2011年8月3日と4日の2日間、フランス中部のリムーザン地域圏を舞台に第11回パリ〜コレーズ(UCI2.1)が開催された。総合優勝は開幕ステージを制したサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)。第1ステージ7位、第2ステージ12位という成績を残した新城幸也(ユーロップカー)が総合5位に入った。

第2ステージ リーダージャージを着て走るサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)第2ステージ リーダージャージを着て走るサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス) photo:www.pariscorreze.fr今年で開催11回目を迎えるパリ〜コレーズ。昨年逝去したローラン・フィニョンが興したレースであり、現世界チャンピオンのトル・フースホフト(ノルウェー、当時クレディアグリコル)が初回大会の総合優勝者だ。2004年にはフィリップ・ジルベール(ベルギー、当時FDJ)、2007年にはエドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、当時マクスボ・ビアンキ)が総合優勝。

2008年には清水都貴(当時梅丹本舗・GDR)が第1ステージで優勝。第2ステージで総合リードを守り抜き、UCIクラス1のステージレースで総合優勝という快挙を成し遂げている。

当時のチームメイトで、自身も総合12位に入った新城幸也はユーロップカーから出場。ユキヤは第1ステージで4秒遅れの集団スプリントに絡んで7位に入り、第2ステージでは12名の先頭グループに残ってゴール。総合5位でレースを終えている。また、第1ステージのゴール前で飛び出し、独走勝利したドゥムランが総合優勝。身長159cmの小柄なパンチャーが今シーズン6勝目を飾った。

8月3日(水)第1ステージ コントル〜ベラック 181.8km
第1ステージ ヒマワリ畑を駆け抜けるプロトン第1ステージ ヒマワリ畑を駆け抜けるプロトン photo:www.pariscorreze.fr第1ステージ ベラックでの登りスプリントを制したサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)第1ステージ ベラックでの登りスプリントを制したサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス) photo:www.pariscorreze.fr

第1ステージ結果
1位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)      4h53'25"
2位 バート・デワール(ベルギー、ランドバウクレジット)        +04"
3位 トーマス・ドゥガン(ベルギー、ベランダス・ヴィレムス)
4位 オレリアン・パスロン(フランス、クムサン・ジンセン・アジア)
5位 ジョヴァンニ・ベルノドー(フランス、ユーロップカー)
7位 新城幸也(日本、ユーロップカー)

8月4日(木)第2ステージ オジャ〜シュメイユ 178.7km
第2ステージ オジャの街をスタートするプロトン第2ステージ オジャの街をスタートするプロトン photo:www.pariscorreze.fr第2ステージ 初日2位のバート・デワール(ベルギー、ランドバウクレジット)が優勝第2ステージ 初日2位のバート・デワール(ベルギー、ランドバウクレジット)が優勝 photo:www.pariscorreze.fr

第2ステージ結果
1位 バート・デワール(ベルギー、ランドバウクレジット)     4h31'58"
2位 トーマス・ドゥガン(ベルギー、ベランダス・ヴィレムス)
3位 アルミンド・フォンスカ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
4位 ロイド・モンドリー(フランス、アージェードゥーゼル)
5位 ジャンリュック・デルペシュ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
12位 新城幸也(日本、ユーロップカー)

個人総合成績
1位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)      9h25'23"
2位 バート・デワール(ベルギー、ランドバウクレジット)        +04"
3位 トーマス・ドゥガン(ベルギー、ベランダス・ヴィレムス)
4位 オレリアン・パスロン(フランス、クムサン・ジンセン・アジア)
5位 新城幸也(日本、ユーロップカー)

text:Kei Tsuji
photo:www.pariscorreze.fr