11月4日、京都府南丹市「府民の森ひよし」で2012〜2013年シーズンの関西シクロクロス第1戦が開催。下位に1分以上の差を付けた中井路雅(岩井商会レーシング)がC1で優勝した。
C1スタート photo:Kei Tsujiいよいよ関西シクロクロスが本格的に動き出す。昨シーズンにのべ4675人の参加者を集めた日本最大のシリーズ戦の第1戦が、大阪から2時間、京都から1時間とアクセスの良い「府民の森ひよし」で開催された。
すでにプロローグは開催済みだが、成績がシリーズランキングに反映されるのはこの第1戦から。同日にGPミストラル、信州シクロクロス、北陸シクロクロスが開催されたにもかかわらず、前年比約40%増の430名がエントリーし、その人気の高さを証明した。
C1 1周目から先頭に立つ中井路雅(岩井商会レーシング) photo:Kei Tsuji傾斜が付いた草地がコースの大半を占め、シケインやステップの他、「押し」が入る土手の急坂やシングルトラック、砂利道、舗装路が組み合わされている。草地に隠れた石やグレーチングによりパンクが多発した。
プロローグを制した竹之内悠(チームユーラシア)はヨーロッパ遠征中のため欠場。その竹之内に続いてプロローグで2位に入った1994年生まれの中井路雅(岩井商会レーシング)が、序盤からレースをリードする。
C1 2番手を走る門田基志(TEAM GIANT) photo:Kei Tsuji中井に続くのは門田基志(TEAM GIANT)、伊澤優大(岩井商会レーシング)、そして中原義貴(Team MX/STORCK)。レース中盤に門田が単独で中井に追いつき、一時的に2人で先頭パックを形成したが、レースの進行とともに再び中井の独走となる。
中井は最後の2周にかけてラップタイムを少し落としたものの、リードを守りきって優勝。最終周回で追い上げ、門田をゴール前で抜いた中原が2位に入った。
昨シーズンからC1で走りながらも、年齢の関係で40分でレースを降りていた中井。第1戦でエリートのC1での初勝利を掴んだ。中井は昨シーズンの全日本選手権ジュニアで2位。ベルギーの世界選手権で42位という成績を残している。
現在高校3年生の中井は、翌週の関西シクロクロスや信州シクロクロス(セレクションレース)を大学受験の関係でパスする。世界選手権の日本代表メンバー入りを目指し、UCIならびにセレクションレースである野辺山シクロクロスや関西シクロクロスのマイアミに参戦予定だ。
C1 伊澤優大(岩井商会レーシング) photo:Kei Tsuji
C1 選手たちを苦しめた急勾配の土手区間 photo:Kei Tsuji
C1 独走のまま優勝した中井路雅(岩井商会レーシング) photo:Kei Tsujiまた、中井の父である中井康博(フカダマジリング)と弟の中井唯晶(瀬田工業高校)が出場し、C1に親子3人が初めて揃った。父康博は17位、そして弟の唯晶は40分制限のジュニアカテゴリーで優勝している。
CL1は福本千佳(同志社大学)が圧勝。CM1は昨シーズンの年間チャンピオンである大河内二郎(シルクロード)が、昇格したばかりの景山昭宏(クラブシルベスト)との接戦を下して優勝した。
第2戦は翌週の11月11日に滋賀県高島市マキノ高原で行なわれる。
CM1 先頭の大河内二郎(シルクロード)と景山昭宏(クラブシルベスト) photo:Kei Tsuji
CL1 1周目から独走した福本千佳(同志社大学) photo:Kei Tsuji
レースの模様はフォトギャラリーにて!
C1(10周回)
1位 中井路雅(岩井商会レーシング) 59'17"
2位 中原義貴(Team MX/STORCK) +1'11"
3位 門田基志(TEAM GIANT) +1'13"
4位 伊澤優大(岩井商会レーシング) +1'38"
5位 河賀雄大(TEAM PROTEK JAPAN) +2'30"
6位 水谷祐太(シマノドリンキング) +2'34"
7位 菅原成典(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +2'42"
8位 雨乞竜己(岩井商会GANWELL RACING) +2'44"
9位 稲益拓也(DENSO Racing) +3'44"
10位 松井正史(シマノドリンキング) +3'53"
CJ(6周回)
1位 中井唯晶(瀬田工業高校) 39'18"
CL1(5周回)
1位 福本千佳(同志社大学) 35'26"
2位 埜真賢美(Teamクルーズ) +5'07"
3位 上田順子(TEAM884獣遊/シルベスト) +5'52"
4位 三家丸裕子(masahikomifune.com) -1Lap
5位 西口悦子(Sakatani Racing)
6位 三井由香(ベロチスタ アヴェル)
CM1(5周回)
1位 大河内二郎(シルクロード) 33'08"
2位 景山昭宏(クラブシルベスト) +06"
3位 船岡洋(tacurino.net) +50"
4位 吉中和彦(ユーロワークス) +58"
5位 石田純之(美山サイクリングクラブ) +1'29"
6位 佐藤貴徳(YYY) +1'48"
C2(6周回)
1位 小山文太郎(チーム泥んこプロレス) 40'01"
2位 川渕崇史(2-PIPE) +02"
3位 曽我暁男(エキップユーレーシング) +03"
4位 大西健一郎(岩井商会レーシング) +17"
5位 鎌谷哲也(クラブシルベスト) +36"
6位 細渓拓男(Salata bianca kobe) +49"
CL2(5周回)
1位 水谷有紀子(TEAMベルハンター) 30'33"
2位 白川未奈(R2 SPORTS CYCLING TEAM) +2'02"
3位 山口裕子(スクアドラ/SOLEIL FLIEGER) +3'09"
CM2A(5周回)
1位 服部和成(トーヨーRT) 26'39"
2位 南薗正一(チーム泥んこプロレス) +16"
3位 下村英男(ナカガワA.S.K'デザイン) +18"
CM2(5周回)
1位 中谷聡(BRIDLER) 25'29"
2位 細川公志(Bee Club) +49"
3位 船木和智晋(CHARGE) +1'27"
C3A(6周回)
1位 松井響 29'04"
2位 小嶋洋介(岩井商会GANWELL RACING) +27"
3位 青山明義(つうばいつうR) +1'18"
C3B(6周回)
1位 川崎卓治(TeamMAGURU) 30'09"
2位 千貫伸行 +25"
3位 石井康広(岩井商会レーシング) +59"
text&photo:Kei Tsuji

すでにプロローグは開催済みだが、成績がシリーズランキングに反映されるのはこの第1戦から。同日にGPミストラル、信州シクロクロス、北陸シクロクロスが開催されたにもかかわらず、前年比約40%増の430名がエントリーし、その人気の高さを証明した。

プロローグを制した竹之内悠(チームユーラシア)はヨーロッパ遠征中のため欠場。その竹之内に続いてプロローグで2位に入った1994年生まれの中井路雅(岩井商会レーシング)が、序盤からレースをリードする。

中井は最後の2周にかけてラップタイムを少し落としたものの、リードを守りきって優勝。最終周回で追い上げ、門田をゴール前で抜いた中原が2位に入った。
昨シーズンからC1で走りながらも、年齢の関係で40分でレースを降りていた中井。第1戦でエリートのC1での初勝利を掴んだ。中井は昨シーズンの全日本選手権ジュニアで2位。ベルギーの世界選手権で42位という成績を残している。
現在高校3年生の中井は、翌週の関西シクロクロスや信州シクロクロス(セレクションレース)を大学受験の関係でパスする。世界選手権の日本代表メンバー入りを目指し、UCIならびにセレクションレースである野辺山シクロクロスや関西シクロクロスのマイアミに参戦予定だ。



CL1は福本千佳(同志社大学)が圧勝。CM1は昨シーズンの年間チャンピオンである大河内二郎(シルクロード)が、昇格したばかりの景山昭宏(クラブシルベスト)との接戦を下して優勝した。
第2戦は翌週の11月11日に滋賀県高島市マキノ高原で行なわれる。


レースの模様はフォトギャラリーにて!
C1(10周回)
1位 中井路雅(岩井商会レーシング) 59'17"
2位 中原義貴(Team MX/STORCK) +1'11"
3位 門田基志(TEAM GIANT) +1'13"
4位 伊澤優大(岩井商会レーシング) +1'38"
5位 河賀雄大(TEAM PROTEK JAPAN) +2'30"
6位 水谷祐太(シマノドリンキング) +2'34"
7位 菅原成典(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB) +2'42"
8位 雨乞竜己(岩井商会GANWELL RACING) +2'44"
9位 稲益拓也(DENSO Racing) +3'44"
10位 松井正史(シマノドリンキング) +3'53"
CJ(6周回)
1位 中井唯晶(瀬田工業高校) 39'18"
CL1(5周回)
1位 福本千佳(同志社大学) 35'26"
2位 埜真賢美(Teamクルーズ) +5'07"
3位 上田順子(TEAM884獣遊/シルベスト) +5'52"
4位 三家丸裕子(masahikomifune.com) -1Lap
5位 西口悦子(Sakatani Racing)
6位 三井由香(ベロチスタ アヴェル)
CM1(5周回)
1位 大河内二郎(シルクロード) 33'08"
2位 景山昭宏(クラブシルベスト) +06"
3位 船岡洋(tacurino.net) +50"
4位 吉中和彦(ユーロワークス) +58"
5位 石田純之(美山サイクリングクラブ) +1'29"
6位 佐藤貴徳(YYY) +1'48"
C2(6周回)
1位 小山文太郎(チーム泥んこプロレス) 40'01"
2位 川渕崇史(2-PIPE) +02"
3位 曽我暁男(エキップユーレーシング) +03"
4位 大西健一郎(岩井商会レーシング) +17"
5位 鎌谷哲也(クラブシルベスト) +36"
6位 細渓拓男(Salata bianca kobe) +49"
CL2(5周回)
1位 水谷有紀子(TEAMベルハンター) 30'33"
2位 白川未奈(R2 SPORTS CYCLING TEAM) +2'02"
3位 山口裕子(スクアドラ/SOLEIL FLIEGER) +3'09"
CM2A(5周回)
1位 服部和成(トーヨーRT) 26'39"
2位 南薗正一(チーム泥んこプロレス) +16"
3位 下村英男(ナカガワA.S.K'デザイン) +18"
CM2(5周回)
1位 中谷聡(BRIDLER) 25'29"
2位 細川公志(Bee Club) +49"
3位 船木和智晋(CHARGE) +1'27"
C3A(6周回)
1位 松井響 29'04"
2位 小嶋洋介(岩井商会GANWELL RACING) +27"
3位 青山明義(つうばいつうR) +1'18"
C3B(6周回)
1位 川崎卓治(TeamMAGURU) 30'09"
2位 千貫伸行 +25"
3位 石井康広(岩井商会レーシング) +59"
text&photo:Kei Tsuji
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