日本代表が参加するバレンシア第3ステージ、ゴール前の激坂で先行するフランシスコ・ガルシア(スペイン、GSPORT-VALENCIA ESPORTS)を追い上げた岡篤志(日本U23/宇都宮ブリッツェン)が今大会2度目の2位に。横山航太(日本U23/シマノレーシング)、石上優大(日本U23/AVCAIX)が上位に入ったことで、日本代表チームは第1ステージに続くチーム賞を獲得、雨澤毅明(日本U23/宇都宮ブリッツェン)は山岳賞を確定し、渡邊歩(日本U23/EQADS/LA BANDE)がスプリント賞を堅持した。
リザルトを確認しながら注意するべき選手をチェックする日本代表チーム photo: JCF
ナクエラのスタート地点に集結する参加チーム photo: JCF
スプリント賞トップを守る渡邊歩(日本U23/EQADS/LA BANDE)がスタートライン最前列に並ぶ photo: JCF
ナクエラのアップダウンが続く約24kmのコースを5周し119.5kmとなるこのステージは、全体としては比較的走りやすいプロフィール。しかしゴール手前320m程にある最終コーナー付近からゴールに至るまで厳しい登坂が控えており、脚を試されるとともに、ここで仕掛けが遅れると後ろに取り残されることとなり、一気に勝負が決まる。
その最後の上りで1人飛び出したフランシスコ・ガルシアがそのまま先頭でゴールラインを駆け抜け、15番手から追い上げた岡篤志が2位に。第1ステージでは新城雄大(日本U23/ブリヂストンアンカー)をアシストしながら2位に入った岡だが、今回はライバルの攻撃に遅れを取り、悔しい敗戦となった。総合はアレクサンドル・グリゴロフ(ロシア、MUTUA LEVANTE-GINESTAR)が守り、翌日の最終日を迎える。
2位に入った岡篤志(日本U23/宇都宮ブリッツェン)、5位横山航太の姿も後ろに見える(日本U23/シマノレーシング) photo: Federación de Ciclismo de la Comunidad Valenciana
得意とする登りゴールのステージで5位に入った横山航太がゴール後に興奮の表情を見せる photo: JCF
2位を悔しがる岡篤志の表情も暗くはない photo: JCF
浅田顕監督のコメント
第3ステージは標高差のある大きな周回を5周する準山岳ステージ。下りは道幅が広く登りは勾配が緩いため流れるようにレースは進む。展開は序盤から山岳賞雨澤を含む逃げグループが展開するが、集団もスピードを緩めずハイペースで進む。後半に逃げは吸収されレースは長く伸びた大きな集団のまま進み、周回を外れる引き込み線のような20%を超える急勾配ゴールへ差し掛かる。日本チームは岡、横山、石上と好位置で登りスプリントの入り口に入り、2位、5位、11位と上位でゴールし第1ステージに続くチーム賞を獲得した。
前半から積極的に動いた雨澤は今日で山岳賞を決め、今日も守った渡邊のスプリント賞は明日の最終ステージで決着がつく。今日ステージ2位でゴールした岡は個人総合ポイント賞でも個人総合リーダーに次ぐ2位に浮上し、明日の順位次第ではポイントリーダーの可能性も出てきた。明日はフラットでテクニカルな最終ステージ。逃げでもゴールスプリントでも持ち味を生かしステージ上位を狙う。
ステージ優勝のフランシスコ・ガルシア(スペイン、GSPORT-VALENCIA ESPORTS) photo: Federación de Ciclismo de la Comunidad Valenciana
ステージチーム賞の表彰を待つ石上、渡邊ら日本代表チームのメンバー photo: JCF
ステージチーム賞を獲得し、ポディウムに立つ日本代表チーム photo: JCF
スプリント賞をキープし、ミスナクエラに祝福される渡邊歩(日本U23/EQADS/LA BANDE) photo: JCF
積極的な攻めの走りで山岳賞を確定させた雨澤毅明(日本U23/宇都宮ブリッツェン) photo: JCF



ナクエラのアップダウンが続く約24kmのコースを5周し119.5kmとなるこのステージは、全体としては比較的走りやすいプロフィール。しかしゴール手前320m程にある最終コーナー付近からゴールに至るまで厳しい登坂が控えており、脚を試されるとともに、ここで仕掛けが遅れると後ろに取り残されることとなり、一気に勝負が決まる。
その最後の上りで1人飛び出したフランシスコ・ガルシアがそのまま先頭でゴールラインを駆け抜け、15番手から追い上げた岡篤志が2位に。第1ステージでは新城雄大(日本U23/ブリヂストンアンカー)をアシストしながら2位に入った岡だが、今回はライバルの攻撃に遅れを取り、悔しい敗戦となった。総合はアレクサンドル・グリゴロフ(ロシア、MUTUA LEVANTE-GINESTAR)が守り、翌日の最終日を迎える。



浅田顕監督のコメント
第3ステージは標高差のある大きな周回を5周する準山岳ステージ。下りは道幅が広く登りは勾配が緩いため流れるようにレースは進む。展開は序盤から山岳賞雨澤を含む逃げグループが展開するが、集団もスピードを緩めずハイペースで進む。後半に逃げは吸収されレースは長く伸びた大きな集団のまま進み、周回を外れる引き込み線のような20%を超える急勾配ゴールへ差し掛かる。日本チームは岡、横山、石上と好位置で登りスプリントの入り口に入り、2位、5位、11位と上位でゴールし第1ステージに続くチーム賞を獲得した。
前半から積極的に動いた雨澤は今日で山岳賞を決め、今日も守った渡邊のスプリント賞は明日の最終ステージで決着がつく。今日ステージ2位でゴールした岡は個人総合ポイント賞でも個人総合リーダーに次ぐ2位に浮上し、明日の順位次第ではポイントリーダーの可能性も出てきた。明日はフラットでテクニカルな最終ステージ。逃げでもゴールスプリントでも持ち味を生かしステージ上位を狙う。





第3ステージ結果
1位 | フランシスコ・ガルシア(スペイン、GSPORT-VALENCIA ESPORTS) | 2h37m15s |
2位 | 岡篤志(日本U23/宇都宮ブリッツェン) | +2s |
3位 | ヨラン・シルべストル(フランス) | |
5位 | 横山航太(日本U23/シマノレーシング) | |
11位 | 石上優大(日本U23/AVCAIX) | |
44位 | 雨澤毅明(日本U23/宇都宮ブリッツェン) | +25s |
45位 | 新城雄大(日本U23/ブリヂストンアンカー) | |
59位 | 小野寺玲(日本U23/宇都宮ブリッツェン) | +41s |
82位 | 渡邉歩(日本U23/EQADS/LA BANDE) | +1m59s |
個人総合成績
1位 | アレクサンドル・グリゴロフ(ロシア、MUTUA LEVANTE-GINESTAR) | 6h32m17s |
8位 | 雨澤毅明(日本U23/宇都宮ブリッツェン) | +30s |
18位 | 石上優大(日本U23/AVCAIX) | +2m15s |
25位 | 新城雄大(日本U23/ブリヂストンアンカー) | +2m49s |
個人総合山岳賞
雨澤毅明(日本U23/宇都宮ブリッツェン) |
個人総合スプリント賞
渡邉歩(日本U23/EQADS/LA BANDE) |
ステージチーム賞
日本U23 |
総合スプリント賞=中間スプリントポイントの積算
総合ポイント賞=ゴールポイントの積算
Report: JCF/浅田顕
text: Yuichiro Hosoda
総合ポイント賞=ゴールポイントの積算
Report: JCF/浅田顕
text: Yuichiro Hosoda
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