2015/09/10(木) - 13:51
日々めまぐるしく移り変わるマイヨロホ争い。常にライバルから注目され続けてきたドゥムランは17ステージについて「最高の一日になった」と語りました。マイヨロホを失ったホアキン・ロドリゲスら各選手のコメントを紹介していきます。
ステージ優勝、マイヨロホを同時に手に入れたトム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
2位に1分差をつけてフィニッシュしたトム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) photo:CorVos
全ての中間計測ポイントをトップで通過したトム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) photo:CorVosステージ優勝、そしてマイヨロホの奪還と最高の一日になったよ。調子も良かったし、パフォーマンスに集中することができた。レース中は自分がどれだけ走れるかだけにフォーカスして、中間計測は気にしなかった。日に日に調子が上がってきていて、今日だって走り終わった後なのに、まだフレッシュな感覚があるくらい。
残りのステージは難しい日々になると思うけど、ファンたちにとっては最高のレースが見られるということでもある。総合でのライバルたちとのタイム差は多くない、彼らがお互いにアタックしあえるようなレースになれば面白いだろうね。このブエルタでは既にステージ2勝と大きな成功を収めている。でも、もう少し良い結果を出すために、ベストを尽くしていくつもりだ。
ステージ2位に入ったマチェイ・ボドナール(ポーランド、ティンコフ・サクソ)
好タイムを出し、暫定トップの座を長く守ったマチェイ・ボドナール(ポーランド、ティンコフ・サクソ) photo:CorVos今日の2位という結果は凄く悔しいけれど、ドゥムランが最も強い選手だったということもはっきりしている。彼は非常に優れたパフォーマンスをこのブエルタで発揮しているね。今日のほとんどの時間をホットシートで過ごして、最終結果を待ち続けていたのに、最後の最後に負けたというのは悲しいよ。
ブエルタが始まった時から今日のステージに期待してくれていたチームのみなには感謝を伝えたい。特にコーチであり、スポーツディレクターであるヴィラ・パティに感謝したい。チームカーに乗った彼とともに走った初めてのタイムトライアルで、こんなに良い結果を残すことが出来た。これから、僕はより強くなることができると確信できたし、こんなにもリラックスして集中できたレースは初めてだったよ。
総合3位のホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
マイヨロホに身を包むホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) photo:CorVos
今日のコースは僕向きではなかったが、ドゥムランとアルがとても強かったことを認めないといけない。特に今日は調子が良いと感じていて、良いタイムを残せると思っていたけれど、終わってみると総合成績で2つ順位を落としてしまった。
僕はまだポディウム圏内にいるし、ブエルタはまだ3日間残っていて首位まではそう遠くない。失うものはないから持てる力の全てを出して、ブエルタでの勝利を目指すよ。ここでは止まらないさ!
総合4位のラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)
ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ) photo:CorVos
総合3位のポジションを失ってしまったけど、今日のタイムトライアルには不満はないよ。ドゥムランはTTスペシャリストで、僕と彼とのタイム差もそれほど大きくなかったからね。
僕のようなライダーだと彼の平坦の速さに対抗するのは難しい。ブエルタの3週目となると疲労も感じるし、万全の体調ではなかったけれど、僕は持っていた力のすべてを出しきった。残り3ステージはとても重要なステージになるだろう。
ステージ3位、総合6位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
本当にハッピーだよ。今日のTTは僕にとっては驚くべき結果だった。今朝から脚の調子がとても良く感じていたんだ。だから今日のステージには結果を残すために全力で走ろうと決意していたんだ。今日のコースはかなり難しいレイアウトだったけれど、僕のキャリアの中ではもっと複雑でハードなTTステージを走ったことがあったから、そこまで苦にすることはなかった。
レースも折り返してから風向きもわずかに良くなってきた。ドゥムランが僕よりも速いなんてことは当然のことさ。でも僕が考えていたよりも善戦できたと思う。僕は戦うことを止めるつもりはないんだよ。トレーニングライドを始めるときから、レースを終えるときまでね。まだ総合表彰台のメンバーは決まったわけじゃあない。ブエルタはまだ日程を残しているし、ライバルたちは強いけれど、僕もまだ狙うことはできる位置にいるんだ。
ステージ8位、総合5位につけるナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
ステージ6位のナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:CorVos
新城幸也(ユーロップカー) photo:CorVosもし100%のコンディションだったらというのはわからない。でも、このTTを終えて体力も回復してきているし、メンタルも良い状態にあるんだ。スタートしてから第1計測、第2計測ポイントまで良いペースを刻んで走りづつけることが出来た。スタート付近で感じた風が、残り2km地点で再び吹いてきたんだ。
向かい風でペースを保つことが難しくなったんだけど、集中して踏み続けることにした。チームは僕が全力を出すために必要なデータを全て用意してくれていたからね。表彰台を諦めていないかって?当然だよ。僕らはトライしていく。僕らが挑戦することで失うものなんて何もないし、このブエルタをより良い成績で終わりたいからね。
ステージ59位の新城幸也(ユーロップカー)
走り出したら調子が良かったので100%ではないが、しっかり走った。スタート前とレース中も鼻血が止まらなくなって、かなりタイムをロスした。今までのTTの中で一番良い感触だった。しかし、調子が良いことを感じられたので、明日から残りのステージが楽しみだ。
選手コメントは各チーム公式サイト、ならびにTeamユキヤ通信より。
text:Naoki.Yasuoka,Gakuto.Fujiwara
ステージ優勝、マイヨロホを同時に手に入れたトム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
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残りのステージは難しい日々になると思うけど、ファンたちにとっては最高のレースが見られるということでもある。総合でのライバルたちとのタイム差は多くない、彼らがお互いにアタックしあえるようなレースになれば面白いだろうね。このブエルタでは既にステージ2勝と大きな成功を収めている。でも、もう少し良い結果を出すために、ベストを尽くしていくつもりだ。
ステージ2位に入ったマチェイ・ボドナール(ポーランド、ティンコフ・サクソ)
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ブエルタが始まった時から今日のステージに期待してくれていたチームのみなには感謝を伝えたい。特にコーチであり、スポーツディレクターであるヴィラ・パティに感謝したい。チームカーに乗った彼とともに走った初めてのタイムトライアルで、こんなに良い結果を残すことが出来た。これから、僕はより強くなることができると確信できたし、こんなにもリラックスして集中できたレースは初めてだったよ。
総合3位のホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
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今日のコースは僕向きではなかったが、ドゥムランとアルがとても強かったことを認めないといけない。特に今日は調子が良いと感じていて、良いタイムを残せると思っていたけれど、終わってみると総合成績で2つ順位を落としてしまった。
僕はまだポディウム圏内にいるし、ブエルタはまだ3日間残っていて首位まではそう遠くない。失うものはないから持てる力の全てを出して、ブエルタでの勝利を目指すよ。ここでは止まらないさ!
総合4位のラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)
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総合3位のポジションを失ってしまったけど、今日のタイムトライアルには不満はないよ。ドゥムランはTTスペシャリストで、僕と彼とのタイム差もそれほど大きくなかったからね。
僕のようなライダーだと彼の平坦の速さに対抗するのは難しい。ブエルタの3週目となると疲労も感じるし、万全の体調ではなかったけれど、僕は持っていた力のすべてを出しきった。残り3ステージはとても重要なステージになるだろう。
ステージ3位、総合6位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
本当にハッピーだよ。今日のTTは僕にとっては驚くべき結果だった。今朝から脚の調子がとても良く感じていたんだ。だから今日のステージには結果を残すために全力で走ろうと決意していたんだ。今日のコースはかなり難しいレイアウトだったけれど、僕のキャリアの中ではもっと複雑でハードなTTステージを走ったことがあったから、そこまで苦にすることはなかった。
レースも折り返してから風向きもわずかに良くなってきた。ドゥムランが僕よりも速いなんてことは当然のことさ。でも僕が考えていたよりも善戦できたと思う。僕は戦うことを止めるつもりはないんだよ。トレーニングライドを始めるときから、レースを終えるときまでね。まだ総合表彰台のメンバーは決まったわけじゃあない。ブエルタはまだ日程を残しているし、ライバルたちは強いけれど、僕もまだ狙うことはできる位置にいるんだ。
ステージ8位、総合5位につけるナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
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向かい風でペースを保つことが難しくなったんだけど、集中して踏み続けることにした。チームは僕が全力を出すために必要なデータを全て用意してくれていたからね。表彰台を諦めていないかって?当然だよ。僕らはトライしていく。僕らが挑戦することで失うものなんて何もないし、このブエルタをより良い成績で終わりたいからね。
ステージ59位の新城幸也(ユーロップカー)
走り出したら調子が良かったので100%ではないが、しっかり走った。スタート前とレース中も鼻血が止まらなくなって、かなりタイムをロスした。今までのTTの中で一番良い感触だった。しかし、調子が良いことを感じられたので、明日から残りのステージが楽しみだ。
選手コメントは各チーム公式サイト、ならびにTeamユキヤ通信より。
text:Naoki.Yasuoka,Gakuto.Fujiwara
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