特別賞ジャージを2枚揃えたJCLチーム右京 photo:Tour de Taiwan ツール・ド・台湾(UCI2.1)第2ステージの舞台は北部の桃園市政府から角板山公園を目指す総距離115.55km。残り約28kmと17km、さらにフィニッシュ地点には2級山岳が用意されるお馴染みの山岳ステージであり、登坂力のあるパンチャーにもチャンスがある。昨日落車リタイアした武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)らを除くプロトンが曇り空の桃園市を出発した。
後半は2級山岳が3箇所。登坂力のあるパンチャーが生き残る可能性もあるコースレイアウトだ photo:Tour de Taiwan 山岳に入ってもなおレース状況をコントロールするイスラエル・プレミアテック photo:Tour de Taiwan JCLチーム右京など各チームが積極的にアタックを掛けるものの決まらず、残り3kmを切ってメイソン・ホリーマン(イギリス、イスラエル・プレミアテック)がアタック。食らいつこうとする後続勢を引きちぎり、唯一ブリッジをかけたイバン・コーボ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)と頂上を目指した。
一騎打ちのスプリントを制したメイソン・ホリーマン(イギリス、イスラエル・プレミアテック) photo:Tour de Taiwan リーダージャージを着用したメイソン・ホリーマン(イギリス、イスラエル・プレミアテック) photo:Tour de Taiwan 「去年のステージを予習していて、最後の登坂区間のラスト20秒でアタックすれば、テクニカルコーナーの前に2秒を稼いで勝てると分かっていた。チームは1日中コントロールを担ってくれたし嬉しい勝利だ。彼らに最高のプレゼントを贈ることができた」と、リーダージャージのチーム内リレーに成功したホリーマンは話している。