2012/04/05(木) - 00:55
石畳や荒れた路面が特徴的な北のクラシックに投入されるバイクはやや特殊だ。振動吸収性能を高め、トラブルを未然に防ぐ工夫が満載される。まずはロンド・ファン・フラーンデレンを闘ったバイクを前後編に分けて紹介する。
カンチェラーラのトレックDOMANE
落車リタイアに終わったが、優勝候補筆頭のファビアン・カンチェラーラの勝利のために新ハイエンドバイクを投入したレディオシャック・ニッサン。トレックがリリースした新「エンデュランスロード」カテゴリーのDOMANE(ドマーネ)は、シートチューブ周辺を非一体形状とし、縦方向に積極的にしならせることで快適性を向上した(詳しくはこちら。
カンチェラーラのバイクには謎のバッヂがあしらわれている。特別なパーツとしてはRDのプーリーがセラミック内蔵のアルミプーリーに換装されていること、またNokonのアウターケーブルを採用して引きを軽くしている。ホイールはボントレガーAEOLUS 5に、FMBの定番パリ〜ルーベタイヤを採用。カンチェラーラのみがDi2を使用せず、機械式デュラエースを使用する。
トップスポート・フラーンデレンのエディ・メルクスEMX-7
ベルギーはフランドル地方のプロコンチーム、トップスポート・フラーンデレンはは地元ベルギーのエディ・メルクスEMX-7を駆る。つや消しブラックのカーボン素地にイエローのラインが美しい。ホイールはノーマル形状のパイプリムであるアンブロッシオ・ネメシス、タイヤはヴィットリア・スペシャルパヴェを使用。チェーンホイールはROTORを全員が使用している。
モビスターのピナレロ・ドグマK
モビスターはピナレロ・ドグマの振動吸収性を向上させたシリーズであるKを採用。ベンドしたシートステイが特徴的。ノーマルロード同様、EPSを使用する。カンパ専用のSRMパワー計測システム内蔵のチェーンホイールを使用する。
ユーロップカーのコルナゴC59
パリ〜ルーベでは例年シクロクロスバイクを使用するユーロップカーだが、ロンドにはC59を投入。ホイールにはカンパ・ハイペロン、タイヤにユッチンソンのプロ仕様チューブラーを使用する。
ポッツァートのチポッリーニRB1000
2位となったフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ファルネーゼヴィーニ)はチッポリーニのRB1000を駆る。チームメイトはイエローのカラーに乗るが、ピッポはブラックのスペシャルバージョン。タイヤには見慣れないものを採用し、サイドにはゴムコーキング剤を塗りたくってサイド切れを起こさないように補強処理されていた。
ホイールにはURSASというブランドを採用。アルミリムのノーマルホイールをチョイスした選手は、スポークを結線処理していた。
アージェードゥーゼル・ラモンディアルのクォータKOM
軽量ロードバイクのクォータKOMを駆るアージェードゥーゼルは、あまり目立ったパヴェ対策をとっていない。ホイールはレイノルズMVTカーボン、タイヤはミシュランサービスクルス。コンポはスラムレッドを採用。サドルは快適性の高いサンマルコリーガルもしくはコンコールを採用していた。
リクイガスのキャノンデール・スーパーシックスEVO
写真はペーター・サガンのバイク。キャノンデールのコンフォートロードSYNAPSEではなく、ノーマルのロードバイクであるスーパーシックスEVOを使用する。特別な石畳対策は取られていないように見受けられる。
また、ホイールにはマヴィックの新型と思われるホイールを採用している。カーボンディープのリムサイドには、スペシャル・サービス・クルスのレターが入る。コンポはスラム。ケーブル類はGORE RideOnをフル採用。
photo&text:Makoto AYANO
カンチェラーラのトレックDOMANE
落車リタイアに終わったが、優勝候補筆頭のファビアン・カンチェラーラの勝利のために新ハイエンドバイクを投入したレディオシャック・ニッサン。トレックがリリースした新「エンデュランスロード」カテゴリーのDOMANE(ドマーネ)は、シートチューブ周辺を非一体形状とし、縦方向に積極的にしならせることで快適性を向上した(詳しくはこちら。
カンチェラーラのバイクには謎のバッヂがあしらわれている。特別なパーツとしてはRDのプーリーがセラミック内蔵のアルミプーリーに換装されていること、またNokonのアウターケーブルを採用して引きを軽くしている。ホイールはボントレガーAEOLUS 5に、FMBの定番パリ〜ルーベタイヤを採用。カンチェラーラのみがDi2を使用せず、機械式デュラエースを使用する。
トップスポート・フラーンデレンのエディ・メルクスEMX-7
ベルギーはフランドル地方のプロコンチーム、トップスポート・フラーンデレンはは地元ベルギーのエディ・メルクスEMX-7を駆る。つや消しブラックのカーボン素地にイエローのラインが美しい。ホイールはノーマル形状のパイプリムであるアンブロッシオ・ネメシス、タイヤはヴィットリア・スペシャルパヴェを使用。チェーンホイールはROTORを全員が使用している。
モビスターのピナレロ・ドグマK
モビスターはピナレロ・ドグマの振動吸収性を向上させたシリーズであるKを採用。ベンドしたシートステイが特徴的。ノーマルロード同様、EPSを使用する。カンパ専用のSRMパワー計測システム内蔵のチェーンホイールを使用する。
ユーロップカーのコルナゴC59
パリ〜ルーベでは例年シクロクロスバイクを使用するユーロップカーだが、ロンドにはC59を投入。ホイールにはカンパ・ハイペロン、タイヤにユッチンソンのプロ仕様チューブラーを使用する。
ポッツァートのチポッリーニRB1000
2位となったフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ファルネーゼヴィーニ)はチッポリーニのRB1000を駆る。チームメイトはイエローのカラーに乗るが、ピッポはブラックのスペシャルバージョン。タイヤには見慣れないものを採用し、サイドにはゴムコーキング剤を塗りたくってサイド切れを起こさないように補強処理されていた。
ホイールにはURSASというブランドを採用。アルミリムのノーマルホイールをチョイスした選手は、スポークを結線処理していた。
アージェードゥーゼル・ラモンディアルのクォータKOM
軽量ロードバイクのクォータKOMを駆るアージェードゥーゼルは、あまり目立ったパヴェ対策をとっていない。ホイールはレイノルズMVTカーボン、タイヤはミシュランサービスクルス。コンポはスラムレッドを採用。サドルは快適性の高いサンマルコリーガルもしくはコンコールを採用していた。
リクイガスのキャノンデール・スーパーシックスEVO
写真はペーター・サガンのバイク。キャノンデールのコンフォートロードSYNAPSEではなく、ノーマルのロードバイクであるスーパーシックスEVOを使用する。特別な石畳対策は取られていないように見受けられる。
また、ホイールにはマヴィックの新型と思われるホイールを採用している。カーボンディープのリムサイドには、スペシャル・サービス・クルスのレターが入る。コンポはスラム。ケーブル類はGORE RideOnをフル採用。
photo&text:Makoto AYANO
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