澤田茉奈が女子8歳クラスで優勝　24インチ車を使用するクルーザーで藪田寿衣が2位入賞　

ヨーロッパとアジアの間にあるアゼルバイジャンの首都、バクーでBMX世界選手権が開催されている。1日目、2日目は年齢別のチャレンジカテゴリーが行われ、女子8歳クラスで澤田茉奈（埼玉県）が優勝。24インチのバイクを使うクルーザーの女子16歳以下クラスでは藪田寿衣（大阪府）が2位入賞を果たした。

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24インチのクルーザーで走る藪田寿衣（大阪府） (c)JCF
ヨーロッパとアジアの間にあり、カスピ海の西岸に位置するアゼルバイジャン・バクーで開幕した2018年UCI BMX世界選手権。6月5日（火）から9日（土）までの期間で開催され、日本からはジュニアおよびエリートカテゴリーに10名、BMX特有の年齢別クラスであるチャレンジカテゴリーに23名の選手が派遣されている。

大会ではトップカテゴリーに先駆け、5歳から60歳以上までの選手が出場できる年齢別のチャレンジカテゴリーが開催された。ジュニア以下の選手にとっては将来のトップカテゴリーへの登竜門として、それ以外の年齢カテゴリーでは生涯スポーツとしてのBMXの性格を色濃く印象づけるものとして認識されている。

クルーザー 女子16歳以下クラス 表彰式 (c)JCF
大会初日には通常の20インチではなく24インチの車輪を使用したクルーザーと呼ばれるバイクを使用したレースが行われた。日本からは女子16歳以下クラスに藪田寿衣（大阪府）が出場。決勝に進出し2位入賞を果たしている。

これまで何度も世界選手権での入賞を果たしている藪田。今回初めてのクルーザー種目での出場となった。レース後、「2015年以来の決勝進出を果たせてよかった。20インチのレースに向けて弾みをつけることができたと思う。さらに上の順位を目指して走りたい」とコメントしている。

ハンドルを投げ先頭でフィニッシュした澤田茉奈（埼玉県） (c)JCF
女子8歳以下クラス 表彰式 (c)JCF男子7歳クラスで快走する高崎成琉（愛知県） (c)JCF


2日目には男女12歳までのチャレンジカテゴリーが行われ、女子8歳クラスでは、澤田茉奈（埼玉県）が決勝に進出。最終ストレートで追い上げ、先頭でフィニッシュし優勝している。昨年大会で5位入賞を経験している澤田は、世界選手権初優勝。チャレンジカテゴリーでの日本人選手の優勝は2015年以来、男女合わせて5人目となる。また、男子7歳クラスでは、高崎成琉（愛知県）が決勝に進出し7位入賞の成績を挙げている。

男子7歳クラスで7位入賞した高崎成琉（愛知県）と女子8歳クラスで優勝した澤田茉奈（埼玉県） (c)JCF