レ・ゼルビエで行われたクロノ・デ・ナシオン photo:Chrono des Nations 男子はイル・ロンバルディア、女子はシマック・レディース・ツアーが閉幕したことで男女共にヨーロッパでのワールドツアーが終了した。そんななかフランス西部レ・ゼルビエを舞台に、個人タイムトライアルのワンデーレースであるクロノ・デ・ナシオン(UCI1.1)が行われた。
圧巻のトップタイムで現役最終レースを勝利したグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJスエズ) photo:Chrono des Nations アルカンシエル姿で表彰台に上がったグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJスエズ) photo:Chrono des Nations トップタイムを叩き出したのはパリ五輪の金メダリストかつTT世界王者であるブラウンだった。初披露となったアルカンシエルを着たブラウンは、出場選手の中で唯一平均スピードを46km/hに乗せ、2位のヴィットリア・グアジーニ(イタリア、FDJスエズ)に対し51秒差をつける圧巻の走り。またキーセンホーファーは54秒差で3位に入った。
男子レースを制したシュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ) photo:Chrono des Nations 1クラスのレースにもかかわらず、昨年はレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)を13秒差でジョシュア・ターリング(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が破る、白熱の戦いが繰り広げられた男子。今年も元TT欧州王者のシュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ)やTT世界選手権のミックスリレーで優勝したジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)など豪華メンバーが揃った。