2013/04/22(月) - 16:26
北のクラシック、パリ〜ルーベの石畳コースを走る市民レース「パリ〜ルーベ・チャレンジ」に日本よりサイクルショップ店長ら8人が挑戦した。プロレースの前日に行われるこのレースを走った井上寿さん(ストラーダバイシクルズ滋賀)の手記で振り返ります。
profile 井上 寿さん(ストラーダバイシクルズ滋賀)
井上寿さんは滋賀県草津市のプロショップ、ストラーダバイシクルズ滋賀のオーナー兼店長。体重85kgと大型級(失礼)だが、20数年ぶりにトライアスロンに挑戦中のためけっこう走り込んでいる。トラック、ロード、トライアスロンを楽しみ、趣味は猫の飼育、旅行、仕事、そして本格的にカメラ。ライカをぶら下げてあちこちでスナップ。写真家のハービー山口さんとも交流がある。愛称は「テンチョー」。近日、京都・宝ケ池周辺にストラーダ新店舗が開店予定。
ストラーダバイシクルズのホームページ
「北の地獄を走れる!」 勇んでフランスへ出発
「北の地獄」と称されるクラッシックレース「パリ〜ルーベ」。あまりにも有名なパヴェ(石畳)セクションを走るこのレースは、サイクリストなら一度は走ってみたいコースのはず。今回、マヴィックの取り計らいで、パリ〜ルーベの市民アマチュア版イベント「パリ〜ルーベ・チャレンジ」に参加させていただき、実際にパリ〜ルーベのコースを走ってきました。
昨年は、同じくMAVICの有名なイエローサポートカー「ニュートラルMAVICカー」の助手席に乗り、プロトンをサポートする様子を生で見るという幸運に恵まれた私。2年連続のフランス渡航に、きっとパヴェの神様が招いてくれているのだと思い込み、喜び勇んで出発しました。
出発直前には、パリ〜ルーベチャレンジ第1回大会の日本人唯一の参加・完走者であるシクロワイアードの綾野氏に、「想像以上にパヴェは跳ねまくってパンクしまくるぞ!」とのインフォメーションをいただき、少しばかり心配になってきていたものの、マヴィックの手厚いサポートもあるし、悪路ならマウンテンバイクやシクロクロスでも走っているし大丈夫! と信じ込んで(忠告を忘れて?)スタート地点に立つことに。
ルーベのヴェロドロームでバイクの組立とチェック
パリのシャルル・ド・ゴール空港からマヴィックのバスで一路ルーベのベロドローム入り。レジストレーション(登録)の会場は、新しくなったベロドロームです。
天候は曇り。気温2度〜4度。強めの風が吹いていて、完全に冬のコンディションです。慌てて現地のMAVICブースで冬のアパレルを入手しました。
想像を絶する過酷さ! 憧れのパヴェを走る
ゴメンナサイ、パヴェをナメてました。。
想像を絶する振動と衝撃。テレビでは決してわからないパヴェの凄さと恐ろしさに、思わず戦意喪失…。
今回はプロのコースのパヴェ区間を15カ所含む153kmのコース。それでもパヴェ区間は32.6kmも含まれています。
170km、153km、70kmの3クラスがあって、153kmのスタートはルーベ、舗装路で南下し、セクター18のアランベールからパヴェ区間に入り、プロ同様のコースを走る。そしてゴールもルーベに戻ります。
気温2度と真冬並みの寒さの中、ルーベの街をスタート。スタート直後はフランスの農村地帯を走る、フラットな走りやすいコース。テレビで見たあの憧れのフランスの道を、世界各国のサイクリスト達と一緒に集団で走行します。気分が盛り上がらないはずがありません。
風光明媚なロケーションの中、集団は時速35〜45km/hで突っ走っていきます。ローテーションも始まり、かなりのハイペース。それはパヴェが始まる70km過ぎまでずっと続きました。スタート前に思った「パヴェに備えて脚を貯めておこう」などという考えは、噴出したアドレナリンと一緒に吹っ飛んでいってしまい、自らもローテーションに入ってガンガン踏んでしまうことに…。
そして、70km過ぎに突然現れるのが、かの有名なパヴェセクター「アランベール」です。いままでレースモードだった集団も、畏怖を感じたのか急にペースダウン。そしていよいよ突入!
「あわわわわわ!」「ががががががが!」
言葉にできないような激しい振動と痛みが襲いかかります。今まで自転車に乗ってきて、かつて経験したことの無いほどのもの凄い振動です。しかもパヴェは長年の摩耗によりツルツルで、土の中から石が大きく露出しており、滑りまくってまっすぐ進むことが出来ません。
しかたなくバイクをホールドするためにサドルに腰を下ろすと、あり得ないような突き上げが連続して襲ってきます。
ヘルメットがずれ、サングラスが老眼鏡みたいに下がり、ハンドルから手が離れそうになります。シフトチェンジをしようとしてもDi2のボタンを確かめることすら出来ません。10秒も走ると身体のあちこちに痛みが走り始めます。耐えきれず腰をあげると、今度はハンドルが取られ自転車もろとも身体があらぬ方向に飛ばされそうになります。
なんとかハンドルを取られないようにレバーブラケットを持つと、指の付け根に激痛が走り、仕方なくアッパーハンドルを握ると、こんどは二の腕の筋肉がブルブル震えだし、まるでダイエットマシーンに乗っているような強烈な振動。
アランベールの終端で、茫然自失の状態でたたずんでいると、高校生時代にアルバイトで経験した、工事現場のコンクリートハンマーの衝撃がフラッシュバックしてきました。コンクリートを粉砕するために、全体中をかけてハンマーを押さえつける。一日働いたあとは、腕のあちこちが痛むという経験…。
パヴェはマウンテンバイクでのガレ場や、シクロクロスレースの路面なんかより、はるかに難しい路面だということをその場で初めて知りました。テレビやネットでの情報と実際とでは全然違うということを身をもって知ることになりました。みなさん、パヴェをナメてはいけません!
そしてこんな場所を超ハイスピードで走り抜けるプロレーサーの凄さ、とりわけ翌日にカンチェラーラの走行を生で見たときは、やはり彼らは一般人とは決定的に違うのだと思い知りました。
アランベールの出口では、フランス国営放送「TV3」に突撃インタビューをされてしまいました。フランス訛りの英語と日本語訛りの英語での会話。それが全国放送されてしまったようです…。いやお恥ずかしい…。
それでもパリ〜ルーベ・チャレンジは続きます。あとは耐久レースの様相を呈してきました。出来る限り体力を温存し、うまくパヴェをやり過ごしゴールすることに集中。仲間たちと励まし合いながら走ることにしました。
また途中でサポートしてくれたマヴィックSSCチームの助けもあって、次第にペースよく走れるように。そのうちにパヴェにも徐々に慣れてきて、路肩の使い方や、ハンドルの握り方、トラクションの掛け方がわかってきて、ある程度のペースでパヴェを走れるようになりました。
またパヴェと一口に言っても、いろんな路面があるということがわかりました。アランベールのような、表土も剥げ、大きく石が露出している区間もあれば、農村地帯で土がかぶさり、走りやすくなっているところや、トラクターが作り出した轍が続くところなど、パヴェにもさまざまな性格があることを知り、最後の方はパヴェの走行が楽しく・愛おしく感じられるようにまでなりました。
そしてルーベの街の最後のパヴェを過ぎると、いよいよ感動のゴール!
プロライダーと同様に、あの特徴的なヴェロドロームを周回してパリ〜ルーベ・チャレンジは終わります。メダルを受け取り、誇らしい気分に。
パヴェは想像以上のシロモノでした…。でもサイコーに楽しかったです!
幾多の名勝負を生んできたこのコース。歴史あるこのハードでタフなコースを走れるパリ〜ルーベ・チャレンジ、参加する価値は多いにあります!
ぜひ皆様もチャレンジしてみてください。
番外編
マヴィックのスタッフに帯同してプロのレースも観戦!
翌日はマヴィックのニュートラルサービス、SSCチームに帯同することができました。昨年に引き続き今年もお世話になったマヴィックSSCチームのマヴィックオト(自動車)。
スタートセレモニーに揺れるパレ(宮殿)から少し離れた場所で、ひっそりとスタートを待つマヴィックカー。セレモニーを見ること無くいち早くスタートし、パヴェが始まる少し手前まで先行します。よく知っている現地のファンは、マヴィックカーが通ると手を振って迎えてくれます。それは次に続く選手の群れが来る知らせとなるようです。
プロのレースでは、通常はニュートラルサービスは自動車が中心になります。チームのサポートカーであったり、監督車であったり、マヴィックカーであったり。でもパリ〜ルーベでは、圧倒的にマヴィックのニュートラルモト(オートバイ)が活躍します。
それはとても狭くて悪路のパヴェが展開の中心になるということ。パンク、落車の頻度が通常のレースとは比べ物にならないということ、そしてそれはいつ起こるか予測が困難なことが要因だからです。前日のマヴィックのブリーフィングでも、モトがプライオリティナンバーワンと告げていました。
GENDARMARIE(ジャンダルムリー/国家憲兵隊)が使用するモトにも注目です。
パヴェが始まる場所までは、写真の大型モトが使用されますが、パヴェに入る手前でオフロードタイプに乗り換えます。プロトンを先導しているのは2台のジャンダルムリーのモトです。
写真は最初のパヴェセクター27を前にして、選手の到着を待つマヴィックモトたち。まだ汚れていないスペアホイールが積まれています。これが何度も補充を受けるぐらいホイール交換されていくのです。
追っかけて見たプロのレースは、信じられないスピードでカッ飛んで行くのにビックリしました。私たちアマチュアが実際に走ると振動が激しすぎてスピードが出せません。しかもプロのパヴェ区間は50km以上の距離。そして気が遠くなるような長さの全行程258kmのハードなレース。
その凄さは、走ってみて初めてわかりました。
text : 井上寿(ストラーダバイシクルズ滋賀)
photo:井上寿、マヴィック(アメアスポーツ・ジャパン)、A.S.O提供
profile 井上 寿さん(ストラーダバイシクルズ滋賀)
井上寿さんは滋賀県草津市のプロショップ、ストラーダバイシクルズ滋賀のオーナー兼店長。体重85kgと大型級(失礼)だが、20数年ぶりにトライアスロンに挑戦中のためけっこう走り込んでいる。トラック、ロード、トライアスロンを楽しみ、趣味は猫の飼育、旅行、仕事、そして本格的にカメラ。ライカをぶら下げてあちこちでスナップ。写真家のハービー山口さんとも交流がある。愛称は「テンチョー」。近日、京都・宝ケ池周辺にストラーダ新店舗が開店予定。
ストラーダバイシクルズのホームページ
「北の地獄を走れる!」 勇んでフランスへ出発
「北の地獄」と称されるクラッシックレース「パリ〜ルーベ」。あまりにも有名なパヴェ(石畳)セクションを走るこのレースは、サイクリストなら一度は走ってみたいコースのはず。今回、マヴィックの取り計らいで、パリ〜ルーベの市民アマチュア版イベント「パリ〜ルーベ・チャレンジ」に参加させていただき、実際にパリ〜ルーベのコースを走ってきました。
昨年は、同じくMAVICの有名なイエローサポートカー「ニュートラルMAVICカー」の助手席に乗り、プロトンをサポートする様子を生で見るという幸運に恵まれた私。2年連続のフランス渡航に、きっとパヴェの神様が招いてくれているのだと思い込み、喜び勇んで出発しました。
出発直前には、パリ〜ルーベチャレンジ第1回大会の日本人唯一の参加・完走者であるシクロワイアードの綾野氏に、「想像以上にパヴェは跳ねまくってパンクしまくるぞ!」とのインフォメーションをいただき、少しばかり心配になってきていたものの、マヴィックの手厚いサポートもあるし、悪路ならマウンテンバイクやシクロクロスでも走っているし大丈夫! と信じ込んで(忠告を忘れて?)スタート地点に立つことに。
ルーベのヴェロドロームでバイクの組立とチェック
パリのシャルル・ド・ゴール空港からマヴィックのバスで一路ルーベのベロドローム入り。レジストレーション(登録)の会場は、新しくなったベロドロームです。
天候は曇り。気温2度〜4度。強めの風が吹いていて、完全に冬のコンディションです。慌てて現地のMAVICブースで冬のアパレルを入手しました。
想像を絶する過酷さ! 憧れのパヴェを走る
ゴメンナサイ、パヴェをナメてました。。
想像を絶する振動と衝撃。テレビでは決してわからないパヴェの凄さと恐ろしさに、思わず戦意喪失…。
今回はプロのコースのパヴェ区間を15カ所含む153kmのコース。それでもパヴェ区間は32.6kmも含まれています。
170km、153km、70kmの3クラスがあって、153kmのスタートはルーベ、舗装路で南下し、セクター18のアランベールからパヴェ区間に入り、プロ同様のコースを走る。そしてゴールもルーベに戻ります。
気温2度と真冬並みの寒さの中、ルーベの街をスタート。スタート直後はフランスの農村地帯を走る、フラットな走りやすいコース。テレビで見たあの憧れのフランスの道を、世界各国のサイクリスト達と一緒に集団で走行します。気分が盛り上がらないはずがありません。
風光明媚なロケーションの中、集団は時速35〜45km/hで突っ走っていきます。ローテーションも始まり、かなりのハイペース。それはパヴェが始まる70km過ぎまでずっと続きました。スタート前に思った「パヴェに備えて脚を貯めておこう」などという考えは、噴出したアドレナリンと一緒に吹っ飛んでいってしまい、自らもローテーションに入ってガンガン踏んでしまうことに…。
そして、70km過ぎに突然現れるのが、かの有名なパヴェセクター「アランベール」です。いままでレースモードだった集団も、畏怖を感じたのか急にペースダウン。そしていよいよ突入!
「あわわわわわ!」「ががががががが!」
言葉にできないような激しい振動と痛みが襲いかかります。今まで自転車に乗ってきて、かつて経験したことの無いほどのもの凄い振動です。しかもパヴェは長年の摩耗によりツルツルで、土の中から石が大きく露出しており、滑りまくってまっすぐ進むことが出来ません。
しかたなくバイクをホールドするためにサドルに腰を下ろすと、あり得ないような突き上げが連続して襲ってきます。
ヘルメットがずれ、サングラスが老眼鏡みたいに下がり、ハンドルから手が離れそうになります。シフトチェンジをしようとしてもDi2のボタンを確かめることすら出来ません。10秒も走ると身体のあちこちに痛みが走り始めます。耐えきれず腰をあげると、今度はハンドルが取られ自転車もろとも身体があらぬ方向に飛ばされそうになります。
なんとかハンドルを取られないようにレバーブラケットを持つと、指の付け根に激痛が走り、仕方なくアッパーハンドルを握ると、こんどは二の腕の筋肉がブルブル震えだし、まるでダイエットマシーンに乗っているような強烈な振動。
アランベールの終端で、茫然自失の状態でたたずんでいると、高校生時代にアルバイトで経験した、工事現場のコンクリートハンマーの衝撃がフラッシュバックしてきました。コンクリートを粉砕するために、全体中をかけてハンマーを押さえつける。一日働いたあとは、腕のあちこちが痛むという経験…。
パヴェはマウンテンバイクでのガレ場や、シクロクロスレースの路面なんかより、はるかに難しい路面だということをその場で初めて知りました。テレビやネットでの情報と実際とでは全然違うということを身をもって知ることになりました。みなさん、パヴェをナメてはいけません!
そしてこんな場所を超ハイスピードで走り抜けるプロレーサーの凄さ、とりわけ翌日にカンチェラーラの走行を生で見たときは、やはり彼らは一般人とは決定的に違うのだと思い知りました。
アランベールの出口では、フランス国営放送「TV3」に突撃インタビューをされてしまいました。フランス訛りの英語と日本語訛りの英語での会話。それが全国放送されてしまったようです…。いやお恥ずかしい…。
それでもパリ〜ルーベ・チャレンジは続きます。あとは耐久レースの様相を呈してきました。出来る限り体力を温存し、うまくパヴェをやり過ごしゴールすることに集中。仲間たちと励まし合いながら走ることにしました。
また途中でサポートしてくれたマヴィックSSCチームの助けもあって、次第にペースよく走れるように。そのうちにパヴェにも徐々に慣れてきて、路肩の使い方や、ハンドルの握り方、トラクションの掛け方がわかってきて、ある程度のペースでパヴェを走れるようになりました。
またパヴェと一口に言っても、いろんな路面があるということがわかりました。アランベールのような、表土も剥げ、大きく石が露出している区間もあれば、農村地帯で土がかぶさり、走りやすくなっているところや、トラクターが作り出した轍が続くところなど、パヴェにもさまざまな性格があることを知り、最後の方はパヴェの走行が楽しく・愛おしく感じられるようにまでなりました。
そしてルーベの街の最後のパヴェを過ぎると、いよいよ感動のゴール!
プロライダーと同様に、あの特徴的なヴェロドロームを周回してパリ〜ルーベ・チャレンジは終わります。メダルを受け取り、誇らしい気分に。
パヴェは想像以上のシロモノでした…。でもサイコーに楽しかったです!
幾多の名勝負を生んできたこのコース。歴史あるこのハードでタフなコースを走れるパリ〜ルーベ・チャレンジ、参加する価値は多いにあります!
ぜひ皆様もチャレンジしてみてください。
番外編
マヴィックのスタッフに帯同してプロのレースも観戦!
翌日はマヴィックのニュートラルサービス、SSCチームに帯同することができました。昨年に引き続き今年もお世話になったマヴィックSSCチームのマヴィックオト(自動車)。
スタートセレモニーに揺れるパレ(宮殿)から少し離れた場所で、ひっそりとスタートを待つマヴィックカー。セレモニーを見ること無くいち早くスタートし、パヴェが始まる少し手前まで先行します。よく知っている現地のファンは、マヴィックカーが通ると手を振って迎えてくれます。それは次に続く選手の群れが来る知らせとなるようです。
プロのレースでは、通常はニュートラルサービスは自動車が中心になります。チームのサポートカーであったり、監督車であったり、マヴィックカーであったり。でもパリ〜ルーベでは、圧倒的にマヴィックのニュートラルモト(オートバイ)が活躍します。
それはとても狭くて悪路のパヴェが展開の中心になるということ。パンク、落車の頻度が通常のレースとは比べ物にならないということ、そしてそれはいつ起こるか予測が困難なことが要因だからです。前日のマヴィックのブリーフィングでも、モトがプライオリティナンバーワンと告げていました。
GENDARMARIE(ジャンダルムリー/国家憲兵隊)が使用するモトにも注目です。
パヴェが始まる場所までは、写真の大型モトが使用されますが、パヴェに入る手前でオフロードタイプに乗り換えます。プロトンを先導しているのは2台のジャンダルムリーのモトです。
写真は最初のパヴェセクター27を前にして、選手の到着を待つマヴィックモトたち。まだ汚れていないスペアホイールが積まれています。これが何度も補充を受けるぐらいホイール交換されていくのです。
追っかけて見たプロのレースは、信じられないスピードでカッ飛んで行くのにビックリしました。私たちアマチュアが実際に走ると振動が激しすぎてスピードが出せません。しかもプロのパヴェ区間は50km以上の距離。そして気が遠くなるような長さの全行程258kmのハードなレース。
その凄さは、走ってみて初めてわかりました。
text : 井上寿(ストラーダバイシクルズ滋賀)
photo:井上寿、マヴィック(アメアスポーツ・ジャパン)、A.S.O提供
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