2012年、アジア初のUCIプロコンチネンタルチームとなったチャンピオンシステムのチームプレゼンテーションが1月11日、北京の老山ベロドロームに隣接するアスリートゲストハウスで行われた。現地からレポートする。
アジア初のプロコンチネンタルチーム「チャンピオンシステム」 (c)Yuko.SATO
プレゼンテーションはまず、チャイニーズスポーツフェデレーションの自転車部門セクレタリーのザン・ビン氏、そしてチームのエグゼクティブマネージャーであり、メインスポンサーのチャンピオンシステムの共同創立者でもあるルイス・シー氏の挨拶、チャイニーズサイクリングアソシエーションおよびホンコンサイクリングアソシエーションのコーチであるシェン氏のスピーチが続く。
チームプレゼンテーションが行われたアスリートゲストハウス (c)Yuko.SATO
アジア初のプロコンチネンタルチーム「チャンピオンシステム」 (c)Yuko.SATO
多くの中国系メディアのカメラマンたちがそれを囲む。プレゼンテーションは冒頭から、アジアを拠点にもつ新チームへの地元中国の期待の高さと、地域との結びつきをアピールした。
メインスポンサーのチャンピオンシステムの共同創立者でもあるルイス・シー氏の挨拶 (c)Yuko.SATO
チームゼネラルマネージャーのエドワード・ビーモン氏 (c)Yuko.SATO
次にチームゼネラルマネージャーのエドワード・ビーモン氏が登場して中国スポーツ組織などの関係者のサポートやプレゼンテーション来場者への感謝を語り、「世界をめぐる旅の始まりです」と希望に満ちた新たなチャレンジを宣言した。
続いて、チームが使用するバイクであるFUJIなどのブランドを擁するADVANCED SPORTSより、クリス・リンタマン副社長とミレイ・ガルベツ スポンサーシップマネージャーがチームバイクを披露。
ツール・ド・フランスの勝利でお馴染みヤン・キルシプー(エストニア) (c)Yuko.SATO
エストニアチャンピオンのマート・オジャビー(エストニア)、トレンガヌから移籍のアヌア・マナン(右/マレーシア) (c)Yuko.SATO
そしていよいよ選手紹介となり、司会者に名を呼ばれた選手たちが一人ずつ会場後方の選手席から登壇。選手18名中、この日レース出場中のため欠席のウイリアム・クラークをのぞく17名の選手紹介とフォトセッションが行われた。
香港を拠点に、昨年プロチームとしてスタートを切ったチャンピオンシステムは、昨2011シーズンはコンチネンタルチームとして活躍。1年でプロコンチネンタルチームへとステップアップをとげたチームは、かつてツール・ド・フランスを始めとするビッグレースで数々のステージ優勝を挙げたヤン・キルシプー(エストニア)や、ウィリアム・クラーク(オーストラリア)などプロツアーチーム経験者らが率いる。
お披露目されたチームジャージとチームバイクに採用されたフジ・アルタミラ (c)Yuko.SATO
「教育係」(エドワード・ビーモン ゼネラルマネージャー談)であるプロツアーチーム経験のある先輩格の選手たちが、アジア出身の中堅選手たちとともにレースを走りながら、ヨーロッパなど世界のレースの感覚にチーム全体を慣れさせレベルを引き上げていこうという意図の感じられるチーム構成だ。
チームには「数年かけてより大きな舞台へ、という目標がある。大きなチャンスを生かし、この1年で結果を出してスポンサーを獲得し、翌年につなげていかなければならない」と語る選手やスタッフたち。アジアを拠点として重視しながら同時に活動の場を全世界に広げていこうという、発展のさなかにあるチームの意気込みと熱を感じさせるプレゼンテーションだった。
現地取材によるチームの展望やインタビュー記事、同時に行われたメディカルチェックの様子などは追ってお伝えしてゆく。
■チャンピオンシステムとは
NYにヘッドオフィス、香港にサブヘッドオフィス、北米・アジア・欧州など世界約20カ国に輸入代理店を持つスポーツアパレルメーカー。日本にも、自転車やトライアスロンなどの個人・チームオーダーウエアを専門とする代理店「Champion System Japan」があり、「中国現地生産によるリーズナブルな価格と、世界のトッププロをはじめとするユーザからのフィードバックを生かした品質が強み」(株式会社Champion System Japan社長・あべき亮二さん談)だ。
FUJIブランドを擁するADVANCED SPORTSより、クリス・リンタマン副社長とミレイ・ガルベツさんがチームバイクを披露 (c)Yuko.SATO■チャンピオンシステム 所属選手
クリントン・エイブリー(ニュージーランド)
ヨーリス・ボイラット(スイス)
クリストファー・バトラー (米国)
ウイリアム・クラーク(オーストラリア)
マチアス・フリーダマン(ドイツ)
ジュー・ガン(中国)
ゴリク・ガルデイン(ベルギー)
クン・ジアン(中国)
ペンダー・ジァオ(中国)
アーロン・ケンプス(ニュージーランド)
ヤン・キルシプー(エストニア)
クレイグ・ルイス(米国)
エドワード・ビーモン ゼネラルマネージャーとChampion System Japan社長・あべき亮二さん (c)Yuko.SATOビァオ・リウ(中国)
アヌア・マナン(マレーシア)
マート・オジャビー(エストニア)
アディク・オスマン(マレーシア)
スティーブン・ワン(香港)
ウー・キンサン(香港)
ゼネラルマネージャー:エドワード・ビーモン
エグゼクティブマネージャー:ルイス・シー
photo&text:Yuko.SATO in Beijing CHINA

プレゼンテーションはまず、チャイニーズスポーツフェデレーションの自転車部門セクレタリーのザン・ビン氏、そしてチームのエグゼクティブマネージャーであり、メインスポンサーのチャンピオンシステムの共同創立者でもあるルイス・シー氏の挨拶、チャイニーズサイクリングアソシエーションおよびホンコンサイクリングアソシエーションのコーチであるシェン氏のスピーチが続く。


多くの中国系メディアのカメラマンたちがそれを囲む。プレゼンテーションは冒頭から、アジアを拠点にもつ新チームへの地元中国の期待の高さと、地域との結びつきをアピールした。


次にチームゼネラルマネージャーのエドワード・ビーモン氏が登場して中国スポーツ組織などの関係者のサポートやプレゼンテーション来場者への感謝を語り、「世界をめぐる旅の始まりです」と希望に満ちた新たなチャレンジを宣言した。
続いて、チームが使用するバイクであるFUJIなどのブランドを擁するADVANCED SPORTSより、クリス・リンタマン副社長とミレイ・ガルベツ スポンサーシップマネージャーがチームバイクを披露。


そしていよいよ選手紹介となり、司会者に名を呼ばれた選手たちが一人ずつ会場後方の選手席から登壇。選手18名中、この日レース出場中のため欠席のウイリアム・クラークをのぞく17名の選手紹介とフォトセッションが行われた。
香港を拠点に、昨年プロチームとしてスタートを切ったチャンピオンシステムは、昨2011シーズンはコンチネンタルチームとして活躍。1年でプロコンチネンタルチームへとステップアップをとげたチームは、かつてツール・ド・フランスを始めとするビッグレースで数々のステージ優勝を挙げたヤン・キルシプー(エストニア)や、ウィリアム・クラーク(オーストラリア)などプロツアーチーム経験者らが率いる。

「教育係」(エドワード・ビーモン ゼネラルマネージャー談)であるプロツアーチーム経験のある先輩格の選手たちが、アジア出身の中堅選手たちとともにレースを走りながら、ヨーロッパなど世界のレースの感覚にチーム全体を慣れさせレベルを引き上げていこうという意図の感じられるチーム構成だ。
チームには「数年かけてより大きな舞台へ、という目標がある。大きなチャンスを生かし、この1年で結果を出してスポンサーを獲得し、翌年につなげていかなければならない」と語る選手やスタッフたち。アジアを拠点として重視しながら同時に活動の場を全世界に広げていこうという、発展のさなかにあるチームの意気込みと熱を感じさせるプレゼンテーションだった。
現地取材によるチームの展望やインタビュー記事、同時に行われたメディカルチェックの様子などは追ってお伝えしてゆく。
■チャンピオンシステムとは
NYにヘッドオフィス、香港にサブヘッドオフィス、北米・アジア・欧州など世界約20カ国に輸入代理店を持つスポーツアパレルメーカー。日本にも、自転車やトライアスロンなどの個人・チームオーダーウエアを専門とする代理店「Champion System Japan」があり、「中国現地生産によるリーズナブルな価格と、世界のトッププロをはじめとするユーザからのフィードバックを生かした品質が強み」(株式会社Champion System Japan社長・あべき亮二さん談)だ。

クリントン・エイブリー(ニュージーランド)
ヨーリス・ボイラット(スイス)
クリストファー・バトラー (米国)
ウイリアム・クラーク(オーストラリア)
マチアス・フリーダマン(ドイツ)
ジュー・ガン(中国)
ゴリク・ガルデイン(ベルギー)
クン・ジアン(中国)
ペンダー・ジァオ(中国)
アーロン・ケンプス(ニュージーランド)
ヤン・キルシプー(エストニア)
クレイグ・ルイス(米国)

アヌア・マナン(マレーシア)
マート・オジャビー(エストニア)
アディク・オスマン(マレーシア)
スティーブン・ワン(香港)
ウー・キンサン(香港)
ゼネラルマネージャー:エドワード・ビーモン
エグゼクティブマネージャー:ルイス・シー
photo&text:Yuko.SATO in Beijing CHINA
Champion System Pro Cycling Team 2012 from FlwriderTV on Vimeo.
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