2009/08/06(木) - 07:19
ツール・ド・ポローニュ最長の239kmで行なわれた第4ステージは、チームコロンビア・HTCのエドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー)とアンドレ・グライペル(ドイツ)がワンツーフィニッシュ。しかしグライペルは他選手のスプリントを妨害したとして降格処分を受け、総合首位の座を失った。
山岳ポイントが一つも設定されないナレクシュフからジェシュフまでの、今大会最長239kmで行なわれた第4ステージ。翌日から本格的な山岳ステージが始まるため、有力スプリンターが顔を合わす最後のスプリント勝負が繰り広げられることに。
レースはトーマス・ヴァイクス(リトアニア、アスタナ)、ニコラ・ルソー(フランス、アージェードゥーゼル)、アントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー)の3名が最大5分のリードを得て逃げたが、チームコロンビア・HTCの集団コントロールによってタイム差縮小。
やがてジェシュフの周回コースに入ると、3名はスプリンターチームに飲み込まれた。
メイン集団はチームコロンビア・HTC、ガーミン、リクイガス、フランセーズデジューがハイペースで引き続け、ステージ2連勝を狙うリクイガスからチームコロンビア・HTCが主導権を奪い取ってラスト1km。しかしコロンビアトレインはこの日もライバルチームを完全に抑え込むことが出来なかった。
数チームが集団先頭で入り乱れる中、グライペルを引き上げるために発射台のボアッソンが先行。グライペルが苦戦していることを確認したボアッソンはそのままスプリント体勢でゴールへ。グライペルが何とかドアをこじ開けてボアッソンに続き、コロンビアの2人が先頭でゴールに飛び込んだ。
鋭い追い上げを見せながらも、スプリント中にグライペルにジャージを引っ張られて失速したアラン・デーヴィス(オーストラリア、クイックステップ)は、片手を挙げて抗議しながらゴール。
デーヴィスの抗議を受けた審判団はグライペルの降格処分を決定し、これによりリーダージャージはグライペルから連日上位に絡むユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)の手に渡っている。
3年連続ノルウェーのTTチャンピオンに輝いているボアッソンは、ヘント〜ウェベルヘムとジロ・デ・イタリア第7ステージに続くビッグな勝利。最終発射台としてアシスト役に回る予定だったが、機転を利かせて勝利を掴んだ。
チーム公式サイトの中でボアッソンは「アンドレ(・グライペル)をスプリントで解き放つのが僕の役目だった。でも落車しそうになるほど最終コーナーが危険で、彼が後ろに付いてきているのか分からないままスプリント体勢に入った。結果的に勝利したし、最高の結果になったよ」と語っている。チームコロンビア・HTCはポローニュ1勝目、今シーズン64勝目だ。
平坦4連戦を終えて、いよいよポローニュは山岳地帯に突入する。第5ステージは終盤にカテゴリー山岳を含むクリニカ・ズルドイの周回コースが登場。高低差200mほどの山岳が2つ設定された13kmの周回コースを4周する。最後のカテゴリー山岳はゴールの3km手前であり、上りでアタックを成功させた選手/グループの逃げ切りが濃厚だ。
ツール・ド・ポローニュ2009第4ステージ結果
1位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームコロンビア・HTC)5h25'55"
2位 ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)
3位 ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、カチューシャ)
4位 ストゥヴ・シェネル(フランス、Bboxブイグテレコム)
5位 イゴール・アバコモフ(ベルギー、ISD)
6位 ロベルト・フェルスター(ドイツ、ミルラム)
7位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
8位 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレ)
9位 セバスティアン・シャヴァネル(フランス、フランセーズデジュー)
10位 ミハル・ゴラス(ポーランド、ヴァカンソレイユ)
個人総合成績
1位 ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)17h58'31"
2位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ)+06"
3位 ジャコボ・グアルニエーリ(イタリア、リクイガス)
4位 アンジェロ・フルラン(イタリア、ランプレ)
5位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア・HTC)
6位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームコロンビア・HTC)
7位 ダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)+07"
8位 ラスロ・ボドロギ(フランス、カチューシャ)
9位 ビョルン・シュレーダー(ドイツ、ミルラム)+08"
10位 オリヴィエ・カイセン(ベルギー、サイレンス・ロット)+09"
ポイント賞
ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)
スプリント賞
ダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)
山岳賞
ブラジェイ・ヤニャチク(ポーランド、ポルスカBGZ)
チーム総合成績
コフィディス
山岳ポイントが一つも設定されないナレクシュフからジェシュフまでの、今大会最長239kmで行なわれた第4ステージ。翌日から本格的な山岳ステージが始まるため、有力スプリンターが顔を合わす最後のスプリント勝負が繰り広げられることに。
レースはトーマス・ヴァイクス(リトアニア、アスタナ)、ニコラ・ルソー(フランス、アージェードゥーゼル)、アントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー)の3名が最大5分のリードを得て逃げたが、チームコロンビア・HTCの集団コントロールによってタイム差縮小。
やがてジェシュフの周回コースに入ると、3名はスプリンターチームに飲み込まれた。
メイン集団はチームコロンビア・HTC、ガーミン、リクイガス、フランセーズデジューがハイペースで引き続け、ステージ2連勝を狙うリクイガスからチームコロンビア・HTCが主導権を奪い取ってラスト1km。しかしコロンビアトレインはこの日もライバルチームを完全に抑え込むことが出来なかった。
数チームが集団先頭で入り乱れる中、グライペルを引き上げるために発射台のボアッソンが先行。グライペルが苦戦していることを確認したボアッソンはそのままスプリント体勢でゴールへ。グライペルが何とかドアをこじ開けてボアッソンに続き、コロンビアの2人が先頭でゴールに飛び込んだ。
鋭い追い上げを見せながらも、スプリント中にグライペルにジャージを引っ張られて失速したアラン・デーヴィス(オーストラリア、クイックステップ)は、片手を挙げて抗議しながらゴール。
デーヴィスの抗議を受けた審判団はグライペルの降格処分を決定し、これによりリーダージャージはグライペルから連日上位に絡むユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)の手に渡っている。
3年連続ノルウェーのTTチャンピオンに輝いているボアッソンは、ヘント〜ウェベルヘムとジロ・デ・イタリア第7ステージに続くビッグな勝利。最終発射台としてアシスト役に回る予定だったが、機転を利かせて勝利を掴んだ。
チーム公式サイトの中でボアッソンは「アンドレ(・グライペル)をスプリントで解き放つのが僕の役目だった。でも落車しそうになるほど最終コーナーが危険で、彼が後ろに付いてきているのか分からないままスプリント体勢に入った。結果的に勝利したし、最高の結果になったよ」と語っている。チームコロンビア・HTCはポローニュ1勝目、今シーズン64勝目だ。
平坦4連戦を終えて、いよいよポローニュは山岳地帯に突入する。第5ステージは終盤にカテゴリー山岳を含むクリニカ・ズルドイの周回コースが登場。高低差200mほどの山岳が2つ設定された13kmの周回コースを4周する。最後のカテゴリー山岳はゴールの3km手前であり、上りでアタックを成功させた選手/グループの逃げ切りが濃厚だ。
ツール・ド・ポローニュ2009第4ステージ結果
1位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームコロンビア・HTC)5h25'55"
2位 ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)
3位 ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、カチューシャ)
4位 ストゥヴ・シェネル(フランス、Bboxブイグテレコム)
5位 イゴール・アバコモフ(ベルギー、ISD)
6位 ロベルト・フェルスター(ドイツ、ミルラム)
7位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
8位 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレ)
9位 セバスティアン・シャヴァネル(フランス、フランセーズデジュー)
10位 ミハル・ゴラス(ポーランド、ヴァカンソレイユ)
個人総合成績
1位 ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)17h58'31"
2位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ)+06"
3位 ジャコボ・グアルニエーリ(イタリア、リクイガス)
4位 アンジェロ・フルラン(イタリア、ランプレ)
5位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア・HTC)
6位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームコロンビア・HTC)
7位 ダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)+07"
8位 ラスロ・ボドロギ(フランス、カチューシャ)
9位 ビョルン・シュレーダー(ドイツ、ミルラム)+08"
10位 オリヴィエ・カイセン(ベルギー、サイレンス・ロット)+09"
ポイント賞
ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、サイレンス・ロット)
スプリント賞
ダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)
山岳賞
ブラジェイ・ヤニャチク(ポーランド、ポルスカBGZ)
チーム総合成績
コフィディス
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