2022/10/24(月) - 01:27
10月23日、広島で開催された全日本選手権ロード女子エリートは樫木祥子(チームイルミネイト)が3人に絞られたゴールスプリントで與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)を下し、ロードレースでは初の日本チャンピオンに輝いた。最後までもつれた與那嶺、樫木、金子広美(イナーメ信濃山形)の3人の闘いの果てに個人TTとロードの二冠を達成した新女王が誕生した。
チームカー随行にまつわる問題によって6月の開催が中止され、10月へ延期開催となった全日本選手権ロードレース女子エリート&U23。この「10月23日」は奇しくも新型コロナの影響を受けて延期開催された2021年の全日本選手権と同じ日となった。
中止から再び同じ広島開催が決まったのが約1ヶ月前のこと。会場となる中央森林公園では「中国サイクルグランプリ」が開催される予定があったことで、そのプログラムに割り込ませる形での全日本女子レース開催となった。単独開催は難しいが、広島県自転車競技連盟が運営するレースに間借りするかたちでの開催だ。
スタートラインに着いたのは18名の選手たち。シーズン最終盤であり、コンディションを保つことが難しい時期。多くの選手が開催決定から約1ヶ月という短期間で調子を間に合わせなくてはいけなかった。昨年3位&U23優勝者の川口うららが体調不良を理由に欠場。しかしワールドツアーで活躍する與那嶺恵理が参戦。9月25日のロード世界選手権女子エリートで29位の成績を残した與那嶺はその後いったんオフに入るも、当然ながら優勝候補筆頭だった。
器材サポート等を行うチームカーの随行にまつわる問題でスポーツ仲裁所の判断が入り、開催中止となってしまった6月のレース。しかし今回はチームカーの随行に代わり共通器材車を走らせることでパンクやメカトラブル等に対処する折衷案がとられた。共通器材車には前年度大会の上位者や今年度のUCI ランキング上位者のバイクやホイールが申請によって優先的に搭載され、レース中の自身の器材によるサポートを受けることができるように。器材搭載の優先順は選手からの申し出をもとに前夜の会議で決められた。
25℃の夏日の気候のなか、11時15分にスタート。広島空港に隣接する公園につくられた、道幅が狭くアップダウンの連続する12.3kmのコースを8周する98.4kmのレースだ。
1周目から與那嶺が登りで先頭に立ってペースを上げると集団はバラける。2周目には樫木、金子、大堀博美(MOPS)、植竹海貴(Y's Road)が追従。早くも先頭グループは5人に絞り込まれる。
しかし追走グループも協調しながら前を追い、U23の小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)や渡部春雅(明治大学)、そして昨年マスターズにクラス替えをしながらまた今年エリートに戻った唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)らを含む6人が先頭グループに合流し、11人の集団に戻った。
毎周のように3段坂の上りで後ろも見ずにペースを上げ続けた與那嶺。6周目に與那嶺、樫木、金子の3人が抜け出し、50秒離れて植竹、大堀、小林、渡部らが追う展開に。
3人の先頭グループは牽制しながらもペースを緩めない。登りでの與那嶺の強さは際立つが、樫木と金子を引き離すには至らない。格上のワールドツアー選手の與那嶺を前に「このままただ着いていっても負けるだけ。だったら何か仕掛けたかった」と、樫木と金子は申し合わせるように與那嶺に対して攻撃を掛けた。しかし金子が脚を攣らせはじめる。
樫木は言う「金子さんに『スプリントで與那嶺さんに勝つ自信があるか』って訊いたんです。そうしたら『無い』という答えでした。私も自信は無く、これは勝てないから一緒に攻撃しよう、と提案しました」。
最終周へ入るタイミングで樫木がアタック。與那嶺は対処するが、金子は遅れがちに。しかし樫木は「少し自分に自信を持ってもいいかも」と同時に思い始めていた。「最後の半周は単独で攻撃しても勝ち目はないけど、最後の登りを耐えてスプリントに持ち込もう」と。
遅れがちな金子を入れた3人で勝負はゴールスプリントへ。與那嶺は金子を合流させまいと先頭を引き、樫木が與那嶺の背後につけた。「最後までもがき切れるラスト100mまで我慢した」という樫木のスプリントが伸び、そのまま先着した。2位に與那嶺、3位に金子。
4位・5位にU23の小林あか里と渡部春雅(明治大学)。2021チャンピオンの植竹海貴(Y's Road)はスプリントのチャンスを封じられ、6位に終わった。完走者は11人だった。
「勝ったなんてびっくりです。フィニッシュするとき、『前に誰も居ないよね?』と疑いました。嬉しいですが、まだ起こったことが咀嚼できていないです」と樫木は喜ぶ。
昨年は直前の海外遠征帰りの自主隔離期間のために調整が不十分で、個人TTのタイトルを獲るものの、ロードレースは先頭争いには加われずに5位に終わる。2019年は與那嶺の独走を許し、2位争いのスプリントで金子に破れて3位に。今年はついに個人TTの連覇に加えてTTとの二冠となるロードの初優勝を手に入れた。
樫木「準備不足で最高のコンデョションではなかったので、勝つことは絶対に無理だと思っていた。大会開催が発表されて1ヶ月で慌てて練習して間に合わせたから、厳しいと思っていました。でもプレッシャーがなかったのが逆に良かったのかもしれない。自信が無かったから登りでは着きっぱなしでした。そしてラスト1周で攻撃に転じたのは、たとえ最後に遅れても、終わってから『何もできなかった』と言うのは嫌じゃないですか。だからアタックしたんです。でもまさか、優勝できるなんて」。
樫木の2022年は3月からシーズンイン。6月の全日本に照準を合わせてピークを持っていき、個人タイムトライアルに勝利。8月にコロンビアのステージレースを走ったが、その後はレースが無く、8月の時点で全日本選手権があるかどうかわからないことで「つないでいた状態」だったと言う。開催が決まってからは志賀高原で高地合宿を行い、標高1,600mに泊まって走り込んだ。「1ヶ月でできる準備はやり切ったが、それでも身体を絞りきることができなかった」と、トップコンディションではなかったと話した。
3位の金子広美(イナーメ信濃山形)2021年2位
楽しかった。前半は人数が多く、與那嶺さんが掛けたときには私も協力してペースを上げていました。残り3周で脚が攣りかけていて、最後の最後でアタックがかかったときにはただ厳しかったです。ここ広島は人数を絞ってアタックしても着いてこられるスプリンター向きのコースなので、難しいですね。全日本の準備は6月にできていたけど、そこから立て直すのは難しかったです。
6位の植竹海貴(Y's Road)2021年チャンピオン
登りで離されてしまい、悔しい。準備はできていったけど絶好調ではなかった。與那嶺さんは登りでずっとペースをあげていたのがとにかくすごかった。すべてにおいて自分の力を底上げしていかなきゃいけないなと思いました。
海外チームでレースを楽しむスタイルの新チャンピオン
樫木は2018年からアメリカ籍のコンチネンタルチーム「チームイルミネイト」に所属。年に数レースを海外でこなしている。ビルのメンテナンスやスポーツ施設等の管理会社である「株式会社オーエンス」に勤務する社員でありながら、アスリートとしての活動を認められた勤務形態だという。
「海外遠征も練習や合宿も自由で、会社から選手としての活動の自由を認められていて、日本に拠点を置きながら海外レースを走ることができるのがフィットしているんです」と樫木は言う。海外レースを体験できて、遠征ごとに日本の家に帰れるスタイルが気に入っている」と。
高校時代は水泳のバックボーンをもつ樫木は、駒沢大学自転車競技部ではじめてレースを始める。いつかトライアスロンをやりたくて始めた自転車が、いつしか専門になった。日仏のつながりあるチームニールプライドで3年走ったのち、東京五輪ロード出場のためのUCIポイントを稼ぐためにチームイルミネイトに入ったという。チームを選んだ理由は「英語圏でコミュニケーションが取りやすく、実力にあった海外レースに出れるから」。東京五輪では與那嶺、金子に次ぐ「補欠」だった。
U23は小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が優勝
エリート女子との混走となったU23女子。18人の同時出走のうち7人がU23選手だった。エリート女子の厳しい展開に、4周目の急坂でエリートの先頭集団とU23は分離されるが、5周目にはエリートの5人の先行グループに小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が合流。それを渡部春雅(明治大学)が追う展開に。
6周目にエリートの3人が抜け出すと、追走グループには小林と渡部が揃った。「インカレ終了以来、不調に陥っている」と言う渡部は坂で遅れがちだが、平坦区間で追い上げて復帰を繰り返した。残り2周で小林がアタックし、逃げ切った。
小林は2日前に韓国で開催されたマウンテンバイクアジア選手権U23で優勝を飾り、レース前日に帰国して出場に間に合わせた。「MTBの疲れが残っていたが、U23の選手の動きに注目して走りました。エリートと一緒の6人の先頭集団に入れたのは良かったけど脱落してしまって。そこからは仕切り直して走りました」と語った。
チームカー随行にまつわる問題によって6月の開催が中止され、10月へ延期開催となった全日本選手権ロードレース女子エリート&U23。この「10月23日」は奇しくも新型コロナの影響を受けて延期開催された2021年の全日本選手権と同じ日となった。
中止から再び同じ広島開催が決まったのが約1ヶ月前のこと。会場となる中央森林公園では「中国サイクルグランプリ」が開催される予定があったことで、そのプログラムに割り込ませる形での全日本女子レース開催となった。単独開催は難しいが、広島県自転車競技連盟が運営するレースに間借りするかたちでの開催だ。
スタートラインに着いたのは18名の選手たち。シーズン最終盤であり、コンディションを保つことが難しい時期。多くの選手が開催決定から約1ヶ月という短期間で調子を間に合わせなくてはいけなかった。昨年3位&U23優勝者の川口うららが体調不良を理由に欠場。しかしワールドツアーで活躍する與那嶺恵理が参戦。9月25日のロード世界選手権女子エリートで29位の成績を残した與那嶺はその後いったんオフに入るも、当然ながら優勝候補筆頭だった。
器材サポート等を行うチームカーの随行にまつわる問題でスポーツ仲裁所の判断が入り、開催中止となってしまった6月のレース。しかし今回はチームカーの随行に代わり共通器材車を走らせることでパンクやメカトラブル等に対処する折衷案がとられた。共通器材車には前年度大会の上位者や今年度のUCI ランキング上位者のバイクやホイールが申請によって優先的に搭載され、レース中の自身の器材によるサポートを受けることができるように。器材搭載の優先順は選手からの申し出をもとに前夜の会議で決められた。
25℃の夏日の気候のなか、11時15分にスタート。広島空港に隣接する公園につくられた、道幅が狭くアップダウンの連続する12.3kmのコースを8周する98.4kmのレースだ。
1周目から與那嶺が登りで先頭に立ってペースを上げると集団はバラける。2周目には樫木、金子、大堀博美(MOPS)、植竹海貴(Y's Road)が追従。早くも先頭グループは5人に絞り込まれる。
しかし追走グループも協調しながら前を追い、U23の小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)や渡部春雅(明治大学)、そして昨年マスターズにクラス替えをしながらまた今年エリートに戻った唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)らを含む6人が先頭グループに合流し、11人の集団に戻った。
毎周のように3段坂の上りで後ろも見ずにペースを上げ続けた與那嶺。6周目に與那嶺、樫木、金子の3人が抜け出し、50秒離れて植竹、大堀、小林、渡部らが追う展開に。
3人の先頭グループは牽制しながらもペースを緩めない。登りでの與那嶺の強さは際立つが、樫木と金子を引き離すには至らない。格上のワールドツアー選手の與那嶺を前に「このままただ着いていっても負けるだけ。だったら何か仕掛けたかった」と、樫木と金子は申し合わせるように與那嶺に対して攻撃を掛けた。しかし金子が脚を攣らせはじめる。
樫木は言う「金子さんに『スプリントで與那嶺さんに勝つ自信があるか』って訊いたんです。そうしたら『無い』という答えでした。私も自信は無く、これは勝てないから一緒に攻撃しよう、と提案しました」。
最終周へ入るタイミングで樫木がアタック。與那嶺は対処するが、金子は遅れがちに。しかし樫木は「少し自分に自信を持ってもいいかも」と同時に思い始めていた。「最後の半周は単独で攻撃しても勝ち目はないけど、最後の登りを耐えてスプリントに持ち込もう」と。
遅れがちな金子を入れた3人で勝負はゴールスプリントへ。與那嶺は金子を合流させまいと先頭を引き、樫木が與那嶺の背後につけた。「最後までもがき切れるラスト100mまで我慢した」という樫木のスプリントが伸び、そのまま先着した。2位に與那嶺、3位に金子。
4位・5位にU23の小林あか里と渡部春雅(明治大学)。2021チャンピオンの植竹海貴(Y's Road)はスプリントのチャンスを封じられ、6位に終わった。完走者は11人だった。
「勝ったなんてびっくりです。フィニッシュするとき、『前に誰も居ないよね?』と疑いました。嬉しいですが、まだ起こったことが咀嚼できていないです」と樫木は喜ぶ。
昨年は直前の海外遠征帰りの自主隔離期間のために調整が不十分で、個人TTのタイトルを獲るものの、ロードレースは先頭争いには加われずに5位に終わる。2019年は與那嶺の独走を許し、2位争いのスプリントで金子に破れて3位に。今年はついに個人TTの連覇に加えてTTとの二冠となるロードの初優勝を手に入れた。
樫木「準備不足で最高のコンデョションではなかったので、勝つことは絶対に無理だと思っていた。大会開催が発表されて1ヶ月で慌てて練習して間に合わせたから、厳しいと思っていました。でもプレッシャーがなかったのが逆に良かったのかもしれない。自信が無かったから登りでは着きっぱなしでした。そしてラスト1周で攻撃に転じたのは、たとえ最後に遅れても、終わってから『何もできなかった』と言うのは嫌じゃないですか。だからアタックしたんです。でもまさか、優勝できるなんて」。
樫木の2022年は3月からシーズンイン。6月の全日本に照準を合わせてピークを持っていき、個人タイムトライアルに勝利。8月にコロンビアのステージレースを走ったが、その後はレースが無く、8月の時点で全日本選手権があるかどうかわからないことで「つないでいた状態」だったと言う。開催が決まってからは志賀高原で高地合宿を行い、標高1,600mに泊まって走り込んだ。「1ヶ月でできる準備はやり切ったが、それでも身体を絞りきることができなかった」と、トップコンディションではなかったと話した。
3位の金子広美(イナーメ信濃山形)2021年2位
楽しかった。前半は人数が多く、與那嶺さんが掛けたときには私も協力してペースを上げていました。残り3周で脚が攣りかけていて、最後の最後でアタックがかかったときにはただ厳しかったです。ここ広島は人数を絞ってアタックしても着いてこられるスプリンター向きのコースなので、難しいですね。全日本の準備は6月にできていたけど、そこから立て直すのは難しかったです。
6位の植竹海貴(Y's Road)2021年チャンピオン
登りで離されてしまい、悔しい。準備はできていったけど絶好調ではなかった。與那嶺さんは登りでずっとペースをあげていたのがとにかくすごかった。すべてにおいて自分の力を底上げしていかなきゃいけないなと思いました。
海外チームでレースを楽しむスタイルの新チャンピオン
樫木は2018年からアメリカ籍のコンチネンタルチーム「チームイルミネイト」に所属。年に数レースを海外でこなしている。ビルのメンテナンスやスポーツ施設等の管理会社である「株式会社オーエンス」に勤務する社員でありながら、アスリートとしての活動を認められた勤務形態だという。
「海外遠征も練習や合宿も自由で、会社から選手としての活動の自由を認められていて、日本に拠点を置きながら海外レースを走ることができるのがフィットしているんです」と樫木は言う。海外レースを体験できて、遠征ごとに日本の家に帰れるスタイルが気に入っている」と。
高校時代は水泳のバックボーンをもつ樫木は、駒沢大学自転車競技部ではじめてレースを始める。いつかトライアスロンをやりたくて始めた自転車が、いつしか専門になった。日仏のつながりあるチームニールプライドで3年走ったのち、東京五輪ロード出場のためのUCIポイントを稼ぐためにチームイルミネイトに入ったという。チームを選んだ理由は「英語圏でコミュニケーションが取りやすく、実力にあった海外レースに出れるから」。東京五輪では與那嶺、金子に次ぐ「補欠」だった。
U23は小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が優勝
エリート女子との混走となったU23女子。18人の同時出走のうち7人がU23選手だった。エリート女子の厳しい展開に、4周目の急坂でエリートの先頭集団とU23は分離されるが、5周目にはエリートの5人の先行グループに小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が合流。それを渡部春雅(明治大学)が追う展開に。
6周目にエリートの3人が抜け出すと、追走グループには小林と渡部が揃った。「インカレ終了以来、不調に陥っている」と言う渡部は坂で遅れがちだが、平坦区間で追い上げて復帰を繰り返した。残り2周で小林がアタックし、逃げ切った。
小林は2日前に韓国で開催されたマウンテンバイクアジア選手権U23で優勝を飾り、レース前日に帰国して出場に間に合わせた。「MTBの疲れが残っていたが、U23の選手の動きに注目して走りました。エリートと一緒の6人の先頭集団に入れたのは良かったけど脱落してしまって。そこからは仕切り直して走りました」と語った。
全日本選手権ロードレース2022 女子エリート結果
1位 | 樫木祥子(チームイルミネイト) | 2:55:18 |
2位 | 與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス) | |
3位 | 金子広美(イナーメ信濃山形) | +0:02 |
4位 | 小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)*U23 | +1:46 |
5位 | 渡部春雅(明治大学)*U23 | +1:56 |
6位 | 植竹海貴(Y's Road) | +2:48 |
7位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +3:36 |
8位 | 石井嘉子(アーティファクトレーシングチーム) | +4:19 |
9位 | 大堀博美(MOPS) | +4:20 |
10位 | 森本保乃花(VC VELOCE) | +4:38 |
11位 | 石田唯(早稲田大学)*U23 | +5:02 |
女子U23結果 | ||
1位 | 小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 2:57:04 |
2位 | 渡部春雅(明治大学) | +0:10 |
3位 | 石田唯(早稲田大学) | +3:16 |
text&photo:Makoto AYANO
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