2024/03/14(木) - 09:45
ツール・ド・台湾の最難関ステージでアタック頻発。イスラエル・プレミアテックの失速によって総合成績がシャッフルされ、総合首位浮上を狙った小石祐馬(JCLチーム右京)は2位キープとなった。
ツール・ド・台湾(UCI2.1)第4ステージの舞台は、台湾最大の湖「日月潭」にフィニッシュするクイーンステージ。レース終盤に7kmほどの山岳ポイントが用意されるが、頂上からフィニッシュまで20kmほどが残されているため20〜30名ほどのスプリントになることも多いお馴染みのレイアウトだ。
前日に続いて長期化したアタック合戦の末に逃げたのは、ポイント賞リーダーのマッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京)を含む5名。総合首位メイソン・ホリーマン(イギリス)を擁するイスラエル・プレミアテックはメンバー総出でプロトンを率いた状態で後半の勝負所へ。するとイスラエルの牙城を崩すべく、各チームによるアタックが始まった。
活性化するメイン集団からは昨年までヴィクトワール広島に在籍したカーター・ベトルス(オーストラリア、ローヤイインシュランス)のアタックによって集団が絞られ、さらに総合3位イバン・コーボ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)が総合逆転を狙って単独アタック。激しい攻防戦の中で首位ホリーマンが遅れ、総合逆転を狙うクライマーたちが色めきたった。
コーボは残り10km地点で引き戻され、続くベトルスのアタックには総合2位小石祐馬(JCLチーム右京)がジョイン。逆転を懸けて全力で牽引した小石だったものの、フィニッシュ手前100mで惜しくも吸収されてしまう。そのままなだれ込んだ登りフィニッシュで先着したのはベトルスだった。
ベトルスがステージ優勝を挙げ、コーボが首位浮上を達成。リーダーを失ったイスラエル・プレミアテックは総合6位ジョセフ・ブラックモア(イギリス)のステージ優勝とボーナスタイムで首位キープを狙ったものの、ブラックモアはスプリントで3位に沈み総合4位浮上がやっと。小石は総合首位逆転こそ叶わなかったものの、積極的な攻めの姿勢で総合2位をキープしている。
小石は「今日はマルチェッリが逃げてくれたおかげで自分も脚を貯めれたし、自分を最後まで助けてくれたネイサンの体力も温存できた 最後のトライは勝つために必要だったが、うまく行かなかった。1秒離れたかぐらいが、3秒とリザルトでなっていて悔しいが、仕方ない。明日挽回できるように頑張ります」とチームレポートにてコメントしている。
翌最終ステージはレース中盤に3箇所の山岳ポイントを越え、後半の平坦区間にスプリントポイントが2箇所用意されている。総合首位コーボと小石の差はたったの2秒、総合5位までが10秒以内にひしめく接戦状態で迎えるため、各中間ポイントでのボーナスタイム争いが激化するはずだ。
ツール・ド・台湾(UCI2.1)第4ステージの舞台は、台湾最大の湖「日月潭」にフィニッシュするクイーンステージ。レース終盤に7kmほどの山岳ポイントが用意されるが、頂上からフィニッシュまで20kmほどが残されているため20〜30名ほどのスプリントになることも多いお馴染みのレイアウトだ。
前日に続いて長期化したアタック合戦の末に逃げたのは、ポイント賞リーダーのマッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京)を含む5名。総合首位メイソン・ホリーマン(イギリス)を擁するイスラエル・プレミアテックはメンバー総出でプロトンを率いた状態で後半の勝負所へ。するとイスラエルの牙城を崩すべく、各チームによるアタックが始まった。
活性化するメイン集団からは昨年までヴィクトワール広島に在籍したカーター・ベトルス(オーストラリア、ローヤイインシュランス)のアタックによって集団が絞られ、さらに総合3位イバン・コーボ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)が総合逆転を狙って単独アタック。激しい攻防戦の中で首位ホリーマンが遅れ、総合逆転を狙うクライマーたちが色めきたった。
コーボは残り10km地点で引き戻され、続くベトルスのアタックには総合2位小石祐馬(JCLチーム右京)がジョイン。逆転を懸けて全力で牽引した小石だったものの、フィニッシュ手前100mで惜しくも吸収されてしまう。そのままなだれ込んだ登りフィニッシュで先着したのはベトルスだった。
ベトルスがステージ優勝を挙げ、コーボが首位浮上を達成。リーダーを失ったイスラエル・プレミアテックは総合6位ジョセフ・ブラックモア(イギリス)のステージ優勝とボーナスタイムで首位キープを狙ったものの、ブラックモアはスプリントで3位に沈み総合4位浮上がやっと。小石は総合首位逆転こそ叶わなかったものの、積極的な攻めの姿勢で総合2位をキープしている。
小石は「今日はマルチェッリが逃げてくれたおかげで自分も脚を貯めれたし、自分を最後まで助けてくれたネイサンの体力も温存できた 最後のトライは勝つために必要だったが、うまく行かなかった。1秒離れたかぐらいが、3秒とリザルトでなっていて悔しいが、仕方ない。明日挽回できるように頑張ります」とチームレポートにてコメントしている。
翌最終ステージはレース中盤に3箇所の山岳ポイントを越え、後半の平坦区間にスプリントポイントが2箇所用意されている。総合首位コーボと小石の差はたったの2秒、総合5位までが10秒以内にひしめく接戦状態で迎えるため、各中間ポイントでのボーナスタイム争いが激化するはずだ。
ツール・ド・台湾2024第4ステージ
1位 | カーター・ベトルス(オーストラリア、ローヤイインシュランス) | 3:55:39 |
2位 | ヴァレンティン・ダーベライ(スイス、チームコラテック・ヴィーニファンティーニ) | |
3位 | ジョセフ・ブラックモア(イギリス、イスラエル・プレミアテック) | |
4位 | アーロン・ゲイト(ニュージーランド、ブルゴスBH) | |
5位 | イバン・コーボ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) |
個人総合成績
1位 | イバン・コーボ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | 11:54:41 | |
2位 | 小石祐馬(JCLチーム右京) | +0:02 | |
3位 | カーター・ベトルス(オーストラリア、ローヤイインシュランス) | ||
4位 | ジョセフ・ブラックモア(イギリス、イスラエル・プレミアテック) | +0:05 | |
5位 | アーロン・ゲイト(ニュージーランド、ブルゴスBH) | +0:10 |
text:So Isobe
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