2018/01/22(月) - 17:38
ブエルタ・ア・サンフアン第1ステージの集団スプリントで、完璧なリードアウトを受けたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)が圧勝。4年連続でアルゼンチンの開幕スプリントを制した。
スタートを待つフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ・セッレイタリア) (c)CorVos
バイクにVENGE ViAS DISCを選択したフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ) (c)CorVos
紙ふぶきとともに盛大なスタートが切られたオープニングステージ (c)CorVos
ツアー・ダウンアンダー閉幕から数時間後、オーストラリアと同じく夏真っ盛りを迎えている南米アルゼンチンでブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.1)が開幕。第1ステージは大会名にもなっているサンフアンの街をスタートし、郊外を大きく回ってポシートの街中を目指す148.9km。途中3級山岳が設定されているが難易度は低く、フィニッシュはスプリンター向けだ。
ボーナスタイムが設定された中間スプリントポイントでは、逃げグループに入ったダニエル・フアレス(アルゼンチン、アソシエーション・シヴィル・マルダン)が先着。合計3秒を稼ぎ出し、ステージ終了時点で総合4位につけることに成功している。
フアレスら南米勢による6名の逃げはラスト20kmを切って吸収され、ここからクイックステップフロアーズやトレック・セガフレードらワールドチーム勢のペースコントロールがスタートする。
あまりの暑さに水を撒く沿道の観客 (c)CorVos
フィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ・セッレイタリア)らによる散発的なアタックは全て失敗に終わり、残り10kmを切ると50km/h以上のハイペースで各チームが列車を並べ合う。ロット・ソウダルやユナイテッドヘルスケア、イスラエルサイクリングアカデミーらが主導権を争いながらラスト1kmのアーチをくぐった。
追い風を受けつつ、70km/hにも達する猛烈なペースでクイックステップフロアーズのリードアウトトレインが発進。アルゼンチンの英雄マキシミリアーノ・リケーゼに導かれたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)がスプリントを開始すると、ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ)やマッテーオ・ペルッキ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)らには対抗策が無かった。
集団スプリントを制したフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ) (c)CorVos
ツール・ド・サンルイスから数えて、ガビリアは4年連続となるアルゼンチン開幕ステージでのスプリント勝利。ダウンアンダー第3ステージではエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)が勝利しており、カチューシャ・アルペシンに移籍したマルセル・キッテル(ドイツ)の穴を埋めるダブルエース体制は上手く機能していると言えそうだ。
「短時間のスピーディーなステージだった。ゴールが近くなって主導権争いが激化したけれど、チームはとても強かった。開幕レースで勝つのはいつだって良い気分だし、良いウインタートレーニングを積めた証でもあるからなおさら嬉しい。リーダージャージも手に入れることができたし、この先のステージで勝ちを狙っていきたい」とガビリアはコメントしている。
翌第2ステージも集団スプリントが見込まれており、ガビリアが2日連続勝利を成し遂げるかに注目が集まっている。
リーダージャージに袖を通すフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ) (c)CorVos
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ツアー・ダウンアンダー閉幕から数時間後、オーストラリアと同じく夏真っ盛りを迎えている南米アルゼンチンでブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.1)が開幕。第1ステージは大会名にもなっているサンフアンの街をスタートし、郊外を大きく回ってポシートの街中を目指す148.9km。途中3級山岳が設定されているが難易度は低く、フィニッシュはスプリンター向けだ。
ボーナスタイムが設定された中間スプリントポイントでは、逃げグループに入ったダニエル・フアレス(アルゼンチン、アソシエーション・シヴィル・マルダン)が先着。合計3秒を稼ぎ出し、ステージ終了時点で総合4位につけることに成功している。
フアレスら南米勢による6名の逃げはラスト20kmを切って吸収され、ここからクイックステップフロアーズやトレック・セガフレードらワールドチーム勢のペースコントロールがスタートする。
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フィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ・セッレイタリア)らによる散発的なアタックは全て失敗に終わり、残り10kmを切ると50km/h以上のハイペースで各チームが列車を並べ合う。ロット・ソウダルやユナイテッドヘルスケア、イスラエルサイクリングアカデミーらが主導権を争いながらラスト1kmのアーチをくぐった。
追い風を受けつつ、70km/hにも達する猛烈なペースでクイックステップフロアーズのリードアウトトレインが発進。アルゼンチンの英雄マキシミリアーノ・リケーゼに導かれたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)がスプリントを開始すると、ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ)やマッテーオ・ペルッキ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)らには対抗策が無かった。
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ツール・ド・サンルイスから数えて、ガビリアは4年連続となるアルゼンチン開幕ステージでのスプリント勝利。ダウンアンダー第3ステージではエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)が勝利しており、カチューシャ・アルペシンに移籍したマルセル・キッテル(ドイツ)の穴を埋めるダブルエース体制は上手く機能していると言えそうだ。
「短時間のスピーディーなステージだった。ゴールが近くなって主導権争いが激化したけれど、チームはとても強かった。開幕レースで勝つのはいつだって良い気分だし、良いウインタートレーニングを積めた証でもあるからなおさら嬉しい。リーダージャージも手に入れることができたし、この先のステージで勝ちを狙っていきたい」とガビリアはコメントしている。
翌第2ステージも集団スプリントが見込まれており、ガビリアが2日連続勝利を成し遂げるかに注目が集まっている。
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ステージ成績
1位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ) | 3h15’23” |
2位 | ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ) | |
3位 | マッテーオ・ペルッキ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ) | |
4位 | ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード) | |
5位 | マヌエル・ベレッティ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | |
6位 | マウロ・リケーゼ(アルゼンチン、アグルパシオン・ビルヘンデファティマ) | |
7位 | ヘクトール・ルセロ(アルゼンチン、エキッポコンチネンタル・ムニシパリダド・デ・ポシート) | |
8位 | アレクサンドル・リアブシェンコ(ベラルーシ、UAEチームエミレーツ) | |
9位 | マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ) | |
10位 | マヌエル・ペニャルベル(スペイン、ユニユーロ、トレヴィジャーニ) |
個人総合成績
1位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ) | 3h15’13” |
2位 | ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ) | +04” |
3位 | マッテーオ・ペルッキ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ) | +06” |
4位 | ダニエル・フアレス(アルゼンチン、アソシエーション・シヴィル・マルダン) | +07” |
5位 | ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード) | +10” |
6位 | マヌエル・ベレッティ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | |
7位 | マウロ・リケーゼ(アルゼンチン、アグルパシオン・ビルヘンデファティマ) | |
8位 | ヘクトール・ルセロ(アルゼンチン、エキッポコンチネンタル・ムニシパリダド・デ・ポシート) | |
9位 | アレクサンドル・リアブシェンコ(ベラルーシ、UAEチームエミレーツ) | |
10位 | マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ) |
ヤングライダー賞
1位 | マヌエル・ペニャルベル(スペイン、ユニユーロ、トレヴィジャーニ) | 3h15’23” |
2位 | エンゾ・ワウテルス(ベルギー、ロット・ソウダル) | |
3位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、UAEチームエミレーツ) |
山岳賞
1位 | パブロ・アンキエーリ(ウルグアイ、ウルグアイナショナルチーム) | 3pts |
2位 | ダニエル・フアレス(アルゼンチン、アソシエーション・シヴィル・マルダン) | 2pts |
3位 | ドゥイリオ・ラモス(アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム) | 1pts |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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