5月に開催されるUCIステージレース「ツール・ド・熊野」の開催概要が発表され、各ステージと出場チームが明らかになった。新たに印南町でのステージが追加されて全4ステージとなるほか、プレイベントとして和歌山市内でのクリテリウムが開催される。出場チームは新城幸也が所属するソリューションテック・ヴィーニファンティーニをはじめ計19チームとなる。

日本の棚田百選に選ばれる丸山千枚田をはじめ日本の原風景の中を駆け抜けるツール・ド・熊野 photo:Satoru Kato

和歌山県の岸本周平知事(写真右)と、和歌山市の尾花正啓市長(写真左)を表敬訪問したツール・ド・熊野実行委員会の角口会長(右から2番目) © TOUR de KUMANO 2025 
和歌山県庁で行われた記者発表会 © TOUR de KUMANO 2025
ツール・ド・熊野を主催するスポーツプロデュース熊野は、4月7日に和歌山県庁で今年の大会についての記者発表を行った。
今年のツール・ド・熊野はふたつの大きな変更点が加わる。ひとつは、印南町でのステージが追加されて4日間4ステージとなること。ふたつめは、プレイベントとして和歌山市内でのクリテリウム「和歌山城クリテリウム」が開催されることだ。

和歌山城クリテリウム コース図 ©︎TOUR de KUMANO 2025 
ツール・ド・熊野第1ステージ 印南かえる橋周回コース図 ©︎TOUR de KUMANO 2025
大会日程は以下表の通り。第2ステージ以降は昨年同様のコースとなる。



ツール・ド・熊野を主催するスポーツプロデュース熊野は、4月7日に和歌山県庁で今年の大会についての記者発表を行った。
今年のツール・ド・熊野はふたつの大きな変更点が加わる。ひとつは、印南町でのステージが追加されて4日間4ステージとなること。ふたつめは、プレイベントとして和歌山市内でのクリテリウム「和歌山城クリテリウム」が開催されることだ。


大会日程は以下表の通り。第2ステージ以降は昨年同様のコースとなる。
ツール・ド・熊野2025 大会日程
日程 | ステージ・コース | 距離 |
---|---|---|
和歌山城クリテリウム2025 | ||
5月6日(火) | けやき大通り特設会場 | 30km(1.5km×20周) |
ツール・ド・熊野 | ||
5月8日(木) | 第1ステージ 印南かえる橋周回コース | 125.3km |
5月9日(金) | 第2ステージ 古座川清流周回コース | 126.7km |
5月10日(土) | 第3ステージ 熊野山岳コース | 107.7km |
5月11日(日) | 第4ステージ 太地半島周回コース | 104.3km |


初開催の和歌山城クリテリウムは、和歌山城の北側を通る「けやき大通り」に、1周1.5kmの往復コースを設定し、ツール・ド・熊野に出場する全チームが出場して行われる。パレードや併催イベントも予定されており、5月の連休最終日とあって多くの観客が集まりそうだ。



一方、新たに加わる印南町のステージは、1周17.9kmのコースを7周するレース。スタート・フィニッシュ地点の印南町役場の前後はジェットコースターのようなアップダウンがあり、周回のおよそ中間地点に3級山岳が設定されるが、概ね平坦基調のコースレイアウト。ステージ名称にもある印南町のランドマーク「かえる大橋」はコース最終盤の残り300m付近の登りにあり、最後はスプリント勝負の舞台となりそうだ。
国内外19チームが出場
出場チームは、今大会唯一のプロチームとなるソリューションテック・ヴィーニファンティーニを含む海外7チームと、ホストチームのキナンレーシングチームをはじめとする国内UCIコンチネンタルチーム12チーム、計19チームが出場する。出場選手は未定だが、新城幸也の出場が期待される。全出場チームは以下表の通り。
ツール・ド・熊野2025 出場チーム
海外チーム |
ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ(イタリア、PRO) |
トレンガヌ・サイクリングチーム(マレーシア) |
ルージャイ・インシュランス(タイ) |
ワンティ・NIPPO・リユーズ(ベルギー) |
LXサイクリングチーム(韓国) |
HKSIプロサイクリングチーム(香港) |
セントジョージ・コンチネンタル・サイクリングチーム(オーストラリア) |
国内チーム | |
JCL TEAM UKYO | キナンレーシングチーム |
マトリックスパワータグ | ヴィクトワール広島 |
シマノレーシング | VC福岡 |
愛三工業レーシングチーム | 宇都宮ブリッツェン |
チームブリヂストンサイクリング | スパークルおおいたレーシングチーム |
ヴェロリアン松山 | チームユーラシアiRCタイヤ |
大会詳細については、下記リンクよりツール・ド・熊野公式サイトもあわせてご参照されたい。
text&photo:Satoru Kato
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