2019/08/19(月) - 18:18
ツールのプロバイク特集第14弾は、フランス籍プロコンチネンタルチームのコフィディス。クォータの軽量オールラウンドモデルのKHANや、ディスクブレーキ仕様の新型タイムトライアルバイクKALIBURを紹介。
フランス籍のコフィディスは今シーズンもイタリアンブランド、クォータのバイクを使用中。ラインアップにハイエンドモデルのエアロロードが用意されていないため、スプリンターもクライマーも全員が軽量オールラウンドモデルのKHANをロードステージで使用する。チェーンステーには市販品にはない「PRO TEAM EDITION」というレターがあしらわれていることも目を引いた。
コンポーネントはカンパニョーロのSUPER RECORD EPS(11速)だが、中には機械式変速のSUPER RECORDを使用する選手も。パワーメーターはSRMで、サドルとバーテープはフィジーク、ステム&ハンドル、シートポストはデダ、ボトルとケージはタックス。デダのコンポーネントは選手の好みが反映されているようで、エーススプリンターのクリストフ・ラポルト(フランス)はステム一体型のALANERAを使用していた。
シートポストはデダのSUPERLEGGEROだが、ジュリアン・シモン(フランス)だけはクォータ純正品を使用していた。ただしこれはラインナップには存在しないセットバック量の大きなもので、フレームとの間にエラストマーを挟み込んで快適性を向上させるタイプだ。
KHANに装備されるホイールはカンパニョーロのBORA ULTRAシリーズ。チューブレスレディのWTOは使用しておらず、全てチューブラーの従来型。選手の好みやコースプロフィールによってBORA 35、BORA50を使い分けている。タイヤはミシュランのPOWER COMPETION(チューブラー)だ。トーケンの大型プーリーキットShurikenを装備したバイクも確認できた。
タイムトライアルでは遂にディスクブレーキ仕様となったKALIBURが投入された。ただしブレーキは油圧ではなく、ワイヤー引きのTRP SPYRE。なぜかブレーキローターはシマノで、ULTEGRAグレードを使用するバイクもあれば、105グレードを装備するバイクも。
TTバイクのホイールはカンパニョーロではなくロヴァール。前輪にCLX64を、後輪には321Discをアセンブルする。タイヤはラインアップには無いミシュランの「POWER Time Trial」やプロトタイプが装備されていた。CLX64と321Discにはチューブラー仕様がラインアップされていないため、おそらくチューブレス仕様のタイヤだと思われる。
KALIBURにも大型プーリーキットが装備されているが、ブランドが異なりこちらはセラミックスピード製。また、DURA-ACEのカセットスプロケット(11-28T)を装着していたことも確認できた。ちなみにこのバイクにアセンブルされていたチェーンリングは56-44T。スペアバイクとして昨シーズンまで使われたリムブレーキ仕様のKALIBURが用意されていた。
photo:Makoto.AYANO
text:Gakuto Fujiwara
フランス籍のコフィディスは今シーズンもイタリアンブランド、クォータのバイクを使用中。ラインアップにハイエンドモデルのエアロロードが用意されていないため、スプリンターもクライマーも全員が軽量オールラウンドモデルのKHANをロードステージで使用する。チェーンステーには市販品にはない「PRO TEAM EDITION」というレターがあしらわれていることも目を引いた。
コンポーネントはカンパニョーロのSUPER RECORD EPS(11速)だが、中には機械式変速のSUPER RECORDを使用する選手も。パワーメーターはSRMで、サドルとバーテープはフィジーク、ステム&ハンドル、シートポストはデダ、ボトルとケージはタックス。デダのコンポーネントは選手の好みが反映されているようで、エーススプリンターのクリストフ・ラポルト(フランス)はステム一体型のALANERAを使用していた。
シートポストはデダのSUPERLEGGEROだが、ジュリアン・シモン(フランス)だけはクォータ純正品を使用していた。ただしこれはラインナップには存在しないセットバック量の大きなもので、フレームとの間にエラストマーを挟み込んで快適性を向上させるタイプだ。
KHANに装備されるホイールはカンパニョーロのBORA ULTRAシリーズ。チューブレスレディのWTOは使用しておらず、全てチューブラーの従来型。選手の好みやコースプロフィールによってBORA 35、BORA50を使い分けている。タイヤはミシュランのPOWER COMPETION(チューブラー)だ。トーケンの大型プーリーキットShurikenを装備したバイクも確認できた。
タイムトライアルでは遂にディスクブレーキ仕様となったKALIBURが投入された。ただしブレーキは油圧ではなく、ワイヤー引きのTRP SPYRE。なぜかブレーキローターはシマノで、ULTEGRAグレードを使用するバイクもあれば、105グレードを装備するバイクも。
TTバイクのホイールはカンパニョーロではなくロヴァール。前輪にCLX64を、後輪には321Discをアセンブルする。タイヤはラインアップには無いミシュランの「POWER Time Trial」やプロトタイプが装備されていた。CLX64と321Discにはチューブラー仕様がラインアップされていないため、おそらくチューブレス仕様のタイヤだと思われる。
KALIBURにも大型プーリーキットが装備されているが、ブランドが異なりこちらはセラミックスピード製。また、DURA-ACEのカセットスプロケット(11-28T)を装着していたことも確認できた。ちなみにこのバイクにアセンブルされていたチェーンリングは56-44T。スペアバイクとして昨シーズンまで使われたリムブレーキ仕様のKALIBURが用意されていた。
photo:Makoto.AYANO
text:Gakuto Fujiwara
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