シマノがアルペシン・ドゥクーニンクとの契約を更新　2032年までの長期

シマノがアルペシン・ドゥクーニンクと女子チーム、フェニックス・ドゥクーニンクとのパートナーシップを2032年まで延長した。またマチュー・ファンデルプールとは8年、MTB世界王者プック・ピーテルセとは4年の個人契約を結んだ。

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初めてシマノがアルペシン・ドゥクーニンクとパートナーシップを結んだのは、チーム創設1年目だった2009年のこと。それから17年目を迎えた今年、新たに8年延長する2032年までの契約更新を発表した。

契約には女子チームであるフェニックス・ドゥクーニンクも含まれ、ロードだけではなく、グラベル、シクロクロス、マウンテンバイク（XCO）と多様な種目でシマノがチームをサポートする。その際に使用されるのはシマノのDURA-ACE DI2とXTRのコンポーネントや、ロードレーシングシューズであるS-PHYREだ。

またチームとの契約と同時に、アルペシンの中心選手であるマチュー・ファンデルプール（オランダ）と8年、フェニックスのプック・ピーテルセ（オランダ）と4年の個人契約も発表された。

シクロクロスとグラベル、そしてロードの3つで世界王者に輝いたファンデルプールは「シマノは僕の走り全体を支える重要な役割を果たしている。そのため今後数年間に渡り、信頼するシマノを使い続けることを嬉しく思う」とコメント。また2024年にMTBのXCOで世界王者となったピーテルセも、「私は常に3つの種目（ロード、CX、MTB）を行き来しており、各種目でシマノの信頼できる機材を使用することはアドバンテージである」と語っている。

長期となった契約更新について、シマノの執行役員である島野勇三氏は「アルペシン・ドゥクーニンクとフェニックス・ドゥクーニンクとのパートナーシップは、従来のスポンサーシップを超えたものである。我々は単にチームを支援するだけでなく、卓越した競技力の実現に向け、高品質なパーツ、そして革新的な技術を融合させた、理想の自転車競技像を実現したいと考えている」と述べた。

一方、アルペシンのチームマネージャーであるクリストフとフィリップ・ロードホーフトは「チーム創設時の2009年から、シマノは僕らを支えてくれている。コンチネンタルのシクロクロスチームとしてスタートした頃から、複数の種目をこなす男女ワールドチームへと成長したいまに至るまで、常に共に歩んでくれた」と喜びを語った。

photo:Shimano