JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)は、7月4日・5日に開催を予定していた「西日本ロードクラシック広島大会」を、新型コロナウィルス感染拡大防止のため延期すると発表した。JBCFは5月25日付で7月以降のカレンダーを発表し、同大会をJプロツアーの開幕戦として開催する予定だった。




広島空港の誘導灯をくぐる集団(2017年大会)広島空港の誘導灯をくぐる集団(2017年大会) photo:Satoru Kato
JBCFは、西日本ロードクラシック広島大会の開催可否判断日としていた6月4日付で、大会の再延期を発表した。

発表の中でJBCFは「この時期に数百人が全国から大会会場へ移動し集まることによる感染拡大のリスクを鑑み、参加される選手やサポートスタッフ、運営スタッフの安全を最優先し、また開催地医療の負担を避けるため、開催延期を判断しました。」としている。延期後の日程は8月以降としており、今後の新型コロナウィルス感染拡大状況を注視しながら慎重に検討するとしている。

西日本ロードクラシック広島大会は、同日程で当初予定されていた「東広島ロードレース」と「広島クリテリウム」の代替大会として新たに発表されたレースカレンダーに組み込まれ、Jプロツアー開幕戦となる予定だった。

会場となる広島県中央森林公園では、8月に全日本選手権の開催も予定されている。しかし、緊急事態宣言解除後に新型コロナウィルスの新規感染者数が増加に転じている地域もあり、日本各地から参加者と関係者が集まる国内レースの開催は見通せない状況が続きそうだ。


text:Satoru Kato

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