、更に余裕が生まれてくるはず。東北の豊かな自然、そして被災地の今をこの目に焼き付けるため、もっと頑張って練習を積んでいこう。
文:佐藤真理
次回はサイクリングイベント チャレンジ編に続きます。
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