2013/08/28(水) - 18:33
vol.1に続きお伝えするシマノ鈴鹿ロードレース30周年記念大会のレポート。鈴鹿の花形種目であるチームTTや多くの参加者たちが集まった2時間エンデューロ、そして30周年記念特別パネル展示やプロモーションブースなどのサブイベントの様子をお伝えします。
レーシングカーのごとく鈴鹿を駆け抜けろ! チームタイムトライアル
チームタイムトライアルも鈴鹿を代表するレース種目といえるだろう。何しろ女子から登録者、海外招待選手まで、じつに全カテゴリーで424チームものエントリーがある。そもそもチームTTがあるホビーレースは珍しいが、この日のためにDHバーにディスクホイール装備のバリバリのTTマシンを用意して臨むチームの多いこと!トップカテゴリーのチームTTBを制したのはチームブリヂストン・アンカーだった。(オープン扱いの招待チームを除く)
参加者数はNo.1の種目 3000人が走った2時間エンデューロ
毎年多くの参加者を集める、初日のメインイベントと言っても過言ではない超人気種目が2時間エンデューロだ。今年は900チーム・3000名以上のライダーが参加した。これだけ多くのライダーが一斉に走る光景は世界最大級のレースと呼ばれるに相応しく、まさに圧巻の一言。レースが中盤に差し掛かると、参加選手たちが途切れることなくコースを埋め尽くしていた。
一方、チームのメンバーが待つピットにも多くの人出があり、真っ直ぐ歩くことが出来ない程の人で埋め尽くされた。チーム種目と言えばワイワイ楽しむのが一般的ではあるが、今回の鈴鹿では多くのチームで出走中のライダーを大声で応援し、素早いライダーチェンジに向けて備えるなど、競技として真剣に参加している姿が多く見られた。
サイクリストの皆さんのレベルアップを応援 豪華講師陣による知っとく講座
ロードレースのプロフェッショナルを講師にサイクリストの皆さんのレベルアップを応援する毎年好評の講習会が「知っ得講座」だ。毎年おなじみのインターマックス代表の今中大介さんやシマノレーシングの野寺秀徳監督、そして今年は2009年全日本女子ロードレース優勝の西加南子選手が加わり、スライドや実技を交えた講義を行った。
西選手は「苦痛よさらば 女子力向上委員会」と題して、女性ライダー特有の痛みやトラブルの解消法を自身の経験を踏まえてレクチャー。講座は男子禁制となり、女性サイクリストが悩みや相談事を話しあう良い機会になったようだ。
野寺さんは「公開!レースの現場」と題して、シマノレーシングが行うトレーニング方法やその考え方を披露し、講義はパワーメーターの分析など、レーサーとして実践的な内容にも及び、レベルアップしたいホビーレーサーは真剣な表情で受講していた。
またパドック裏ではブラッキー中島さんや現役プロ選手が先生役を務めるウィーラースクールや、シマノレーシングの選手たちによるファンクラブ会員限定のフォームチェックが行われた。いずれの講座もメモを取りながら受講する方が居たり、白熱した質疑応答が行われるなど多くの受講者にとって充実した時間となった様だ。
シマノ鈴鹿の歴史を振り返る 30周年記念特別パネル展示
パドック裏のセンターハウス2階で開催された特別パネル展示。この企画は多くの写真や映像と共にシマノ鈴鹿ロードレース30年の歴史を振り返るというもので、写真にはベルナール・イノーやジャンニ・ブーニョ、ヨハン・ムセーウなどのイベントを盛り上げた名選手の姿も。大会初期から参加していると言う参加者の方からは懐かしいという声が聞かれた。
また、大阪・堺にある自転車博物館所有の各年代を代表するロードレーサーや、歴代のシマノレーシングのジャージとチームバイクも同時に展示。30周年記念大会に華を添えていた。
憧れのバイクやパーツが大集合 プロモーションブース
自転車本体をはじめパーツやウェア、トレーニンググッズ、サプリメントなど50以上のメーカーや輸入代理店の出展を集めたプロモーションブース。ハイエンドモデルや早くも登場した最新の2014年モデルのバイクやパーツを実際に見たり試すことが出来るとあって、多くの来場者で賑わった。
試乗や展示以外にもウェアや消耗品などのセールを行っていたブースも多数で、レース中に機材トラブルや落車に見舞われた参加者のためにタイヤやチューブ、クリート、ヘルメット、ウェアなどの販売もあった。チームで参加する方が多い鈴鹿シマノだけあって、オーダーウェアを扱うブースの前では早くも来年の鈴鹿に向けて新ジャージの作成を検討する方が多数。プロモーションブースで見つけた話題の新製品等は別記事でも追って紹介します。
30年の歴史上初の雨天に見舞われた今年のシマノ鈴鹿ロードレース。しかし、国際ロードをはじめとしてサーキット場上で繰り広げられた数々の勝負や駆け引き、ピットやパドックにあふれた仲良しチームの皆さんの笑顔、多くの出店が集まったプロモーションブースなど世界最大級のイベントに相応しい盛り上がりを見せた。きっと多くの参加者の皆さんにとって夏休み最高の思い出となったことでしょう。
なお、取材班が撮影した1000カットを越える写真はフォトギャラリー(CW FaceBook)に掲載しました。是非こちらもお楽しみ下さい。
text&photo:Yuya.Yamamoto, Makoto.AYANO
レーシングカーのごとく鈴鹿を駆け抜けろ! チームタイムトライアル
チームタイムトライアルも鈴鹿を代表するレース種目といえるだろう。何しろ女子から登録者、海外招待選手まで、じつに全カテゴリーで424チームものエントリーがある。そもそもチームTTがあるホビーレースは珍しいが、この日のためにDHバーにディスクホイール装備のバリバリのTTマシンを用意して臨むチームの多いこと!トップカテゴリーのチームTTBを制したのはチームブリヂストン・アンカーだった。(オープン扱いの招待チームを除く)
参加者数はNo.1の種目 3000人が走った2時間エンデューロ
毎年多くの参加者を集める、初日のメインイベントと言っても過言ではない超人気種目が2時間エンデューロだ。今年は900チーム・3000名以上のライダーが参加した。これだけ多くのライダーが一斉に走る光景は世界最大級のレースと呼ばれるに相応しく、まさに圧巻の一言。レースが中盤に差し掛かると、参加選手たちが途切れることなくコースを埋め尽くしていた。
一方、チームのメンバーが待つピットにも多くの人出があり、真っ直ぐ歩くことが出来ない程の人で埋め尽くされた。チーム種目と言えばワイワイ楽しむのが一般的ではあるが、今回の鈴鹿では多くのチームで出走中のライダーを大声で応援し、素早いライダーチェンジに向けて備えるなど、競技として真剣に参加している姿が多く見られた。
サイクリストの皆さんのレベルアップを応援 豪華講師陣による知っとく講座
ロードレースのプロフェッショナルを講師にサイクリストの皆さんのレベルアップを応援する毎年好評の講習会が「知っ得講座」だ。毎年おなじみのインターマックス代表の今中大介さんやシマノレーシングの野寺秀徳監督、そして今年は2009年全日本女子ロードレース優勝の西加南子選手が加わり、スライドや実技を交えた講義を行った。
西選手は「苦痛よさらば 女子力向上委員会」と題して、女性ライダー特有の痛みやトラブルの解消法を自身の経験を踏まえてレクチャー。講座は男子禁制となり、女性サイクリストが悩みや相談事を話しあう良い機会になったようだ。
野寺さんは「公開!レースの現場」と題して、シマノレーシングが行うトレーニング方法やその考え方を披露し、講義はパワーメーターの分析など、レーサーとして実践的な内容にも及び、レベルアップしたいホビーレーサーは真剣な表情で受講していた。
またパドック裏ではブラッキー中島さんや現役プロ選手が先生役を務めるウィーラースクールや、シマノレーシングの選手たちによるファンクラブ会員限定のフォームチェックが行われた。いずれの講座もメモを取りながら受講する方が居たり、白熱した質疑応答が行われるなど多くの受講者にとって充実した時間となった様だ。
シマノ鈴鹿の歴史を振り返る 30周年記念特別パネル展示
パドック裏のセンターハウス2階で開催された特別パネル展示。この企画は多くの写真や映像と共にシマノ鈴鹿ロードレース30年の歴史を振り返るというもので、写真にはベルナール・イノーやジャンニ・ブーニョ、ヨハン・ムセーウなどのイベントを盛り上げた名選手の姿も。大会初期から参加していると言う参加者の方からは懐かしいという声が聞かれた。
また、大阪・堺にある自転車博物館所有の各年代を代表するロードレーサーや、歴代のシマノレーシングのジャージとチームバイクも同時に展示。30周年記念大会に華を添えていた。
憧れのバイクやパーツが大集合 プロモーションブース
自転車本体をはじめパーツやウェア、トレーニンググッズ、サプリメントなど50以上のメーカーや輸入代理店の出展を集めたプロモーションブース。ハイエンドモデルや早くも登場した最新の2014年モデルのバイクやパーツを実際に見たり試すことが出来るとあって、多くの来場者で賑わった。
試乗や展示以外にもウェアや消耗品などのセールを行っていたブースも多数で、レース中に機材トラブルや落車に見舞われた参加者のためにタイヤやチューブ、クリート、ヘルメット、ウェアなどの販売もあった。チームで参加する方が多い鈴鹿シマノだけあって、オーダーウェアを扱うブースの前では早くも来年の鈴鹿に向けて新ジャージの作成を検討する方が多数。プロモーションブースで見つけた話題の新製品等は別記事でも追って紹介します。
30年の歴史上初の雨天に見舞われた今年のシマノ鈴鹿ロードレース。しかし、国際ロードをはじめとしてサーキット場上で繰り広げられた数々の勝負や駆け引き、ピットやパドックにあふれた仲良しチームの皆さんの笑顔、多くの出店が集まったプロモーションブースなど世界最大級のイベントに相応しい盛り上がりを見せた。きっと多くの参加者の皆さんにとって夏休み最高の思い出となったことでしょう。
なお、取材班が撮影した1000カットを越える写真はフォトギャラリー(CW FaceBook)に掲載しました。是非こちらもお楽しみ下さい。
text&photo:Yuya.Yamamoto, Makoto.AYANO
フォトギャラリー
Amazon.co.jp