寺田吉騎(チーム右京)が今大会2度目の3位に入ったツール・ド・台湾第5ステージ。ルーカス・カーステンゼン(ドイツ、キナンレーシングチーム)が勝利し、マティス・グリゼル(フランス、ロット・アンテルマルシェ)が総合優勝に輝いた。

日本人2名が着用する特別賞ジャージ photo:Tour de Taiwan
5日間にわたり争われてきたツール・ド・台湾(UCI2.1)は最終日を迎えた。第5ステージの舞台は台湾東部を巡る153.7km。中盤と終盤にそれぞれ4級山岳が設定された一方、それ以外はほぼ平坦路であるため、総合順位に大きな変動のない集団スプリント決着が予想された。
3日目のクイーンステージを制し、総合首位に立つマティス・グリゼル(フランス、ロット・アンテルマルシェ)を先頭にレースはスタート。総合9位でベストアジアンライダージャージを着る小石祐馬(キナンレーシングチーム)、山岳賞ジャージをまとう留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)らを含む選手たちは、2024年4月3日の花蓮地震で被害を受けた花蓮地域へと走り出した。ラストチャンスを狙った激しいアタック合戦が繰り広げられたものの、そのたびに集団が引き戻す展開が続いた。

アタックし、見せ場を作るフォン・チュンカイ(台湾、Astemo宇都宮ブリッツェン) photo:Tour de Taiwan

終盤にプロトンはひと塊に戻った photo:Tour de Taiwan
最初の4級山岳を越えた直後、22名の集団が形成される。ここに小石や留目に加え、新城幸也(ソリューションテックNIPPOラーリ)など多くの日本人選手が入った。しかしこの逃げは終盤に吸収され、大きな集団のまま、東台湾最大の淡水湖「鯉魚潭」のほとりにある最終ストレートへとなだれ込んだ。
コースいっぱいに選手たちが広がる混沌としたスプリントで、残り150mから先頭に立ったのはルーカス・カーステンゼン(ドイツ、キナンレーシングチーム)。迫るリアム・ウォルシュ(オーストラリア、シーキャッシュ×ボディラップ)や寺田吉騎(チーム右京)を振り切り、カーステンゼンが先着した。

スプリント勝利したルーカス・カーステンゼンン(ドイツ、キナンレーシングチーム) photo:Tour de Taiwan

移籍後初勝利となったルーカス・カーステンゼン(ドイツ、キナンレーシングチーム) photo:キナンレーシングチーム
「フィニッシュ前は上り基調だったけど、そこまで気にはならなかった。最後の1kmはとにかく集中して、チームメートのガイドに沿って走った。上りが始まると同時にスプリントして、フィニッシュまで踏み続けた。みんなには“お待たせしました”と伝えたい。本当にうれしい勝利だし、みんなにも喜んでもらいたい。特に今日はみんなパーフェクトな仕事ぶりで、感謝しかない。スーパースーパーハッピーだよ」と語ったカーステンゼン。今年、ドイツのコンチネンタルチームであるチームストローク・メトロポールサイクリングから加入した31歳で、これが通算14勝目、移籍後初勝利となった。
寺田は第3ステージに続く区間3位で、改めてそのスプリント力を証明した。
総合ではグリゼルが総合首位を守り、総合2位マシュー・フォックス(オーストラリア、ロット・アンテルマルシェ)と共にワンツーフィニッシュを達成。小石は順位を1つ落とした総合10位ながら、ベストアジアンライダー賞を獲得。また、留目は山岳賞を獲得し、総合でも15位に入った。

小石祐馬(キナンレーシングチーム)はベストアジアンライダー賞、留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)は山岳賞を獲得した photo:Tour de Taiwan

5日間にわたり争われてきたツール・ド・台湾(UCI2.1)は最終日を迎えた。第5ステージの舞台は台湾東部を巡る153.7km。中盤と終盤にそれぞれ4級山岳が設定された一方、それ以外はほぼ平坦路であるため、総合順位に大きな変動のない集団スプリント決着が予想された。
3日目のクイーンステージを制し、総合首位に立つマティス・グリゼル(フランス、ロット・アンテルマルシェ)を先頭にレースはスタート。総合9位でベストアジアンライダージャージを着る小石祐馬(キナンレーシングチーム)、山岳賞ジャージをまとう留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)らを含む選手たちは、2024年4月3日の花蓮地震で被害を受けた花蓮地域へと走り出した。ラストチャンスを狙った激しいアタック合戦が繰り広げられたものの、そのたびに集団が引き戻す展開が続いた。


最初の4級山岳を越えた直後、22名の集団が形成される。ここに小石や留目に加え、新城幸也(ソリューションテックNIPPOラーリ)など多くの日本人選手が入った。しかしこの逃げは終盤に吸収され、大きな集団のまま、東台湾最大の淡水湖「鯉魚潭」のほとりにある最終ストレートへとなだれ込んだ。
コースいっぱいに選手たちが広がる混沌としたスプリントで、残り150mから先頭に立ったのはルーカス・カーステンゼン(ドイツ、キナンレーシングチーム)。迫るリアム・ウォルシュ(オーストラリア、シーキャッシュ×ボディラップ)や寺田吉騎(チーム右京)を振り切り、カーステンゼンが先着した。


「フィニッシュ前は上り基調だったけど、そこまで気にはならなかった。最後の1kmはとにかく集中して、チームメートのガイドに沿って走った。上りが始まると同時にスプリントして、フィニッシュまで踏み続けた。みんなには“お待たせしました”と伝えたい。本当にうれしい勝利だし、みんなにも喜んでもらいたい。特に今日はみんなパーフェクトな仕事ぶりで、感謝しかない。スーパースーパーハッピーだよ」と語ったカーステンゼン。今年、ドイツのコンチネンタルチームであるチームストローク・メトロポールサイクリングから加入した31歳で、これが通算14勝目、移籍後初勝利となった。
寺田は第3ステージに続く区間3位で、改めてそのスプリント力を証明した。
総合ではグリゼルが総合首位を守り、総合2位マシュー・フォックス(オーストラリア、ロット・アンテルマルシェ)と共にワンツーフィニッシュを達成。小石は順位を1つ落とした総合10位ながら、ベストアジアンライダー賞を獲得。また、留目は山岳賞を獲得し、総合でも15位に入った。

ツール・ド・台湾2026 第5ステージ結果
| 1位 | ルーカス・カーステンゼン(ドイツ、キナンレーシングチーム) | 3:24:47 |
| 2位 | リアム・ウォルシュ(オーストラリア、シーキャッシュ×ボディラップ) | |
| 3位 | 寺田吉騎(チーム右京) | |
| 4位 | ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテックNIPPOラーリ) | |
| 5位 | ポール・エヌカン(フランス、エウスカルテル・エウスカディ) |
個人総合成績
| 1位 | マティス・グリゼル(フランス、ロット・アンテルマルシェ) | 13:37:18 |
| 2位 | マシュー・フォックス(オーストラリア、ロット・アンテルマルシェ) | +0:04 |
| 3位 | ジョルディ・ロペス(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) | +0:05 |
| 4位 | ニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | +0:09 |
| 5位 | ディラン・ホプキンス(オーストラリア、ルージャイ・インシュランス・ウィンスペース) | +0:13 |
| 10位 | 小石祐馬(キナンレーシングチーム) | +0:14 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ポール・エヌカン(フランス、エウスカルテル・エウスカディ) |
| 山岳賞 | 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) |
| ベストアジアンライダー | 小石祐馬(キナンレーシングチーム) |
| チーム総合成績 | エウスカルテル・エウスカディ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Tour de Taiwan
photo:Tour de Taiwan
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