流行を取り入れたMTB用やグラベルロード用タイヤとサドル　WTB 2017年ラインアップ

1982年のマウンテンバイク黎明期よりMTB専業パーツブランドとして、数々の独創的かつ機能性に優れるプロダクトを世に送り出してきたアメリカンブランド「WTB」。MTBエンデューロ用タイヤやグラベルロード用タイヤ、サドルをピックアップして紹介しよう。

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WTB VIGILANTE TCS

WTB VIGILANTE TCS (c)グローブライド
MTBの黎明期よりシーンを牽引し続けているWTBの顔ともいえるトレイル・エンデューロタイヤが「VIGILANTE」だ。中央と肩の部分に規則正しく配置された背の高いノブが発揮する、ドライからセミマッドまで様々なコンディションで路面を捉えてくれるグリップ力が特徴だ。

エンデューロレース用に開発されたVIGILANTEには、耐久性が高く転がり抵抗に優れるFast Rollingとよりグリップ力を強化したHigh Gripという2種類が用意されている。これまで日本国内で展開していたのはFast Rolling1種類だったが、ユーザーのリクエストを受け今回よりHigh Gripの展開が始まる。

またケーシングもLightとToughの2種類が用意されている。Lightはその名の通りの軽量モデルで、Toughはケーシングを2層重ねることで耐久性を高めた仕様だ。エンデューロワールドシリーズでテストを重ねているため、耐パンク性能には期待できるだろう。今回登場したタイヤ径は27.5インチ、幅は2.3インチだ。Lightケーシングは900g、Toughケーシングは1140g。

WTB VIGILANTE TCS
タイヤサイズ：27.5×2.3インチ
コンパウンド：High Grip
ケーシング（重量）：TCS Light（900g）、TCS Tough（1140g）
価格：7,800円（Light、税抜）、8,400円（Tough、税抜）

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WTB CONVICT

WTB CONVICT (c)グローブライド
CONVICTはエンデューロレースからダウンヒルまで対応するグラビティ系タイヤ。背が高い大型ノブ、DH用コンパウンドを採用することで、ハードブレーキングやコーナーリング時でも安定したトラクションを得られるグリップ力を実現した1本である。

エンデューロワールドシリーズの実戦でテストを重ねて開発を行ったToughケーシングを採用しているため、岩場のダウンヒルでもパンクしにくい耐久性を実現した。ニュージーランドにあるDHパークの公式タイヤとして認められるほどの信頼性を獲得している。サイズは27.5×2.5インチ、重量は1239gだ。

WTB CONVICT
タイヤサイズ：27.5×2.5インチ
コンパウンド：High Grip
ケーシング（重量）：TCS Tough（1239g）
価格：8,800円（税抜）

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WTB RIDDLER

WTB RIDDLER (c)グローブライド
マウンテンバイク用タイヤをグラベルロード用にモデファイしたRIDDLERにチューブレスレディモデルが登場。2017年初頭に登場した37Cモデルに、今回45Cという超ワイドモデルがラインアップに追加される。タイヤ幅をより広くすることで、接地面積の拡大によるグリップ力向上、エアボリューム増加による振動吸収性の向上を果たした。

RIDDLERはセンターノブをスモールサイズかつ低く設計することで転がりを軽くし、舗装路や芝地や締ったダートでの軽快感を演出。対してサイドノブは、高く大きく作ることでコーナリング時に路面を捉えてくれるグリップ力を実現していることも特徴である。重量は560g。価格は6,900円（税抜）。

WTB RIDDLER
タイヤサイズ：700C×45C
コンパウンド：Fast Rolling
ケーシング（重量）：TCS Light（900g）
価格：6,900円（税抜）

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WTB SLICK Comp

WTB SLICK Comp (c)グローブライド
SLICK Compは1年中、天候選ばず活躍するアーバンコミューティング用ロードタイヤ。転がり抵抗を低減するためにセンター部分はスリック、雨天時のグリップ力を確保するためにサイド部分はグルーブド仕様とされている。また、センター部分のトレッドを肉厚にすることで耐パンク性を高めた。

SLICK CompにはDISTANCEコンパウンドというライフスパンを最大化させたゴムを使用している。サイズは700×32Cという太めの設定とすることで、段差が多い町中での安定感を高めた。重量は505g。価格は3,400円（税抜）。

WTB SLICK Comp
タイヤサイズ：700C×32C
コンパウンド：Distance
ケーシング（重量）：DISTANCE（505g）
価格：3,400円（税抜）

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WTB HIGHTAIL Carbon

WTB HIGHTAIL Carbon (c)グローブライド
29インチや27.5インチの大径ホイールを採用する、サスペンションストロークの大きなフルサスバイクで発生するサドルとタイヤの接触。これを防止するために設けられた後端のRが特徴的なサドルが「HIGHTAIL」だ。また、ロードモデルの様に比較的細身かつ薄手としているため、シクロクロスバイクとの相性も良いだろう。

今回紹介するのはカーボンシェル、カーボンレールを採用した軽量モデル。サイズは128×155mmで、重量は157gだ。また、坐骨と接するエリアやノーズのゲルを増量した効率的なパッティングにより快適性を実現している。中央部から後端に掛けては尿道への圧迫を低減する溝を配した。価格は26,000円（税抜）。5月に入荷予定。

WTB HIGHTAIL Carbon
レール：カーボン
サイズ：128×255mm
重　量：157g
価　格：26,000円（税抜）

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WTB SL8 pro

WTB SL8 pro (c)グローブライド
ロードからシクロクロス、MTBクロスカントリーレースまで様々な競技に対応するサドルSL8 pro。ロングノーズ仕様とし座面を広くすることで、着座位置での重心コントロールを細かく行いやすくしていることが特徴だ。

最も圧力がかかる部分にはゲルを増量するDNAパッディングテクノロジーによって、優れた快適性を実現している。サドル中央部に溝を設けることで、長時間ライドでも痛みやしびれの軽減を図った。レールはクロモリ、重量は203g。価格は10,200円（税抜）。

WTB HIGHTAIL Carbon
レール：クロモリ
サイズ：127×263mm
重　量：203g
価　格：10,200円（税抜）