2014/04/21(月) - 08:55
3月30日(日)に開催された「オランダ〜ベルギー・フランダース in東京散走」。イベントレポートに続き、今回はサイクルウェアブランド「KAPELMUUR(カペルミュール)」をプロデュースするウエイブワン草野英一さんの参加手記をお届けします。
「オランダ〜ベルギー・フランダース in東京散走」はベルギー・フランダース政府観光局とオランダ政府観光局ならびにKLMオランダ航空の主催によるサイクリングイベント。2つの自転車大国が運営に関わり、普段は滅多に入ることのできない大使館が会場とあって、エントリーは200名以上を数え、大会当日は雨のなか193名が参加した。
内容は「ベルギー王国大使館」から皇居内堀通りを時計周りに半周して「オランダ王国大使館」に至る11kmの道のりを、のんびりとサイクリングするというもの。道中ではベルギーの国立銀行を模範に設計されたという「日本銀行」やアムステルダム中央駅をイメージして作られたという「東京駅」などベルギー及びオランダの両国に縁のあるスポットが組み込まれた。
サイクリングの前後には両国の文化を体感してもらおうと、様々な催しが行なわれた。例えばベルギー大使館ではブリュッセルワッフルが、オランダ大使館では「ヒュッツポット」という伝統料理が振る舞われ、ベルギーで1番人気の自転車選手トム・ボーネンの顔抜きパネルが用意されるなど、両国に根付く自転車文化の片鱗を味わうことができたのであった。
今回手記を寄せてくれたウエイブワンの草野英一さんは、同社が販売する「KAPELMUUR(カペルミュール)」(=ベルギー一番の人気レース、ロンド・ファン・フラーンデレンに登場した勝負どころから名付けられたアパレルブランド)にちなんで参加したそう。
この日の草野さんはフランドル地方の旗に描かれたライオンをあしらった「半袖レトロジャージ・ブラック」をメインとした街乗りスタイル。愛車はケルビムのランドナーとゆったりサイクリングするにはぴったりな装いでした。
3月に都内で開催されたサイクリングイベント「オランダ~ベルギー・フランダースin東京散走」に参加してきました。イベントは、ともにサイクリストの天国、オランダとベルギー・フランダース(フランドル)地方にちなみ都内の両国大使館をスタート、ゴールとした両国に縁のある場所をめぐるサイクリングです。
私が勤めている会社、ウエイブワンでは、ベルギー・フランダース地方で開催されているクラシックレース「ロンド・ファン・フラーンデレン」にかつて登場していた石畳の急坂の名前「KAPELMUUR/カペルミュール」をブランドネームに採用したサイクルウエアを販売しています。そのため、ベルギー・フランダース政府観光局の方へのご挨拶も兼ねて参加してみました。
今回は、普段買い物などで家の周辺しか自転車で走らない妻も珍しく参加。普段はなかなか入れないオランダ、ベルギーの両大使館に入れるというのがその理由です(笑)。理由はともかく、妻と一緒に都内をポタリングできる良い機会でした。
まずはスタート地点のベルギー大使館で受付を済ませ、早速ベルギー・フランダース政府観光局の方にご挨拶、本日最初の目的はクリアできました。受付では、今回の参加賞として黒地にオランダ、ベルギー、そして自転車のイラストが配されたウエストバッグとサイクルキャップ、サドルカバーのセットと今回のサイクリングのコースをプリントしたコースマップを受け取ります。
ちなみにスタート前、ベルギー大使館内で振る舞われた本場のワッフルとコーヒー、ホットチョコレートがとにかく絶品! 今まで食べたワッフルの中で文句無しにナンバーワンで、次回これだけを目的に参加してもおかしくない程ですよ(笑)。
さて、一通り参加者の方の受付が終わったところでベルギー大使からご挨拶。参加者全員で記念撮影をしてから、5~6人ほどの小グループに分かれスタートしていきます。
今回は走行距離が11kmほどだったため、誰でも走り易く、ベルギーやオランダの大使や両国関係者も数多く参加していました。自転車は実用車からクロスバイク、小径車、ロードやランドナー、リカンベントや電動アシストサイクルまで実に様々で、初心者でも参加しやすい雰囲気。私は普段ホビーレースで使うロードバイクではなく、クロモリフレームのランドナーで。妻ののんびりペースに合わせるためのチョイスです。
コースはまずベルギー大使館から千鳥ヶ淵に向かって直進。ちょうど満開の桜が見事でしたが、少し雨が強くなってきたので立ち止まらずに通過。雨に濡れて身体が冷えてしまうのを防ぐために、ちょっと先を急ぐことにしました。
千鳥ヶ淵の次に科学技術館の前でオランダを代表するエアライナー「KLM航空」のキャビンアテンダントの方(ここはポイント高いですね)にスタンプを押してもらい、再スタート。内堀通りに出てから和田倉門で左折、東京駅を正面に望んでから再び左に曲がり、今度は日本橋方面を目指します。
三越の手前にも少しだけ桜並木があったのですが、ここも駆け足で移動。その後、中央通りにで出てから銀座〜新橋〜浜松町へと走り、御成門、神谷町を経て飯倉で東京タワーのすぐ下を通過しゴールのオランダ大使館に到着!電車や車だと結構苦労しますすが、やはり自転車だと都会も苦になりません。全ての場所は意外にも隣り合っていて、都内サイクリングもなかなか楽しいものですね。
ゴール地点のオランダ大使館では、オランダの家庭料理「ヒュッツポット」とワッフル生地の間にキャラメルシロップが挟まった「ストロープワッフル」、そして暖かいコーヒーが、雨中サイクリングをしてきた私たちを出迎えてくれました。ヒュッツポットは身体に優しい味わいで、特に運動したあとにはとても美味しい料理でした。
今回久しぶりに都内を自転車で走りましたが、改めて自転車の機動力や、自転車の速度でしか気づく事のできない発見が多くありました。でも一方で、相変わらず都内は自動車優先、内堀通りや中央通りなどではクルマがすぐ横をすり抜けたり、観光バスにクラクションを鳴らされたりも...。
私は今月20日に開催される都内を走るサイクルイベント「バイシクルライド2014イン東京」にボランティアとして参加します。「この辺りに注意しながら誘導を行いたいな」という発見にも繋がりました。
今回のイベントを通して、自転車先進国であるオランダ、ベルギーでの、自転車を取り巻く交通事情への興味を抱いたのでした。
ところで私、まだKAPELMUURのふるさとのフランダース地方を訪れたことはありません(笑)。今回の参加で、ますます彼の地への憧れが大きく膨らんでしまいました。「社長、ぜひ私を出張でベルギー・フランダース地方へ連れてって〜(笑)」。
text:草野英一/Eiichi.Kusano(ウエイブワン/WAVE-ONE)
photo:CW編集部
フォトギャラリー(CW FaceBook)
「オランダ〜ベルギー・フランダース in東京散走」はベルギー・フランダース政府観光局とオランダ政府観光局ならびにKLMオランダ航空の主催によるサイクリングイベント。2つの自転車大国が運営に関わり、普段は滅多に入ることのできない大使館が会場とあって、エントリーは200名以上を数え、大会当日は雨のなか193名が参加した。
内容は「ベルギー王国大使館」から皇居内堀通りを時計周りに半周して「オランダ王国大使館」に至る11kmの道のりを、のんびりとサイクリングするというもの。道中ではベルギーの国立銀行を模範に設計されたという「日本銀行」やアムステルダム中央駅をイメージして作られたという「東京駅」などベルギー及びオランダの両国に縁のあるスポットが組み込まれた。
サイクリングの前後には両国の文化を体感してもらおうと、様々な催しが行なわれた。例えばベルギー大使館ではブリュッセルワッフルが、オランダ大使館では「ヒュッツポット」という伝統料理が振る舞われ、ベルギーで1番人気の自転車選手トム・ボーネンの顔抜きパネルが用意されるなど、両国に根付く自転車文化の片鱗を味わうことができたのであった。
今回手記を寄せてくれたウエイブワンの草野英一さんは、同社が販売する「KAPELMUUR(カペルミュール)」(=ベルギー一番の人気レース、ロンド・ファン・フラーンデレンに登場した勝負どころから名付けられたアパレルブランド)にちなんで参加したそう。
この日の草野さんはフランドル地方の旗に描かれたライオンをあしらった「半袖レトロジャージ・ブラック」をメインとした街乗りスタイル。愛車はケルビムのランドナーとゆったりサイクリングするにはぴったりな装いでした。
3月に都内で開催されたサイクリングイベント「オランダ~ベルギー・フランダースin東京散走」に参加してきました。イベントは、ともにサイクリストの天国、オランダとベルギー・フランダース(フランドル)地方にちなみ都内の両国大使館をスタート、ゴールとした両国に縁のある場所をめぐるサイクリングです。
私が勤めている会社、ウエイブワンでは、ベルギー・フランダース地方で開催されているクラシックレース「ロンド・ファン・フラーンデレン」にかつて登場していた石畳の急坂の名前「KAPELMUUR/カペルミュール」をブランドネームに採用したサイクルウエアを販売しています。そのため、ベルギー・フランダース政府観光局の方へのご挨拶も兼ねて参加してみました。
今回は、普段買い物などで家の周辺しか自転車で走らない妻も珍しく参加。普段はなかなか入れないオランダ、ベルギーの両大使館に入れるというのがその理由です(笑)。理由はともかく、妻と一緒に都内をポタリングできる良い機会でした。
まずはスタート地点のベルギー大使館で受付を済ませ、早速ベルギー・フランダース政府観光局の方にご挨拶、本日最初の目的はクリアできました。受付では、今回の参加賞として黒地にオランダ、ベルギー、そして自転車のイラストが配されたウエストバッグとサイクルキャップ、サドルカバーのセットと今回のサイクリングのコースをプリントしたコースマップを受け取ります。
ちなみにスタート前、ベルギー大使館内で振る舞われた本場のワッフルとコーヒー、ホットチョコレートがとにかく絶品! 今まで食べたワッフルの中で文句無しにナンバーワンで、次回これだけを目的に参加してもおかしくない程ですよ(笑)。
さて、一通り参加者の方の受付が終わったところでベルギー大使からご挨拶。参加者全員で記念撮影をしてから、5~6人ほどの小グループに分かれスタートしていきます。
今回は走行距離が11kmほどだったため、誰でも走り易く、ベルギーやオランダの大使や両国関係者も数多く参加していました。自転車は実用車からクロスバイク、小径車、ロードやランドナー、リカンベントや電動アシストサイクルまで実に様々で、初心者でも参加しやすい雰囲気。私は普段ホビーレースで使うロードバイクではなく、クロモリフレームのランドナーで。妻ののんびりペースに合わせるためのチョイスです。
コースはまずベルギー大使館から千鳥ヶ淵に向かって直進。ちょうど満開の桜が見事でしたが、少し雨が強くなってきたので立ち止まらずに通過。雨に濡れて身体が冷えてしまうのを防ぐために、ちょっと先を急ぐことにしました。
千鳥ヶ淵の次に科学技術館の前でオランダを代表するエアライナー「KLM航空」のキャビンアテンダントの方(ここはポイント高いですね)にスタンプを押してもらい、再スタート。内堀通りに出てから和田倉門で左折、東京駅を正面に望んでから再び左に曲がり、今度は日本橋方面を目指します。
三越の手前にも少しだけ桜並木があったのですが、ここも駆け足で移動。その後、中央通りにで出てから銀座〜新橋〜浜松町へと走り、御成門、神谷町を経て飯倉で東京タワーのすぐ下を通過しゴールのオランダ大使館に到着!電車や車だと結構苦労しますすが、やはり自転車だと都会も苦になりません。全ての場所は意外にも隣り合っていて、都内サイクリングもなかなか楽しいものですね。
ゴール地点のオランダ大使館では、オランダの家庭料理「ヒュッツポット」とワッフル生地の間にキャラメルシロップが挟まった「ストロープワッフル」、そして暖かいコーヒーが、雨中サイクリングをしてきた私たちを出迎えてくれました。ヒュッツポットは身体に優しい味わいで、特に運動したあとにはとても美味しい料理でした。
今回久しぶりに都内を自転車で走りましたが、改めて自転車の機動力や、自転車の速度でしか気づく事のできない発見が多くありました。でも一方で、相変わらず都内は自動車優先、内堀通りや中央通りなどではクルマがすぐ横をすり抜けたり、観光バスにクラクションを鳴らされたりも...。
私は今月20日に開催される都内を走るサイクルイベント「バイシクルライド2014イン東京」にボランティアとして参加します。「この辺りに注意しながら誘導を行いたいな」という発見にも繋がりました。
今回のイベントを通して、自転車先進国であるオランダ、ベルギーでの、自転車を取り巻く交通事情への興味を抱いたのでした。
ところで私、まだKAPELMUURのふるさとのフランダース地方を訪れたことはありません(笑)。今回の参加で、ますます彼の地への憧れが大きく膨らんでしまいました。「社長、ぜひ私を出張でベルギー・フランダース地方へ連れてって〜(笑)」。
text:草野英一/Eiichi.Kusano(ウエイブワン/WAVE-ONE)
photo:CW編集部
フォトギャラリー(CW FaceBook)
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