2015/01/03(土) - 09:10
全国の悩めるシクロクロッサーに救いの手を差し伸べるお役立ちコンテンツ「そのウェアの泥汚れ、どうやって落としているんですか」のvol.2をお届け。「洗濯板」という予想の斜め上をいったChainRingの山川惇太郎選手のお話から紹介します。
Vol.1をご覧でない方はこちらのリンクからご確認ください。
山川:そう、洗濯板を使うんです。
CW:ほほう…!
山川:ある程度まで水洗いしたら、頑固にこびりついた汚れにウタマロ石けんをこすりつけて、それから洗濯板でゴリゴリと。洗濯板は100均に売ってるやつです。この組み合わせが最強ですね。高圧洗浄機は必要無いと思います。
CW:オールドスクールですね。
山川:やっぱりジャージが白いので気を遣いますよね。それと、なるべく汚さないようにするのも大事です。試走の時に泥よけをつけたりね。
CW:なるほど。「試走などでなるべく汚さないように気をつけること」。これ以外に気づいていない方が多いのではないでしょうか?大変参考になりますね。ありがとうございました。「山川選手は洗濯板手洗い派」。それと続いてはU23で大活躍中の横山航太選手(シマノレーシング)です。
横山—高圧洗浄機がベストでしょう。それでも落ちない場合はウタマロです。
CW:出ました。ウタマロ。
横山:去年まで所属していた篠ノ井高校のジャージは真っ白で大変でしたね(笑)。でもウタマロだったらだいたい綺麗になります。後は廃油を使った石けんも落ちる気がしますね。若干手が荒れる心配もありますが。
CW:横山選手は「高圧洗浄からのウタマロ手洗い派」でした。お次は今なおトップレーサーとして活躍している信州のレジェンド、小坂正則選手(スワコレーシング)にお話を聞いてみます。
小坂正則ー特に変わったことはしていませんよ(笑)。家の外水道で手洗いです。高圧洗浄機は泥を落とすには良いんですが、ウェアが傷んでしまうので使いません。正直いったん泥シミがついてしまうと厳しいですよね。特に寒いレースではホットオイルも塗ってますから、油と泥が混ざってしまうと…。
CW:光選手と合わせて日本を代表するシクロクロス親子ですが、奥様はさぞかし大変な思いをされているのかと…。
小坂正則:いやいや、それぞれ自分で(笑)。一人の選手として洗濯もキチンとやらないとね。
CW:繰り返しますね。「一人の選手として洗濯までキチンと」。気合の走りが身上の正則選手ですが、泥落としにも気合は必要なのでしょうか。
小坂正則:(笑)。まぁそうですね。泥に対しては思いっきりバーン!といくしかないですよね。思いっきりバーン!!です(笑)。
CW:ありがとうございました。長野のレジェンドかく語りき。「泥はバーン!」です。チャンピオンシステム・ジャパン代表の棈木亮二さんにもお話を聞いてみます。ウェアのプロフェッショナルだけにノウハウがありそうです。
棈木さんー泥汚れは私も苦労してますよ。奥さんは洗ってくれませんし....(笑)。でも一番効くのが、襟袖汚れ用の塗り付ける洗剤だと思いますね。ウチ(Champion System)のシクロクロススーツは裏フリースなので暖かいのですが、正直中まで泥が染みちゃうとかなり苦労を要しますよね。
CW:ウェアのプロフェッショナルとして、高圧洗浄機で洗うのは正直どうなんでしょう?
棈木さん:弊社商品の場合、色落ちに関しては高圧洗浄でも全く問題ありません。生地や縫製はずっと噴射を当て続けると多からずともダメージは否定できません。でも破れ・ほつれにも強い素材を使っていますから、普通に洗濯をするのとそこまでの差は生まれないはずですよ。
CW:棈木さん、ありがとうございました。さて、L1レースを2位で終え、見事復活を果たした豊岡英子(パナソニックレディース)選手にも話を聞いてみましょう。
豊岡ー私はウェアもシューズも高圧洗浄機派ですよ!家に帰ったらホルメンコールの「テキスタイルウォッシュ」を使って浸け置きです。ウェアじゃないですが、シューズはクリートのネジ穴から結構泥が入り込むので、面倒でも全部クリートを外しますね。コツっていうか、少しでも軽くしたいじゃないですか(笑)。
CW:「シューズはクリートまで外して泥を落とす」。勝負に懸ける意識の高さが凄い。大変参考になりますね。その豊岡選手と熱い勝負を繰り広げた全日本女子チャンピオン、宮内佐季子選手(Team CHAINRING)にも話を聞いてみましょう。宮内さん、全日本チャンピオンジャージの泥はどうやって落としているんですか?
宮内:チャンピオンジャージは白いから大変ですよ!まず玄関先でホースを使ってビャーッと洗って、お風呂に入る時に一緒に手洗いしてます(笑)。コツはうどんみたいに足で踏みまくること。これ結構落ちるんです。高圧洗浄機ですか?それは使いませんねぇ。ウェアがかわいそうじゃないですか(笑)。誰か洗濯役を代わって欲しいもんです(笑)。
CW:全日本女子チャンピオンは「お風呂で足踏み洗い派」でした。ありがとうございます。次も全日本チャンピオン、竹之内悠(ベランクラシック・ドルチーニ)選手です。レースを終えたばかりですが、インタビューに応えてくれました。さて、どのように泥を…
竹之内—こんな泥レースの後はウェアを見て「こんなゴミみたいなのはよ捨てたいわ…誰が洗うねん…」って心の中でつぶやくんですが、そうもいきません(笑)。ヨーロッパではレース後すぐにメカニックに渡して高圧洗浄機にかけてもらうんですね。それから自宅で手洗いして、洗濯機に突っ込むんです。
CW:お気に入りの洗剤は何かあったりするのでしょうか。
竹之内:カルフールブランドのオリーブの香りの洗剤をずっと使ってますね。
CW:なるほど!落ちるんですか?
竹之内:安いからです(爆)。
さて、最後は両日ともに泥試合を制したU23イタリアチャンピオンの登場。ジョエーレ・ベルトリーニ(イタリア、セライタリア・グエルチョッティ)選手に聞いてみます。サイクルクリエーションの石黒誠司さん、通訳をお願いします。
ベルトリーニ:○×△□mamma○×△□.
CW:???
石黒さん:全部お母さんがやってくれるから洗濯については何も知らない、と言っています。
CW:マジすか。
ベルトリーニ:○×△□amore○×△□.
石黒さん:お母さんの愛だそうです。
CW:さすがは愛と情熱の国イタリア。愛は泥を落とす。
text:So.Isobe
Vol.1をご覧でない方はこちらのリンクからご確認ください。
山川:そう、洗濯板を使うんです。
CW:ほほう…!
山川:ある程度まで水洗いしたら、頑固にこびりついた汚れにウタマロ石けんをこすりつけて、それから洗濯板でゴリゴリと。洗濯板は100均に売ってるやつです。この組み合わせが最強ですね。高圧洗浄機は必要無いと思います。
CW:オールドスクールですね。
山川:やっぱりジャージが白いので気を遣いますよね。それと、なるべく汚さないようにするのも大事です。試走の時に泥よけをつけたりね。
CW:なるほど。「試走などでなるべく汚さないように気をつけること」。これ以外に気づいていない方が多いのではないでしょうか?大変参考になりますね。ありがとうございました。「山川選手は洗濯板手洗い派」。それと続いてはU23で大活躍中の横山航太選手(シマノレーシング)です。
横山—高圧洗浄機がベストでしょう。それでも落ちない場合はウタマロです。
CW:出ました。ウタマロ。
横山:去年まで所属していた篠ノ井高校のジャージは真っ白で大変でしたね(笑)。でもウタマロだったらだいたい綺麗になります。後は廃油を使った石けんも落ちる気がしますね。若干手が荒れる心配もありますが。
CW:横山選手は「高圧洗浄からのウタマロ手洗い派」でした。お次は今なおトップレーサーとして活躍している信州のレジェンド、小坂正則選手(スワコレーシング)にお話を聞いてみます。
小坂正則ー特に変わったことはしていませんよ(笑)。家の外水道で手洗いです。高圧洗浄機は泥を落とすには良いんですが、ウェアが傷んでしまうので使いません。正直いったん泥シミがついてしまうと厳しいですよね。特に寒いレースではホットオイルも塗ってますから、油と泥が混ざってしまうと…。
CW:光選手と合わせて日本を代表するシクロクロス親子ですが、奥様はさぞかし大変な思いをされているのかと…。
小坂正則:いやいや、それぞれ自分で(笑)。一人の選手として洗濯もキチンとやらないとね。
CW:繰り返しますね。「一人の選手として洗濯までキチンと」。気合の走りが身上の正則選手ですが、泥落としにも気合は必要なのでしょうか。
小坂正則:(笑)。まぁそうですね。泥に対しては思いっきりバーン!といくしかないですよね。思いっきりバーン!!です(笑)。
CW:ありがとうございました。長野のレジェンドかく語りき。「泥はバーン!」です。チャンピオンシステム・ジャパン代表の棈木亮二さんにもお話を聞いてみます。ウェアのプロフェッショナルだけにノウハウがありそうです。
棈木さんー泥汚れは私も苦労してますよ。奥さんは洗ってくれませんし....(笑)。でも一番効くのが、襟袖汚れ用の塗り付ける洗剤だと思いますね。ウチ(Champion System)のシクロクロススーツは裏フリースなので暖かいのですが、正直中まで泥が染みちゃうとかなり苦労を要しますよね。
CW:ウェアのプロフェッショナルとして、高圧洗浄機で洗うのは正直どうなんでしょう?
棈木さん:弊社商品の場合、色落ちに関しては高圧洗浄でも全く問題ありません。生地や縫製はずっと噴射を当て続けると多からずともダメージは否定できません。でも破れ・ほつれにも強い素材を使っていますから、普通に洗濯をするのとそこまでの差は生まれないはずですよ。
CW:棈木さん、ありがとうございました。さて、L1レースを2位で終え、見事復活を果たした豊岡英子(パナソニックレディース)選手にも話を聞いてみましょう。
豊岡ー私はウェアもシューズも高圧洗浄機派ですよ!家に帰ったらホルメンコールの「テキスタイルウォッシュ」を使って浸け置きです。ウェアじゃないですが、シューズはクリートのネジ穴から結構泥が入り込むので、面倒でも全部クリートを外しますね。コツっていうか、少しでも軽くしたいじゃないですか(笑)。
CW:「シューズはクリートまで外して泥を落とす」。勝負に懸ける意識の高さが凄い。大変参考になりますね。その豊岡選手と熱い勝負を繰り広げた全日本女子チャンピオン、宮内佐季子選手(Team CHAINRING)にも話を聞いてみましょう。宮内さん、全日本チャンピオンジャージの泥はどうやって落としているんですか?
宮内:チャンピオンジャージは白いから大変ですよ!まず玄関先でホースを使ってビャーッと洗って、お風呂に入る時に一緒に手洗いしてます(笑)。コツはうどんみたいに足で踏みまくること。これ結構落ちるんです。高圧洗浄機ですか?それは使いませんねぇ。ウェアがかわいそうじゃないですか(笑)。誰か洗濯役を代わって欲しいもんです(笑)。
CW:全日本女子チャンピオンは「お風呂で足踏み洗い派」でした。ありがとうございます。次も全日本チャンピオン、竹之内悠(ベランクラシック・ドルチーニ)選手です。レースを終えたばかりですが、インタビューに応えてくれました。さて、どのように泥を…
竹之内—こんな泥レースの後はウェアを見て「こんなゴミみたいなのはよ捨てたいわ…誰が洗うねん…」って心の中でつぶやくんですが、そうもいきません(笑)。ヨーロッパではレース後すぐにメカニックに渡して高圧洗浄機にかけてもらうんですね。それから自宅で手洗いして、洗濯機に突っ込むんです。
CW:お気に入りの洗剤は何かあったりするのでしょうか。
竹之内:カルフールブランドのオリーブの香りの洗剤をずっと使ってますね。
CW:なるほど!落ちるんですか?
竹之内:安いからです(爆)。
さて、最後は両日ともに泥試合を制したU23イタリアチャンピオンの登場。ジョエーレ・ベルトリーニ(イタリア、セライタリア・グエルチョッティ)選手に聞いてみます。サイクルクリエーションの石黒誠司さん、通訳をお願いします。
ベルトリーニ:○×△□mamma○×△□.
CW:???
石黒さん:全部お母さんがやってくれるから洗濯については何も知らない、と言っています。
CW:マジすか。
ベルトリーニ:○×△□amore○×△□.
石黒さん:お母さんの愛だそうです。
CW:さすがは愛と情熱の国イタリア。愛は泥を落とす。
text:So.Isobe
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