2018/10/30(火) - 12:33
10月28日(日)和歌山県紀の川市の紀の川河川敷で関西シクロクロスの2018-2019年シーズン第1戦が開催。初戦からエントリー544名を集める老舗シリーズが開幕した。
国内シクロクロスシリーズの中で最も多くの参加者数を集める関西シクロクロスが24シーズン目に突入。その開幕戦が和歌山県紀の川市の紀の川河川敷で開催された。同じ日にJCXシリーズの東北シクロクロスが開催されていたが、エントリーは544名で、そのうち出走者は464名。爆発的に増加した数年前と比べると参加者数の伸びは緩んだものの、それでも着実に参加者は増えている。
「今シーズンは2会場(烏丸半島とりんくう)が使えなくなり、そこに台風が追い打ちをかけて会場探しに困っていたんですが、紀の川で2週連続で行うことになり、JCXレース2戦を含む全10戦開催できることになりました。(1月14日の)美山のコースが台風の影響で大きなダメージを受けたのですが、地域の方の協力によって開催の目処がつきました」と、大会オーガナイザーを務める関西シクロクロス実行委員会の矢野淳さん。シリーズには含まれないが、奈良県生駒市でくろんどCXが、大阪府柏原市で柏原CX、さらに暫定的だが大阪府富田林市でメモリアルクロスを開催する。また、全日本選手権は滋賀県高島市のマキノ高原で開催される。
従来通り関西シクロクロスのシリーズランキングは争われるものの、スタートグリッドの位置は西日本ランキング(関西、東海、中国、四国のAJOCCポイントの合計)をもとにしたものに変更されている。「例えば東海や中国からやってきたシリーズチャンピオンが、関西シクロクロスを走っていないと後ろからのスタートになってしまう。他の地域と交流できることを目指して新しいスタート順にすることになりました。関西からも、関西以外の地域からも、お待ちしております」と矢野さんは歓迎している。実際にこの日は関西だけでなく東海地方からの遠征組が多く見られた。
国内シクロクロスシリーズの中で最も多くの参加者数を集める関西シクロクロスが24シーズン目に突入。その開幕戦が和歌山県紀の川市の紀の川河川敷で開催された。同じ日にJCXシリーズの東北シクロクロスが開催されていたが、エントリーは544名で、そのうち出走者は464名。爆発的に増加した数年前と比べると参加者数の伸びは緩んだものの、それでも着実に参加者は増えている。
「今シーズンは2会場(烏丸半島とりんくう)が使えなくなり、そこに台風が追い打ちをかけて会場探しに困っていたんですが、紀の川で2週連続で行うことになり、JCXレース2戦を含む全10戦開催できることになりました。(1月14日の)美山のコースが台風の影響で大きなダメージを受けたのですが、地域の方の協力によって開催の目処がつきました」と、大会オーガナイザーを務める関西シクロクロス実行委員会の矢野淳さん。シリーズには含まれないが、奈良県生駒市でくろんどCXが、大阪府柏原市で柏原CX、さらに暫定的だが大阪府富田林市でメモリアルクロスを開催する。また、全日本選手権は滋賀県高島市のマキノ高原で開催される。
従来通り関西シクロクロスのシリーズランキングは争われるものの、スタートグリッドの位置は西日本ランキング(関西、東海、中国、四国のAJOCCポイントの合計)をもとにしたものに変更されている。「例えば東海や中国からやってきたシリーズチャンピオンが、関西シクロクロスを走っていないと後ろからのスタートになってしまう。他の地域と交流できることを目指して新しいスタート順にすることになりました。関西からも、関西以外の地域からも、お待ちしております」と矢野さんは歓迎している。実際にこの日は関西だけでなく東海地方からの遠征組が多く見られた。
関西シクロクロス2018-2019ならびに全日本選手権スケジュール
第1戦 | 10月28日 | 和歌山県紀の川市 紀の川河川敷 |
第2戦 | 11月4日 | 和歌山県紀の川市 紀の川河川敷 |
第3戦 | 11月11日 | 滋賀県野洲市 ビワコマイアミランド |
JCX第8戦(UCI-C2) | 11月24日/25日 | 滋賀県高島市 マキノ高原 |
くろんどCX(シリーズポイント対象外) | 12月2日 | 奈良県生駒市 くろんど池 |
全日本選手権 | 12月9日 | 滋賀県高島市 マキノ高原 |
第4戦 | 12月16日 | 大阪府和泉市 信太山青少年野外活動センター |
JCX第10戦 | 12月23日 | 京都府南丹市 スチールの森京都 |
第5戦 | 1月6日 | 滋賀県野洲市 希望が丘文化公園 |
第6戦 | 1月14日 | 未定 |
第7戦 | 1月20日 | 大阪府堺市 みなと堺グリーンランド |
第8戦(関西クロス選手権) | 2月3日 | 京都府京都市 桂川緑地久我橋東詰公園 |
柏原CX(シリーズポイント対象外) | 2月11日 | 大阪府柏原市 大和川河川敷 |
開幕戦の会場は和歌山県北部を流れる紀の川河川敷。真っ平らなコースはほぼ全面草地で、そこに高低差1.5mほどのアップダウンが数カ所組み込まれている。凸凹の草地の衝撃をいなしながら踏み抜くパワーが必要なコースだが、細かいコーナーが多く詰め込まれているため単純なパワー勝負にはならない。コースの設計にあたっては「大会運営側もどんどん新しい人に入れ替わっていかないといけない。今シーズンから若いスタッフが加わり、新しい視点を入れてコース作りするようになりました」という。なお、翌週の第2戦も同じ紀の川河川敷。スタートとフィニッシュを入れ替えた逆周回で開催される。
43名スタートのC1レースは1周目から先頭に立った川村誠(スクミズマシンワークス)に村田憲治(岩井商会レーシング)が追いつき、その後方では岩井商会レーシングの4名(藤川正人、伊澤優大、久保伸次、伊澤広大)や藤田耕志(RINGO ROAD)、川辺史朗(ボナペティ)、田淵昂(コラッジョ川西サイクリングチーム)、斉藤和哉(シルクロード)らが追走パックを形成する。
前半にかけて先頭が5分15秒前後のラップタイムを刻んだため周回数は12周回に決定。先頭2名は後続を40秒程度引き離したまま周回を重ね、最終周回で川村を振り切った村田が勝利した。
CL1は鵜飼知春(八ヶ岳CYCLOCROSSCLUB)との一騎打ちを制した赤松綾(Simwroks CX Racing)が勝利。CM1は最終スプリントで藤井修(きゅうべえsports)をかわした自檀地崇(シルクロード)が勝利している。
「
C1
1位 | 村田 憲治 | 岩井商会レーシング | 1:04:33 |
2位 | 川村 誠 | スクミズマシンワークス | +0:25 |
3位 | 藤川 正人 | 岩井商会レーシング | +0:37 |
4位 | 伊澤 優大 | 岩井商会レーシング | +0:42 |
5位 | 久保 伸次 | 岩井商会レーシング | +0:43 |
6位 | 藤田 耕志 | RINGO ROAD | +0:46 |
7位 | 伊澤 広大 | 岩井商会レーシング | +1:01 |
8位 | 川辺 史朗 | ボナペティ | +1:19 |
9位 | 田淵 昂 | コラッジョ川西サイクリングチーム | +1:20 |
10位 | 斉藤 和哉 | シルクロード | +1:32 |
CL1
1位 | 赤松 綾 | Simwroks CX Racing | 42:07 |
2位 | 鵜飼 知春 | 八ヶ岳CYCLOCROSSCLUB | +0:36 |
3位 | 江嶋 綾 | IN THE WOODS × MAAP | +1:51 |
CM1
1位 | 自檀地 崇 | シルクロード | 38:56.2 |
2位 | 藤井 修 | きゅうべえsports | +0:00 |
3位 | 中野 政彦 | カシャロ水曜夜練 | +0:25 |
C2
1位 | 出羽 秀多 | チーム36隊 | 38:29 |
2位 | 花田 金之介 | SAUCE CX | +0:03 |
3位 | 田中 信行 | Zippy | +0:06 |
text&photo:Kei Tsuji
Amazon.co.jp