サンフランシスコに拠点を構える自転車総合ブランドのソーマの姉妹ブランドNEW ALBION(ニューアルビオン)。そのラインアップより27.5×2.0インチタイヤまで飲み込むクリアランスを備えたマルチパーパスバイク「Drake」を紹介しよう。



ニューアルビオン Drakeニューアルビオン Drake
イングランド人で初めて世界一周航行を果たしたフランシス・ドレイクが名付けた、アメリカの北サンフランシスコ周辺の沿岸「ニューアルビオン」。ドレイクと一緒に航行した乗組員たちの中には、その地に留まり街を造り上げていった人々もいたという。そんなサンフランシスコの歴史的なワードをブランド名に冠したソーマの姉妹ブランドをピックアップする。

ニューアルビオンは、自転車がスポーツ用途だけではなく日常生活に密接に結びついた実用的な移動手段であることも伝えるために立ち上げられたブランド。ソーマはFog CutterやVahallenなど、充実した自転車遊びのために最新規格を盛り込んだバイクがメインとなっているが、ニューアルビオンはSTARLINGというミキストフレームのシティバイクが主力となっている。

そんなラインアップの中、今回紹介するのはアドベンチャーツーリングやグラベルライドに適したDrakeというフレームセット。ラックやフェンダー用のアイレットが備られており、非日常的な冒険ライドだけではなく日常生活の足としても活躍してくれる1台だ。

27.5×2.0インチのタイヤを飲み込むクリアランスとなっている。ラック/フェンダー用のアイレットも設けられている27.5×2.0インチのタイヤを飲み込むクリアランスとなっている。ラック/フェンダー用のアイレットも設けられている フランシス・ドレイクにちなむブランドだけあり、ヘッドバッジは帆船が描かれているフランシス・ドレイクにちなむブランドだけあり、ヘッドバッジは帆船が描かれている

エンドは専用設計のオリジナル品を使用するエンドは専用設計のオリジナル品を使用する ワイヤー類はすべて外装となるワイヤー類はすべて外装となる


フレームに使用される素材はタンゲのチャンピオン2というクロモリチューブ。姉妹ブランドのソーマはより軽量なタンゲのプレステージで統一しているが、ニューアルビオンではより厚めのチャンピオン2を使用することで、ベース車両として手の届きやすい価格を実現すると同時に、より頑丈で永く愛用できる耐久性を持たせている。フォークも同様の素材が採用される。

長いヘッドチューブはサンフランシスコのサイクリストがアップライトなポジションで乗るというスタイルに合わせたもの。ドロップハンドルだけではなくブルホーンやフラットバーなどとの相性もよく、乗る人のスタイルを反映させやすいことが特徴だ。ボトルケージ台座は一般的な2箇所に加え、グラベルロードでは標準的な装備箇所となったダウンチューブ裏にも設けられている。

タイヤクリアランスは27.5×2.0インチまでの仕様。フェンダーを使用する場合は42mm幅まで対応している。160mmローターに適したディスクブレーキ台座も用意されており、オフロードでアグレッシブに遊ぶ自転車にカスタマイズすることもできる。BBはプレスフィットとされており、エキセントリックBBにも対応する。ヘッドサイズは1-1/8"のオーバーサイズだ。リアエンドは135mmのクイックリリース仕様。価格は85,000円(税抜)。



ニューアルビオン Drake
素材:タンゲ チャンピオン2 Cr-Mo
タイヤサイズ:650×52B
ディスクブレーキ:IS-160mmローター
シートポスト径:27.2mm
BBシェル:68mm プレスフィット 30BB
フロントディレイラー:28.6mm
リアエンド:135mm
最大チェーンリング:50×34t
サイズ:44、48、52、54、56、58cm
価格:85,000円(税抜)

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