2017/04/26(水) - 15:27
パリ〜ルーべを走ったバイクを紹介する最終回。世界王者ペーター・サガンのスペシャルバイクのほか、UAEチームエミレーツ、ロット・ソウダル、スポートフラーンデレン・バロワーズ、デルコ・マルセイユKTMの5チームを紹介。
ボーラ・ハンスグローエ【スペシャライズド S-WORKS ROUBAIX】
ペーター・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)のスペシャライズド S-WORKS ROUBAIX photo:Makoto.AYANO
キャリパーブレーキを装備したプロ供給用モデル。カーボン製ブレーキブースターも見える photo:Makoto.AYANO
サガンは振動によるトラブルを嫌って機械式のデュラエースをチョイス photo:Makoto.AYANO
スペシャライズドを駆るボーラ・ハンスグローエは、クイックステップフロアーズ同様にホイール交換時のリスクを踏まえ投入されたキャリパーブレーキ仕様のS-WORKS ROUBAIXを使った。こちらもホリゾンタルに近い市販品とは異なるフォルムのスペシャル品であり、スペシャライズドがパリ〜ルーべにかける情熱がうかがい知れる。
急遽用意されたモデルであるためか、ペーター・サガン(スロバキア)を除いてはチームステッカーを貼ったのみのブラックフレームを使っており、これはクイックステップフロアーズとも同様。サガンは他レースで使うターマックやヴェンジ同様ブラック×玉虫色のバイクを使っていた。
ロヴァールのCLX50に「Hell of the North」(28c)を組み合わせる photo:Makoto.AYANO
高剛性のジップSprintステムをロゴを目隠しした上で使用 photo:Makoto.AYANO
ボトルケージ内には紙やすりを貼って保持力を高めた photo:Makoto.AYANO
サガン以外はブラック塗装のフレームに乗った photo:Makoto.AYANO
また、コンポーネントはサガンのみ機械式のR9100系デュラエース(他選手はR9150系Di2)を用いており、これはより安心感を求めたためで、2年連続。クランクは4iiii製パワーメーターを搭載した旧世代の9000系。ホイールはロヴァールの50mmハイトモデルCLX50で、ここにパリ〜ルーべ用にお目見えした「Hell of the North」(28c)を組み合わせた。
ハンドルやシートポストにPRO製品を用いることがクイックステップとの違いだが、サガンは高剛性のジップSprintステムをロゴを目隠しした上で使用。バーテープはスパカズの二重巻きだ。ボトルケージ内部にはグリップテープを追加している点も「北の地獄」では一般的なカスタムと言える。
ロット・ソウダル【リドレー FENIX SL】
ロット・ソウダルからはアンドレ・グライペル(ドイツ)のリドレーFENIX SLをピックアップ photo:Makoto.AYANO
イェンス・デブシェールやユルゲン・ルーランツ(ともにベルギー)らを揃えたロット・ソウダルからは、レースで積極的な動きを見せたエース、アンドレ・グライペル(ドイツ)のバイクをピックアップ。北のクラシックではグライペルを含めメンバーの多くが、リドレーのエンデュランスモデル「FENIX SL」を駆った。
グライペルの石畳対策は二重巻きとしたリザードスキンズのバーテープとヴィットリアのタイヤのみ。ロット・ソウダルは今年よりヴィットリアをタイヤサプライヤーとして迎えており、ロゴ表記のないチューブラータイヤを使用した。トップチューブに貼り付けられたメモの数値が空気圧だとすると、グライペルはフロント5.2気圧、リア5.6気圧をチョイスしたことになる。
リザードスキンズのバーテープを二重巻きとし、振動対策とした photo:Makoto.AYANO
背の低いヘッドキャップを使用し、低く遠いポジションのセッティングを出している photo:Makoto.AYANO
空気圧の指示だと思われるメモが貼り付けられていた photo:Makoto.AYANO
ヴィットリアの幅広タイヤを装着する photo:Makoto.AYANO
コンポーネントはカンパニョーロSUPERRECORD EPSで、ブレーキケーブルはアルミリンク式のジャグワイヤーを使用。ホイールはカンパニョーロBORA ULTRA。ハンドルやステム、シートポストはデダで統一している。ボトルケージはエリートのCannibal。
UAEチームエミレーツ【コルナゴ C60】
マルコ・クンプ(スロバキア、UAEチームエミレーツ)はコルナゴ C60を使用する photo:Makoto.AYANO
UAEチームエミレーツはロンド・ファン・フラーンデレンで使用した機材を紹介する。マルコ・クンプ(スロバキア)がロンドで使用したバイクはコルナゴ C60。市販モデルは通常のキャリパーブレーキだが、このバイクは太めのタイヤをアッセンブルするためにダイレクトマウントブレーキを使用する。フォークももちろんダイレクトマウントに対応した特別品だ。その他にもエリートのCiussi GelボトルケージとヴィットリアのCORSA 25-28mmチューブラーといった石畳対策が施されていた。
コンポーネントはカンパニョーロSUPERRECORD EPSで、Power2Maxのパワーメーターを採用する。ホイールはカンパニョーロのBORA ULTRAが基本だ。ハンドルやステム、シートポストはデダを使用し、サドルはボトルケージと同じくエリート。
コンポーネントはカンパニョーロSUPER RECORD EPS photo:Makoto.AYANO
市販されているヴィットリア Corsaをアッセンブル photo:Makoto.AYANO
パワーメーターはPower2Maxだ photo:Makoto.AYANO
石畳対策としてエリートのCiussi gelボトルケージを装着していた photo:Makoto.AYANO
UAEとエミレーツ航空がタイトルスポンサーのチームだが、前身のランプレ・メリダから受け継がれるイタリア色をそのまま受け継いだバイクとパーツ構成が特徴のバイクだ。
スポートフラーンデレン・バロワーズ【エディメルクス EM-525】
スポートフラーンデレン・バロワーズのエディメルクス EM-525 photo:Makoto.AYANO
バーテープは2ブランドをミックスして使用した photo:Makoto.AYANO
ヴィットリアのCORSA(28c)を履かせたエドコホイール photo:Makoto.AYANO
ルーべからほど近いフランドル地方に拠点を置き、石畳クラシックを得意とするUCIコンチネンタルチームのスポートフラーンデレン・バロワーズの機材はエディメルクスのEM-525。高剛性を狙ったコンペティションモデルであり、ここにヴィットリアのCORSA(28c)を履かせたエドコホイールを組み合わせている。
コンポーネントは9070系デュラエースDi2で、クランクにはパイオニア製パワーメーターをセット。ユニークな点がリザードスキンズ製バーテープを基本にハンドル上側のみプロロゴ製バーテープを追加していること。明らかに質感が異なるため、それを踏まえてのチョイスなのだろうか。
デルコ・マルセイユKTM【KTM REVELATOR SKY】
ワイルドカード枠で出場を果たしたデルコ・マルセイユKTM。その名の通りオーストリア拠点のKTMからスポンサードを受けており、メンバー全員がディスクブレーキを装備したモデルREVELATOR SKYを使用した。
デルコ・マルセイユKTMのKTM REVELATOR SKY photo:Makoto.AYANO
タイヤは全面に小さなノブを配したシュワルベのG-ONE SPEED(30c) photo:Makoto.AYANO
プロトタイプと思われるノーマークのハブ photo:Makoto.AYANO
パーツアッセンブリーはかなりカオス感ある組み合わせとなっており、コンポーネントはスラムREDeTAPだが、油圧ディスクブレーキ仕様が供給されていないためかブレーキはTRPの機械式SPYREで、ブレーキローターも数種類が混在。ホイールはコリマ製?プロトタイプと思われるノーマークのアルミハブに、32WSリムを2:1の特殊スポーキングで組んだもの。タイヤは全面に小さなノブを配したシュワルベのG-ONE SPEED(30c)だ。
パリ〜ルーべ対策としてはクロスバイクに付いていそうなボトルケージ、二重巻きのバーテープ、ハンドルのステム寄りに用意された変速ボタンなど。
text:So.Isobe,Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.Ayano
ボーラ・ハンスグローエ【スペシャライズド S-WORKS ROUBAIX】



スペシャライズドを駆るボーラ・ハンスグローエは、クイックステップフロアーズ同様にホイール交換時のリスクを踏まえ投入されたキャリパーブレーキ仕様のS-WORKS ROUBAIXを使った。こちらもホリゾンタルに近い市販品とは異なるフォルムのスペシャル品であり、スペシャライズドがパリ〜ルーべにかける情熱がうかがい知れる。
急遽用意されたモデルであるためか、ペーター・サガン(スロバキア)を除いてはチームステッカーを貼ったのみのブラックフレームを使っており、これはクイックステップフロアーズとも同様。サガンは他レースで使うターマックやヴェンジ同様ブラック×玉虫色のバイクを使っていた。




また、コンポーネントはサガンのみ機械式のR9100系デュラエース(他選手はR9150系Di2)を用いており、これはより安心感を求めたためで、2年連続。クランクは4iiii製パワーメーターを搭載した旧世代の9000系。ホイールはロヴァールの50mmハイトモデルCLX50で、ここにパリ〜ルーべ用にお目見えした「Hell of the North」(28c)を組み合わせた。
ハンドルやシートポストにPRO製品を用いることがクイックステップとの違いだが、サガンは高剛性のジップSprintステムをロゴを目隠しした上で使用。バーテープはスパカズの二重巻きだ。ボトルケージ内部にはグリップテープを追加している点も「北の地獄」では一般的なカスタムと言える。
ロット・ソウダル【リドレー FENIX SL】

イェンス・デブシェールやユルゲン・ルーランツ(ともにベルギー)らを揃えたロット・ソウダルからは、レースで積極的な動きを見せたエース、アンドレ・グライペル(ドイツ)のバイクをピックアップ。北のクラシックではグライペルを含めメンバーの多くが、リドレーのエンデュランスモデル「FENIX SL」を駆った。
グライペルの石畳対策は二重巻きとしたリザードスキンズのバーテープとヴィットリアのタイヤのみ。ロット・ソウダルは今年よりヴィットリアをタイヤサプライヤーとして迎えており、ロゴ表記のないチューブラータイヤを使用した。トップチューブに貼り付けられたメモの数値が空気圧だとすると、グライペルはフロント5.2気圧、リア5.6気圧をチョイスしたことになる。




コンポーネントはカンパニョーロSUPERRECORD EPSで、ブレーキケーブルはアルミリンク式のジャグワイヤーを使用。ホイールはカンパニョーロBORA ULTRA。ハンドルやステム、シートポストはデダで統一している。ボトルケージはエリートのCannibal。
UAEチームエミレーツ【コルナゴ C60】

UAEチームエミレーツはロンド・ファン・フラーンデレンで使用した機材を紹介する。マルコ・クンプ(スロバキア)がロンドで使用したバイクはコルナゴ C60。市販モデルは通常のキャリパーブレーキだが、このバイクは太めのタイヤをアッセンブルするためにダイレクトマウントブレーキを使用する。フォークももちろんダイレクトマウントに対応した特別品だ。その他にもエリートのCiussi GelボトルケージとヴィットリアのCORSA 25-28mmチューブラーといった石畳対策が施されていた。
コンポーネントはカンパニョーロSUPERRECORD EPSで、Power2Maxのパワーメーターを採用する。ホイールはカンパニョーロのBORA ULTRAが基本だ。ハンドルやステム、シートポストはデダを使用し、サドルはボトルケージと同じくエリート。




UAEとエミレーツ航空がタイトルスポンサーのチームだが、前身のランプレ・メリダから受け継がれるイタリア色をそのまま受け継いだバイクとパーツ構成が特徴のバイクだ。
スポートフラーンデレン・バロワーズ【エディメルクス EM-525】



ルーべからほど近いフランドル地方に拠点を置き、石畳クラシックを得意とするUCIコンチネンタルチームのスポートフラーンデレン・バロワーズの機材はエディメルクスのEM-525。高剛性を狙ったコンペティションモデルであり、ここにヴィットリアのCORSA(28c)を履かせたエドコホイールを組み合わせている。
コンポーネントは9070系デュラエースDi2で、クランクにはパイオニア製パワーメーターをセット。ユニークな点がリザードスキンズ製バーテープを基本にハンドル上側のみプロロゴ製バーテープを追加していること。明らかに質感が異なるため、それを踏まえてのチョイスなのだろうか。
デルコ・マルセイユKTM【KTM REVELATOR SKY】
ワイルドカード枠で出場を果たしたデルコ・マルセイユKTM。その名の通りオーストリア拠点のKTMからスポンサードを受けており、メンバー全員がディスクブレーキを装備したモデルREVELATOR SKYを使用した。



パーツアッセンブリーはかなりカオス感ある組み合わせとなっており、コンポーネントはスラムREDeTAPだが、油圧ディスクブレーキ仕様が供給されていないためかブレーキはTRPの機械式SPYREで、ブレーキローターも数種類が混在。ホイールはコリマ製?プロトタイプと思われるノーマークのアルミハブに、32WSリムを2:1の特殊スポーキングで組んだもの。タイヤは全面に小さなノブを配したシュワルベのG-ONE SPEED(30c)だ。
パリ〜ルーべ対策としてはクロスバイクに付いていそうなボトルケージ、二重巻きのバーテープ、ハンドルのステム寄りに用意された変速ボタンなど。
text:So.Isobe,Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.Ayano
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